シラバス情報

授業科目名
病院・薬局事前学習
学年
4年
単位数
5.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
佐々木 英久、長谷川 哲也、神谷 貞浩、北村 昭夫、松本 かおり、押坂 勇志、溝口 優、亀井 智代、大原 厚祐、武田 未佳、吉久保 匡甫、齋藤 カルメン、小林 江梨子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
【必修科目】
病院・薬局事前実習では、『卒業後、医療、健康保険事業に参画できるようになるために、病院実務実習・薬局実務実習に先立って、大学内で調剤および製剤、服薬指導などの薬剤師職務に必要な基本的知識、技能、態度を修得する』ことを一般目標(GIO)としている。実務実習モデル・コアカリキュラムの実務実習事前学習に定められた到達目標(SBOs)と本学独自のSBOsを授業ごとに設定し、学習内容により講義・演習(SGD含む)・実習を行う。
キーワード;病院実務実習、薬局実務実習、事前学習、OSCE
【主な学習方法】講義・演習・実習・SGDを組み合わせて実施する。
【関連するDP】1, 2 (PC2015-2021)
【関連するSDGs】3
授業の概要
① 必修科目
② 科目名(英語名):Prior learning for hospital and community pharmacies
③ コアカリキュラム A(1)、B(1)、E1(3)、E2(9)、E3(1)、E4(2)、F(1)(2)(3)(4)(5)、薬学準備教育ガイドライン(3)、薬学準備教育ガイドライン(9)、薬学アドバンスト教育ガイドライン(A1、E4)
④ 講義形態:実習
⑤ 授業の概要:本科目は、初回授業で、"実務実習事前学習の手引き"を配付するので、記載内容を十分に理解してから授業に臨むこと。本科目を学びながら、医療人として相応しい態度も身につけるよう努力すること。
以下は、実施する内容を例示するものである。
おおむね、この予定で進行するが、より具体的な内容は病院・薬局事前学習の最初の時間に行われるオリエンテーションで示される。
SBOsは本学独自に事前学習用に設定したものが含まれている。その場合にはSBOs番号ではなく内容が記載されている。詳細は最初に配布される手引きを参照のこと。

授業計画
4月8日 ガイダンス、薬剤師の役割・日誌確認
担当教員:小林/押坂/松本/神谷/溝口/佐々木/長谷川/北村/亀井/吉久保/齊籐/武田
【SBOs】
事前学習の意義を概説できる
ポートフォリオの重要性を理解できる。
B00501 社会人としての行動規範について説明できる。
F00400 1. 前)医療の担い手が守るべき倫理規範や法令について討議する。(態度)
F00500 2. 前)患者・生活者中心の医療の視点から患者・生活者の個人情報や自己決定権に配慮すべき個々の対応ができる。(態度)
F00600 3. 前)患者・生活者の健康の回復と維持、生活の質の向上に薬剤師が積極的に貢献することの重要性を討議する。(態度)
F01100 1. 前)病院・薬局における薬剤師業務全体の流れを概説できる。
F01200 2. 前)病院・薬局で薬剤師が実践する薬学的管理の重要性について説明できる。
F01300 3. 前)病院薬剤部門を構成する各セクションの業務を列挙し、その内容と関連を概説できる。
F01400 4. 前)病院に所属する医療スタッフの職種名を列挙し、その業務内容を相互に関連づけて説明できる。
【学習方法】講義、演習
[事前・事後学習]
事前に「事前学習」で学ぶ全SBOs(本シラバスへ記載)を確認すること。
事後に春学期の学習目標を設定して日誌に記載する。

4月10日 処方箋の基礎、調剤、処方監査
     散剤・水剤演習
担当教員:神谷、吉久保、小林、松本
処方箋の基礎を学ぶ。
処方箋を監査し、疑義照会等ができる。
【SBOs】
F03400 処方せんを監査し、不適切な処方せんについて、その理由が説明できる。
F03500 処方せん等に基づき疑義照会ができる。(技能・態度)
F04200 主な医薬品の成分(一般名)、商標名、剤形、規格等を列挙できる。
F04400   4. 前)後発医薬品選択の手順を説明できる。
F04800 処方せんに基づき調剤された薬剤の監査ができる。(知識・技能)
F08800 処方から服薬(投薬)までの過程で誤りを生じやすい事例を列挙できる。
【学習方法】 講義、演習
[事前・事後学習]
これまでに経験した薬学計算の問題を復習してくること。
事前に該当SBOsについて、参考書等で調べてくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。内容を復習すること。

