シラバス情報

授業科目名
日本語表現
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
渡邊 拓
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
オンライン(オンデマンド)
授業の到達目標及びテーマ
日本語表現に関する基礎的知識を身につけ、意思伝達を正確に行なう能力を養成することを目標とする。文章による表現を中心に、意思伝達に伴う困難を十分に理解したうえで、受け手の立場に立って表現できるように、伝達に必要な想像力を養う。まず、一つの文を正しく表現することから始め、伝達上不明確な表現について、具体的に問題点を発見する力を養う。最終的には、論理的な文章を構成する能力を獲得することを目指す。
授業紹介動画:https://youtu.be/YaNjid2WmsU
授業の概要
日本語表現について、ねじれ文や意味の曖昧な文、テーマの分かりにくい文など、ありがちな表現上の問題を具体的に見つつ、一つ一つの文の問題を発見し訂正する練習を通じて、伝達のために注意すべき基本的な項目を順次学習していく。また読み手の立場に立って考える習慣をつけるよう練習する。次に、短文の要約を通じて、正確な文章を書く練習をし、後半ではレポートや論文など論理的な文章の書き方を学ぶ。

授業計画
1回
本授業はすべてオンデマンド型のオンライン授業として開講します。
〇履修者への連絡及び教員への連絡方法
・履修者全体への連絡はJIUポータルで行う。
・教員から受講者へ個別の連絡が必要な場合は、JIUメールを利用する。
・教員への連絡は、JIUポータルまたはJIUメール(連絡先メールアドレスは授業時に伝達する)利用すること。
〇学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法
・授業内容について、受講者相互、あるいは教員もふくめての意見交換にはJIUポータルを用いて行う。
〇出席確認方法
・パノプトの参加記録とJIUポータルの小テストにより、毎回の授業の理解度を確認し、出席確認とする。
〇設問解答・添削指導・質疑応答等による指導
・JIUポータルを通じて課す課題については、次回の授業で解説する。

第1回授業:言語獲得と文法的説明について概説する。【オンデマンド型】
到達目標:文法は、具体的な発話や文章から抽出されるものであることを理解する。
事前学習
[2h] 文章を正確に書くための努力として何ができるか考察し、まとめる。
事後学習
[2h] 授業期間に何を読むか、文献のリストを作る。

2回
文法的な問題のために読みにくくなっている文章について概説する。【オンデマンド型】
到達目標:読みにくい文の文法的な問題を理解する。
事前学習
[2h] これまでに学んだ文法的知識についてまとめる。
事後学習
[2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。

3回
構文上、間違っている文について概説する。【オンデマンド型】
到達目標: 間違っている文を発見できる。
事前学習
[2h] 構文上問題がある文とはどのようなものか考えてまとめる。
事後学習
[2h] 授業のノートをもとに、間違った文章の訂正の仕方について復習する。

4回
ねじれ文について概説する。【オンデマンド型】
到達目標: どれがねじれ文であるか分かる。
事前学習
[2h] ねじれ文とは何か、調査しまとめる。
事後学習
[2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、ねじれ文の訂正の仕方について復習する。

5回
長い文によく見られるねじれとその訂正の方法。【オンデマンド型】
到達目標: 一文の適当な長さと訂正の方法について理解する。
事前学習
[2h] 自分がこれまで書いた文章を見返して、ねじれ文が生じていないか、考察し、まとめる。
事後学習
[2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。

6回
簡潔な文を書くための工夫について概説する。【オンデマンド型】
到達目標: 文を簡潔にする方法について理解する。
事前学習
[2h] 過去に書いた文章の問題点について、考察し、まとめる。
事後学習
[2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。

7回目
日本語の文体の種類と、使用される場面について概説する。【オンデマンド型】
到達目標: 日本語の文体を理解し、「である体」を正確に書けるようになる。
事前学習
[2h] 「である体」「ですます体」の違いと、書く際の注意点について考察し、まとめる。
事後学習
[2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。

8回
読み手に分かりやすくするための、要点の提示の仕方について解説する。【オンデマンド型】
到達目標: 読みやすい文章はどういうものか基本を理解する。
事前学習
[2h] 今まで読んできた文章で、読みにくいと思った文章にどんなものがあるか、具体的な例を出し、なぜ読みにくいか考察してまとめる。
事後学習
[2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。

9回
意味を確定できない文を見て、どのように意味を明確にするか考察する。【オンデマンド型】
到達目標: どのような文で意味が曖昧になるか理解する。
事前学習
[2h] 意味が曖昧な文とはどのような文か考察し、まとめる。
事後学習
[2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。

10回
句読点について解説し、使用の際の注意点について考察する。【オンデマンド型】
到達目標: 句読点の使用の基礎を理解する。
事前学習
[2h] どのようなときに句読点が必要か考察し、まとめる。
事後学習
[2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。

11回
書き言葉にするためによくある間違いについて概説する。【オンデマンド型】
到達目標: ら抜き、さ入れ言葉について理解する。
事前学習
[2h] ら抜き、さ入れ言葉とは何か、具体的な例と判断の難しさについて考察し、まとめる。
事後学習
[2h] 段落とは何か、段落の役割はどのようなものか、なぜ段落が必要なのか考察し、まとめる。

12回
段落についての基本的な考え方と役割について概説する。【オンデマンド型】
到達目標: 段落について基礎を理解する。
事前学習
[2h] 段落とは何か、段落の役割はどのようなものか、なぜ段落が必要なのか考察し、まとめる。
事後学習
[2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。

13回
まとまった文章を書くときの手順について解説する。【オンデマンド型】
到達目標: 文章を書くときのおおよその手順について理解する。
事前学習
2h] 過去、文章を書くときにどのような作業をどのような順番で行ってきたか、、また、本来はどのように作業をすべきか考察し、まとめる。
事後学習
2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
毎回の小テスト・期末のレポートで評価する。評価配分は以下の通りとする。
○小テスト45%
○期末レポート45%
〇授業参加10%

課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題については、次回の授業内で解説する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜プリントを配布する
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参考文献・推薦図書
『大学生のためのレポート・論文の書き方』/石井一成/ナツメ社/ISBN-13:978-4816350573
『大学生のための日本語表現トレーニング』/安倍朋世 他/三省堂/ISBN-13:978-4385363264
『自己表現の技法——文章表現、コミュニケーション、プレゼンテーション』/畑山浩昭/実教出版/ISBN-13:978-4407303797
『悪文』/岩淵悦太郎編/KADOKAWA/ISBN-13:978-4044000813
『ホンモノの文章力』/樋口裕一/集英社/ISBN-13:978-4087200560
研究室
東金キャンパス・H棟・H511
オフィスアワー
S1S2:火曜5限・水曜3限
F1F2:火曜3限・木曜3限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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