4月15日 リスクマネジメント、調剤薬監査、医療従事者への情報提供
担当教員:押坂、亀井
【SBOs】
A01101 臨床現場における参加型実習で発生するトラブル例を列挙し、回避するための具体策を討議する。
F04800 処方せんに基づき調剤された薬剤の監査ができる。(知識・技能)
F08800 処方から服薬(投薬)までの過程で誤りを生じやすい事例を列挙できる。
F08900 特にリスクの高い代表的な医薬品(抗悪性腫瘍薬、糖尿病治療薬、使用制限のある薬等)の特徴と注意点を列挙できる。
F09000 代表的なインシデント(ヒヤリハット)、アクシデント事例を解析し、その原因、リスクを回避するための具体策と発生後の適切な対処法を討議する。(知識・態度)
F09400 医薬品のリスクマネジメントプランを概説できる。
J00100 WHO の患者安全の考え方に基づき、医療提供プロセスや患者環境における潜在的なリスクを見出し、対応策を提案できる。

【学習方法】講義、演習
[事前・事後学習]
リスクマネージメントに関してこれまでに学んだことを復習してくること。
事前に医師への情報提供が必要な状況を想定してくること。
事前に該当SBOsについて、参考書等で調べてくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

4月17日 患者・来局者応対、服薬指導
担当教員:溝口
【SBOs】
F10300 2. 前)患者および種々の情報源(診療録、薬歴・指導記録、看護記録、お薬手帳、持参薬等)から、薬物療法に必要な情報を収集できる。(技能・態度)
F13000 2. 前)代表的な疾患における薬物療法の評価に必要な患者情報収集ができる。(知識・技能)
F06100 妊婦・授乳婦、小児、高齢者などへの応対や服薬指導において、配慮すべき事項を具体的に列挙できる。
F06200 患者・来局者から、必要な情報(症状、心理状態、既往歴、生活習慣、アレルギー歴、薬歴、副作用歴等)を適切な手順で聞き取ることができる。(知識・態度)
F06300 患者・来局者に、主な医薬品の効能・効果、用法・用量、警告・禁忌、副作用、相互作用、保管方法等について適切に説明できる。(技能・態度)【学習方法】 講義、演習
F00400 1. 前)医療の担い手が守るべき倫理規範や法令について討議する。(態度)
F00500 2. 前)患者・生活者中心の医療の視点から患者・生活者の個人情報や自己決定権に配慮すべき個々の対応ができる。(態度)
F00600  3. 前)患者・生活者の健康の回復と維持、生活の質の向上に薬剤師が積極的に貢献することの重要性を討議する。(態度)
F06400 5. 前)代表的な疾患において注意すべき生活指導項目を列挙できる。
F06500 6. 前)患者・来局者に使用上の説明が必要な製剤(眼軟膏、坐剤、吸入剤、自己注射剤等)の取扱い方法を説明できる。(技能・態度)
F06700 8. 前)代表的な疾患の症例についての患者応対の内容を適切に記録できる。(技能)
F10200 基本的な医療用語、略語の意味を説明できる。
F11700 患者のアドヒアランスの評価方法、アドヒアランスが良くない原因とその対処法を説明できる。
F13000 代表的な疾患における薬物療法の評価に必要な患者情報収集ができる。(知識・技能)
F13100 代表的な疾患の症例における薬物治療上の問題点を列挙し、適切な評価と薬学的管理の立案を行い、SOAP 形式等で記録できる。(知識・技能)
F11500 1. 前)代表的な疾患に対して、疾患の重症度等に応じて科学的根拠に基づいた処方設計ができる。
F11600 2. 前)病態(肝・腎障害など)や生理的特性(妊婦・授乳婦、小児、高齢者など)等を考慮し、薬剤の選択や用法・用量設定を立案できる。
【学習方法】講義・演習・実習
事前に該当SBOsについて、参考書等で調べてくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

4月22日 配合変化・粉砕調剤
担当教員:押坂、松本
【SBOs】
F04500:代表的な注射剤・散剤・水剤等の配合変化のある組合せとその理由を説明できる。
【学習方法】 講義、演習
[事前・事後学習]
配合変化、粉砕調剤についてこれまでに学んだことを復習してくること
事前に該当SBOsについて、教科書を読むこと。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

4月24日 処方設計、情報記録、SOAP
担当教員:佐々木
【SBOs】
E22900 医薬品情報にもとづいて、代表的な同種同効薬の有効性や安全性について比較・評価できる。(技能)
E23000 医薬品情報にもとづいて、先発医薬品と後発医薬品の品質、安全性、経済性などについて、比較・評価できる。(技能)
F10900 薬物療法に必要な医薬品情報を収集・整理・加工できる。(知識・技能)
F10300 患者および種々の情報源(診療録、薬歴・指導記録、看護記録、お薬手帳、持参薬等)から、薬物療法に必要な情報を収集できる。(技能・態度)
E13000 患者のアドヒアランスの評価方法、アドヒアランスが良くない原因とその対処法を説明できる。
F11700 代表的な疾患における薬物療法の評価に必要な患者情報収集ができる。(知識・技能)
F13101    3. 前)問題指向型システム(POS)に対応した記録(SOAPなどの形式に沿った記録)ができる。(知識・技能)
【学習方法】講義・演習・実習
これまでに経験した薬学計算の問題を復習してくること。
事前に該当SBOsについて、参考書等で調べてくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

5月1日 在宅医療、医薬品の供給と管理、特別な管理を要する医薬品
担当教員:武田
【SBOs】
F15500 1. 前)在宅医療・介護の目的、仕組み、支援の内容を具体的に説明できる。
F15600 2. 前)在宅医療・介護を受ける患者の特色と背景を説明できる。
F15700 3. 前)在宅医療・介護に関わる薬剤師の役割とその重要性について説明できる。
F01201 未承認医薬品の臨床現場での使用に関する注意点等を概説できる。
【学習方法】講義・演習・実習
これまでに経験した薬学計算の問題を復習してくること。
事前に該当SBOsについて、参考書等で調べてくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

5月8日 学校薬剤師
担当教員:武田、松本、佐々木
【SBOs】
F16100 地域保健における薬剤師の役割と代表的な活動(薬物乱用防止、自殺防止、感染予防、アンチドーピング活動等)について説明できる。
F16200 公衆衛生に求められる具体的な感染防止対策を説明できる。
F16500 1. 前)現在の医療システムの中でのプライマリケア、セルフメディケーションの重要性を討議する。(態度)
F16600 2. 前)代表的な症候(頭痛・腹痛・発熱等)を示す来局者について、適切な情報収集と疾患の推測、適切な対応の選択ができる。(知識・態度)
F16700 3. 前)代表的な症候に対する薬局製剤(漢方製剤含む)、要指導医薬品・一般用医薬品の適切な取り扱いと説明ができる。(技能・態度)
F16800 4. 前)代表的な生活習慣の改善に対するアドバイスができる。(知識・態度)
【学習方法】講義・演習・実習
[事前・事後学習]
関連分野に関してこれまでに学んだことを復習してくること。
事前に該当SBOsについて、参考書等で調べてくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

5月13日 セルフメディケーションの支援
担当教員:武田、吉久保、佐々木
【SBOs】
E17700 5. 以下の疾患・症候に対するセルフメディケーションに用いる要指導医薬品・一般用医薬品等に含まれる成分・作用・副作用を列挙できる。
E17600 要指導医薬品・一般用医薬品の選択、受診勧奨の要否を判断するために必要な患者情報を収集できる。
E18000 要指導医薬品・一般用医薬品等による治療効果と副作用を判定するための情報を収集し評価できる。
F06000 適切な態度で、患者・来局者と応対できる。(態度)
F06200 患者・来局者から、必要な情報(症状、心理状態、既往歴、生活習慣、アレルギー歴、薬歴、副作用歴等)を適切な手順で聞き取ることができる。(知識・態度)
F06400:代表的な疾患において注意すべき生活指導項目を列挙できる。
F06500:患者・来局者に使用上の説明が必要な製剤(眼軟膏、坐剤、吸入剤、自己注射剤等)の取扱い方法を説明できる。(技能・態度)
F16500:現在の医療システムの中でのプライマリケア、セルフメディケーションの重要性を討議する。(態度)
F16600:代表的な症候(頭痛・腹痛・発熱等)を示す来局者について、適切な情報収集と疾患の推測、適切な対応の選択ができる。(知識・態度)
F16700:代表的な症候に対する薬局製剤(漢方製剤含む)、要指導医薬品・一般用医薬品の適切な取り扱いと説明ができる。(技能・態度)
F16800:代表的な生活習慣の改善に対するアドバイスができる。(知識・態度)
F08100:薬局製剤・漢方製剤について概説できる
E02300:代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。
E17800:主な養生法(運動・食事療法、サプリメント、保健機能食品を含む)とその健康の保持・促進における意義を説明できる。
E17900:要指導医薬品・一般用医薬品と医療用医薬品、サプリメント、保健機能食品等との代表的な相互作用を説明できる。
【学習方法】 講義、演習、実習
[事前・事後学習]
セルフメディケーションに関して学んだことを復習してくること。
事前に該当SBOsについて、教科書を読むこと。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

5月15日 フィジカルアセスメント
担当教員:神谷
【SBOs】
F10400:身体所見の観察・測定(フィジカルアセスメント)の目的と得られた所見の薬学的管理への活用について説明できる。
F10500:基本的な身体所見を観察・測定し、評価できる。(知識・技能)
F12900:代表的な疾患に用いられる医薬品の効果、副作用に関してモニタリングすべき症状と検査所見等を具体的に説明できる。
【学習方法】 講義、演習
[事前・事後学習]
事前に該当SBOsについて、教科書を読むこと。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。
5月20日 医薬品情報、チーム医療
担当教員:溝口
【SBOs】
F15100 地域の保健、医療、福祉に関わる職種とその連携体制(地域包括ケア)およびその意義について説明できる。
F15200 地域における医療機関と薬局薬剤師の連携の重要性を討議する。(知識・態度)
F14200 1. 前)チーム医療における薬剤師の役割と重要性について説明できる。
F14300 2. 前)多様な医療チームの目的と構成、構成員の役割を説明できる。
F14400 3. 前)病院と地域の医療連携の意義と具体的な方法(連携クリニカルパス、退院時共同指導、病院・薬局連携、関連施設との連携等)を説明できる。
【学習方法】 講義、演習
[事前・事後学習]
事前にチーム医療の重要性に関してこれまでに学んだ内容を復習してくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

6月10日 患者・来局者応対
担当教員:北村、齋藤、溝口
【SBOs】
F10300 2. 前)患者および種々の情報源(診療録、薬歴・指導記録、看護記録、お薬手帳、持参薬等)から、薬物療法に必要な情報を収集できる。(技能・態度)
F13000 2. 前)代表的な疾患における薬物療法の評価に必要な患者情報収集ができる。(知識・技能)
F06000    1. 前)適切な態度で、患者・来局者と応対できる。(態度)
F06200 患者・来局者から、必要な情報(症状、心理状態、既往歴、生活習慣、アレルギー歴、薬歴、副作用歴等)を適切な手順で聞き取ることができる。(知識・態度)
F13000 代表的な疾患における薬物療法の評価に必要な患者情報収集ができる。(知識・技能)
【学習方法】講義、演習、実習
[事前・事後学習]
事前に該当SBOsについて、教科書を読むこと。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

6月11日 服薬指導
担当教員:神谷、齋藤、松本
【SBOs】
F10300 2. 前)患者および種々の情報源(診療録、薬歴・指導記録、看護記録、お薬手帳、持参薬等)から、薬物療法に必要な情報を収集できる。(技能・態度)
F13000 2. 前)代表的な疾患における薬物療法の評価に必要な患者情報収集ができる。(知識・技能)
F06000    1. 前)適切な態度で、患者・来局者と応対できる。(態度)
F06100 妊婦・授乳婦、小児、高齢者などへの応対や服薬指導において、配慮すべき事項を具体的に列挙できる。
F06200 患者・来局者から、必要な情報(症状、心理状態、既往歴、生活習慣、アレルギー歴、薬歴、副作用歴等)を適切な手順で聞き取ることができる。(知識・態度)
F06300 患者・来局者に、主な医薬品の効能・効果、用法・用量、警告・禁忌、副作用、相互作用、保管方法等について適切に説明できる。(技能・態度)
F06400 5. 前)代表的な疾患において注意すべき生活指導項目を列挙できる。
F06500 6. 前)患者・来局者に使用上の説明が必要な製剤(眼軟膏、坐剤、吸入剤、自己注射剤等)の取扱い方法を説明できる。(技能・態度)
F06700 8. 前)代表的な疾患の症例についての患者応対の内容を適切に記録できる。(技能)
F11700 患者のアドヒアランスの評価方法、アドヒアランスが良くない原因とその対処法を説明できる。
F13000 代表的な疾患における薬物療法の評価に必要な患者情報収集ができる。(知識・技能)
F13100 代表的な疾患の症例における薬物治療上の問題点を列挙し、適切な評価と薬学的管理の立案を行い、SOAP 形式等で記録できる。(知識・技能)
【学習方法】講義、演習、実習
[事前・事後学習]
事前に該当SBOsについて、教科書を読むこと。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

6月12日 在宅での薬学的管理、疑義照会、医療従事者への情報提供
担当教員:亀井、佐々木、吉久保
【SBOs】
F03500 6. 前)処方せん等に基づき疑義照会ができる。(技能・態度)
F06000    1. 前)適切な態度で、患者・来局者と応対できる。(態度)
F06300 患者・来局者に、主な医薬品の効能・効果、用法・用量、警告・禁忌、副作用、相互作用、保管方法等について適切に説明できる。(技能・態度)
F06400 5. 前)代表的な疾患において注意すべき生活指導項目を列挙できる。
F13000 2. 前)代表的な疾患における薬物療法の評価に必要な患者情報収集ができる。(知識・技能)

【学習方法】講義、演習、実習
[事前・事後学習]
事前に該当SBOsについて、教科書を読むこと。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

6月17日 高血圧、糖尿病、感染症
担当教員:佐々木、溝口
【SBOs】
E07200 4. 以下の高血圧症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。本態性高血圧症、二次性高血圧症(腎性高血圧症、腎血管性高血圧症を含む)
C33900 5. 感染症と免疫応答との関わりについて説明できる。
C36000 1. 感染の成立(感染源、感染経路、侵入門戸など)と共生(腸内細菌など)について説明できる。
C36100 2. 日和見感染と院内感染について説明できる。
C36400 3. グラム陽性球菌(ブドウ球菌、レンサ球菌など)およびグラム陽性桿菌(破傷風菌、ガス壊疽菌、ボツリヌス菌、ジフテリア菌、炭疽菌、セレウス菌、ディフィシル菌など)について概説できる。
C36500 4. グラム陰性球菌(淋菌、髄膜炎菌など)およびグラム陰性桿菌(大腸菌、赤痢菌、サルモネラ属菌、チフス菌、エルシニア属菌、クレブシエラ属菌、コレラ菌、百日咳菌、腸炎ビブリオ、緑膿菌、レジオネラ、インフルエンザ菌など)について概説できる。
C36600 5. グラム陰性らせん菌(ヘリコバクター・ピロリ、カンピロバクター・ジェジュニ/コリなど)およびスピロヘータについて概説できる。
C36700 6. 抗酸菌(結核菌、らい菌など)について概説できる。
C36800 7. マイコプラズマ、リケッチア、クラミジアについて概説できる。
F10300 2. 前)患者および種々の情報源(診療録、薬歴・指導記録、看護記録、お薬手帳、持参薬等)から、薬物療法に必要な情報を収集できる。(技能・態度)
F13000 2. 前)代表的な疾患における薬物療法の評価に必要な患者情報収集ができる。(知識・技能)
F06100 妊婦・授乳婦、小児、高齢者などへの応対や服薬指導において、配慮すべき事項を具体的に列挙できる。
F06200 患者・来局者から、必要な情報(症状、心理状態、既往歴、生活習慣、アレルギー歴、薬歴、副作用歴等)を適切な手順で聞き取ることができる。(知識・態度)
F06300 患者・来局者に、主な医薬品の効能・効果、用法・用量、警告・禁忌、副作用、相互作用、保管方法等について適切に説明できる。(技能・態度)
【学習方法】 講義、演習
[事前・事後学習]
事前に該当SBOsについて、教科書を読むこと。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

6月18日、19日 SPセッション
担当教員:佐々木、長谷川、神谷、松本、北村、押坂、溝口、武田、吉久保、齋藤、小林
【SBOs】
F00400 1. 前)医療の担い手が守るべき倫理規範や法令について討議する。(態度)
F00500 2. 前)患者・生活者中心の医療の視点から患者・生活者の個人情報や自己決定権に配慮すべき個々の対応ができる。(態度)
F00600  3. 前)患者・生活者の健康の回復と維持、生活の質の向上に薬剤師が積極的に貢献することの重要性を討議する。(態度)
F06400 5. 前)代表的な疾患において注意すべき生活指導項目を列挙できる。
F06500 6. 前)患者・来局者に使用上の説明が必要な製剤(眼軟膏、坐剤、吸入剤、自己注射剤等)の取扱い方法を説明できる。(技能・態度)
F06700 8. 前)代表的な疾患の症例についての患者応対の内容を適切に記録できる。(技能)
【学習方法】講義、演習、実習
[事前・事後学習]
これまでに学んだ調剤学の知識を復習してくること。
事前に該当SBOsについて教科書を読むこと。また、実習用資料の内容を確認すること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

6月24日 心疾患、がん
佐々木、小池(調整中)、渡邊(調整中)
【SBOs】
E06900 1. 以下の不整脈および関連疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。不整脈の例示:上室性期外収縮(PAC)、心室性期外収縮(PVC)、心房細動(Af)、発作性上室頻拍(PSVT)、WPW 症候群、心室頻拍(VT)、心室細動(VF)、房室ブロック、QT 延長症候群
E07000 2. 急性および慢性心不全について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E07100 3. 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E07300 5. 以下の疾患について概説できる。閉塞性動脈硬化症(ASO)、心原性ショック、弁膜症、先天性心疾患
E06700 4. カルシウム代謝の異常を伴う疾患(副甲状腺機能亢進(低下)症、骨軟化症(くる病を含む)、悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
C34000 6. 腫瘍排除に関与する免疫反応について説明できる。
C34200 2. モノクローナル抗体とポリクローナル抗体について説明できる。
C17700 2. 異物代謝の反応(発がん性物質の代謝的活性化など)を有機化学の観点から説明できる。
D05400 3. 発がんに至る過程(イニシエーション、プロモーションなど)について概説できる。
【学習方法】講義、演習
[事前・事後学習]
事前に該当SBOsについて、教科書を読むこと。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

6月25日 免疫・アレルギー疾患、災害医療
担当教員:神谷、溝口
【SBOs】
C32400 2. 免疫反応の特徴(自己と非自己の識別、特異性、多様性、クローン性、記憶、寛容)を説明できる。
C32700 1. 免疫に関与する組織を列挙し、その役割を説明できる。
C33100 2. MHC 抗原の構造と機能および抗原提示での役割について説明できる。
C33200 3. T 細胞とB 細胞による抗原認識の多様性(遺伝子再構成)と活性化について説明できる。
C33200 4. 抗体分子の基本構造、種類、役割を説明できる。
B04300 5. 災害時の薬局の役割について説明できる。
【学習方法】講義、演習
[事前・事後学習]
事前に該当SBOsについて、教科書を読むこと。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

6月26日 計数調剤、水剤
担当教員:佐々木、亀井、吉久保、小林、押坂、長谷川、北村
【SBOs】
F04100   1. 前)薬袋、薬札(ラベル)に記載すべき事項を適切に記入できる。(技能)
F04300 3. 前)処方せんに従って、計数・計量調剤ができる。(技能)
【学習方法】講義・演習・実習
[事前・事後学習]
事前に該当SBOsについて、参考書等で調べてくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

7月1日 注射剤と輸液・消毒剤の基礎
担当教員:北村
【SBOs】
F04500 5. 前)代表的な注射剤・散剤・水剤等の配合変化のある組合せとその理由を説明できる。
F04600 無菌操作の原理を説明し、基本的な無菌操作を実施できる。(知識・技能)
F04700 抗悪性腫瘍薬などの取扱いにおけるケミカルハザード回避の基本的手技を実施できる。(技能)
F09100 感染予防の基本的考え方とその方法が説明できる。
F09300 代表的な消毒薬の用途、使用濃度および調製時の注意点を説明できる。【学習方法】 講義、演習
F11800 皮下注射、筋肉内注射、静脈内注射・点滴等の基本的な手技を説明できる。
F11900 5. 前)代表的な輸液の種類と適応を説明できる。
F12000 6. 前)患者の栄養状態や体液量、電解質の過不足などが評価できる。
【学習方法】講義・演習・実習
[事前・事後学習]
事前に該当SBOsについて、参考書等で調べてくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。
7月2日 手洗いと手袋・ガウンの着脱、注射剤のの混合
担当教員:溝口、佐々木、神谷、松本、長谷川、小林
【SBOs】
F04700 7. 前)抗悪性腫瘍薬などの取扱いにおけるケミカルハザード回避の基本的手技を実施できる。(技能)
F09200 5. 前)衛生的な手洗い、スタンダードプリコーションを実施できる。(技能)
【学習方法】講義・演習・実習
[事前・事後学習]
事前に該当SBOsについて、参考書等で調べてくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

7月3日 軟膏剤、散剤
担当教員:松本、押坂、神谷、齋藤、吉久保、溝口、小林
【SBOs】
F04100   1. 前)薬袋、薬札(ラベル)に記載すべき事項を適切に記入できる。(技能)
F04300 3. 前)処方せんに従って、計数・計量調剤ができる。(技能)
【学習方法】講義・演習・実習
[事前・事後学習]
事前に該当SBOsについて、参考書等で調べてくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

7月8日 脳血管障害、精神疾患
担当教員:佐藤(調整中)、小林
【SBOs】
E05101 精神神経用薬に含まれる成分・作用・副作用を列挙できる。
E04400 8. 脳血管疾患(脳内出血、脳梗塞(脳血栓、脳塞栓、一過性脳虚血)、くも膜下出血)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
【学習方法】講義・演習
[事前・事後学習]
事前に該当SBOsについて、参考書等で調べてくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

7月9日 調剤薬監査、持参薬チェック
担当教員:大原、亀井、押坂、長谷川、北村、松本
【SBOs】
F03300 4. 前)処方せんの監査の意義、その必要性と注意点について説明できる。
【学習方法】講義・演習・実習
[事前・事後学習]
事前に該当SBOsについて、参考書等で調べてくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

7月15日 がん、技能確認準備
担当教員:調整中
【SBOs】
E06700 4. カルシウム代謝の異常を伴う疾患(副甲状腺機能亢進(低下)症、骨軟化症(くる病を含む)、悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
C34000 6. 腫瘍排除に関与する免疫反応について説明できる。
C34200 2. モノクローナル抗体とポリクローナル抗体について説明できる。
C17700 2. 異物代謝の反応(発がん性物質の代謝的活性化など)を有機化学の観点から説明できる。
D05400 3. 発がんに至る過程(イニシエーション、プロモーションなど)について概説できる。
【学習方法】講義・演習
[事前・事後学習]
事前に該当SBOsについて、参考書等で調べてくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

7月16日、17日 技能確認
担当教員:全員
【SBOs】
無菌操作、ガウン着脱、手洗いを正しくシミュレートできる
無菌操作(手洗い手袋の着脱・注射剤混合)をシミュレートできる。
軟膏、計数・計量調剤を正しく実施できる。お正しく実施できる。
液剤調剤、監査を正しく実施できる。
注射調剤・液剤調剤を正しく実施できる。
在宅、残薬管理を正しく実施できる。
各手技の中での重要点を列挙できる。
【学習方法】 実習
[事前・事後学習]
事前に該当SBOsについて教科書を読むこと。
OSCEビジュアルガイドを見てくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。
10月1日マナー講座
担当教員:山村、外部講師(ウエルシア薬局)
【SBOs】
B00501:社会人としての行動規範について説明できる。
F00101 臨床現場における参加型実習で発生するトラブル例を列挙し、回避するための具体策を討議する。
【学習方法】 講義、ワークショップ
[事前・事後学習]
事前に事前学習で学んだことを復習すること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

10月2日 目標設定と履歴書の作成
担当教員:佐々木、神谷
【SBOs】
具体的な目標を設定することができる。
H15801 適切な履歴書を作成できる。
【学習方法】 講義、演習
事前に事前学習で学んだことを復習すること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

10月7日から30日 実習
担当教員:全員
【SBOs】
調剤手技の意味を概説できる。
無菌操作、ガウン着脱、手洗いを正しくシミュレートできる
無菌操作(手洗い手袋の着脱・注射剤混合)をシミュレートできる。
軟膏、計数・計量調剤を正しく実施できる。お正しく実施できる。
液剤調剤、監査を正しく実施できる。
注射調剤・液剤調剤を正しく実施できる。
在宅、残薬管理を正しく実施できる。
各手技の中での重要点を列挙できる。
【学習方法】 講義、演習、実習
事前に該当SBOsについて教科書を読むこと。
OSCEビジュアルガイドを見てくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

11月19日、20日、26日 技能態度試験
担当教員:全員
【SBOs】
技能・態度試験で、自分の実力を把握できる。
A04500: 相手の心理状態とその変化に配慮し、対応する。(態度)
A04600: 自分の心理状態を意識して、他者と接することができる。(態度)
A04700: 適切な聴き方、質問を通じて相手の考えや感情を理解するように努める。(技能・態度)
A04800: 適切な手段により自分の考えや感情を相手に伝えることができる。(技能・態度)
【学習方法】 主に実習
[事前・事後学習]
事前学習で学んだことを復習すること。
OSCEビジュアルガイドを見てくること。
当該箇所の資料映像を見てくること。
事後に該当SBOsが到達できたかを確認すること。

試験及び成績評価
成績評価は、
成績評価は、授業への取組みおよびポートフォリオ(日誌)20%、
各講義の確認試験またはレポート等20%、
到達度確認試験30%、
技能到達度試験30%により評価する。
なお、原則、講義・演習はすべて出席のこと、実習は全ての出席を必要とする。
到達度確認試験、技能到達度試験は一定水準に達しない場合には再試験を実施する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
フィードバックは随時行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
上 薬剤師業務の基本[知識・態度]第3版
上村直樹、平井みどり 編
羊土社
978-4-7581-0937-6
下 調剤業務の基本[技能]第3版
上村直樹、平井みどり 編
羊土社
978-4-7581-0938-3
症例から考える代表的な8疾患 2024-25
一般社団法人 京都府薬剤師会/編
じほう
978-4-8407-5561-0
病院・薬局事前学習実習書
授業内配布
授業内配布
授業内配布
参考文献・推薦図書
『治療薬マニュアル』高久史麿/矢崎義雄 監修(医学書院)
『第十四改訂 調剤指針』日本薬剤師会編(薬事日報社)
『スタンダード薬学シリーズⅡ7』 臨床薬学 Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ 日本薬学会編(東京化学同人)
「医療現場で患者から学ぶ 臨床実習支援ノート」(薬学ゼミナール)
研究室
小林江梨子:社会薬学研究室(K棟K207)
長谷川哲也:臨床薬物動態学(K棟K601)
松本かおり:臨床薬物動態学(K棟K611)
佐々木英久:臨床薬学研究室(M棟M103)
齋藤カルメン:社会薬学研究室(K棟K208)
吉久保匡甫:社会薬学研究室(K棟K208)
亀井智代:生物有機化学研究室(K棟K605)
大原厚祐:和漢医薬学研究室(K棟K504)
神谷貞浩:分子細胞生物学研究室(K棟K501)
押坂勇志:製剤物性解析学研究室(K棟K307)
溝口 優:臨床薬学研究室(M棟M102)
北村昭夫:生体防御学研究室(K棟K304)
オフィスアワー
小林江梨子:火曜2限、水曜2限、事前に連絡のことerikokob@jiu.ac.jp
長谷川 哲也:木曜3、4限(K棟6階K601) 連絡先:tet63@jiu.ac.jp
松本 かおり:木曜4限、金曜1限(K棟6 階K611)連絡先:kaorim@jiu.ac.jp
佐々木英久:水・木(2、3限)(M棟1 階M103)hsasaki@jiu.ac.jp
齋藤カルメン:火曜1限、木曜1限、csaito@jiu.ac.jp
吉久保匡甫:木曜2、3限、myoshikubo@jiu.ac.jp
亀井智代:木曜2、3限、tkamei@jiu.ac.jp
大原厚祐:木曜1,2限、ohara@jiu.ac.jp
神谷貞浩:木曜3限、金曜3限、kamiyas@jiu.ac.jp
押坂勇志:月曜1限、水曜1限、oshizaka@jiu.ac.jp
溝口 優:月〜金昼休み、mizoguchi@jiu.ac.jp
北村昭夫:木曜2、3限、akio_n@jiu.ac.jp
科目ナンバリング
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