シラバス情報

授業科目名
日本の文学(古典)
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
岡田 美也子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
オンライン(オンデマンド)
授業の到達目標及びテーマ
到達目標
・日本古典文学から日本人の物事の捉え方を理解し、現代との共通点や相違点を考えることができる。
・日本古典文学が時空を超えてつながり、また展開するさまを理解し、自ら発展的に継承する意識をもつことができる。
授業の概要
内容を大きく2つに分ける。前半:古典文学から日本人の世界の捉え方などを「知る・批評する」、後半:古典文学をさまざまな時空に「つなげる・広げる」とする。
授業レジュメを事前に配付する。各回のテーマに沿って古文を読み深めていく。授業後にテーマに関する課題や小テストに取り組むこと。

○カリキュラム上の位置づけと履修対象者
 本科目は、2022年度以降カリキュラム「日本の文学(古典)」と2021年度以前カリキュラム「日本の文学a(古典)」の相乗りで開講する。
 「日本の文学(古典)」:2022年度以降カリキュラム 全学部共通基盤科目 国際文化学科以外の全学部2024・2023・2022年度生
 「日本の文学a(古典)」:2021年度以前カリキュラム 国際文化学科専門科目I 国際文化学科2021年度生以上
○授業形態 オンデマンド型のオンライン授業 初回と最終回に同時双方向を併用
○履修者への連絡及び教員への連絡方法
・履修者全体への連絡は、JIU ポータルで行う。
・教員から履修者へ個別の連絡が必要な場合はJIUメールを利用する。
・授業に関する質問などは、原則として JIU ポータルのQ&Aを利用すること。
・個人的な内容を含む場合は、JIUメールを利用のこと。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。
○履修者と教員、或いは履修者同士の意見交換の方法
・授業内容に関する履修者と教員、また履修者同士の意見交換は、JIUポータルを用いて行う。
○出席確認方法
・動画視聴記録及び授業終了後に実施する小テストの受験で確認する。
・得点が低い場合はJIUメールで個別に連絡・指導する。場合によっては、再度テストを行う
○設問解答・添削指導・質疑応答等による指導
・課題はJIUポータルに提出すること。1週間以内にコメントする。
・訂正再提出を求められた場合は、再提出すること(特に最終課題)。

授業計画
1回
【同時双方向・オンデマンド併用】オリエンテーション 授業内容と進め方の確認/世界観 古代神話などにみられる世界の成り立ち、構造のイメージについて理解する。
 到達目標:古代の日本人の世界観を理解している。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

2回
【オンデマンド】生死 生と死の発生神話を読み、物語や随筆を通して生死の捉え方を読み取る。
 到達目標:日本人の生死への向き合い方や描き方を理解している。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

3回
【オンデマンド】自然観 動植物の描き方から自然への親しみを読み取る。
 到達目標:日本人の自然観について理解している。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

4回
【オンデマンド】自然観 災害を描いた文学から自然の脅威と人間の姿を読み取る。
 到達目標:日本人の自然観について理解している。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

5回
【オンデマンド】性と表現 文字と表現 女房文学の隆盛の背景、女性仮託の様相から表現の担い手の性について考える。
 到達目標:古典文学の担い手や表現とジェンダーとの関連について理解している。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

6回
【オンデマンド】性と表現 物語の人物造型やプロットについてジェンダー・セクシュアリティーの観点から考える。
 到達目標:古典文学におけるジェンダー・セクシュアリティーについて捉える視点を持つ。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

7回目
【オンデマンド】国際関係 古典における異国への憧憬と対抗意識、往来の物語を読み解く
 到達目標:各時代の国際関係がもたらした外国及び自国への意識について理解している。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

8回
【オンデマンド】国際関係 古典文学における東アジア文化圏・漢字文化圏という地域的枠組みについて考える。
 到達目標:古典軍学研究における地域的枠組みで近年の動向について理解している。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

9回
【オンデマンド】翻案・翻訳 古典における翻案、古典文学の翻案を知り、文学の再生産の意義について考える。
 到達目標:古典作品の発展的継承のあり方の一つとして、翻案について理解している。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

10回
【オンデマンド】翻案・翻訳 古典文学における外国語訳や現代語訳の状況について知る。古典の現代語訳、外国語訳における課題と克服について理解する。
 到達目標:古典作品の発展的継承のあり方の一つとして、翻訳について理解している。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

11回
【オンデマンド】絵巻 アニメーション アニメーションの祖ともいわれる絵巻について学ぶ。また、古典文学を素材としたアニメーション作品について知る。
 到達目標:古典文学とアニメーションの関係について理解している。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

12回
【オンデマンド】地域振興 観光 古典文学と地域振興や観光について、その実際を知り、古典文学の活用について考える。
 到達目標:古典文学の地域性と活用について理解している。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

13回
【同時双方向・オンデマンド併用】詩歌の世界 世界でも珍しい短形詩である和歌や俳句について、その展開のさまを学ぶ。/全体のまとめと質問への回答
 到達目標:古代から現代まで続く表現形式である短歌、世界に広がる短形詩としての短歌及び俳句の持つ魅力について理解している。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと。
事後学習
[2h]学習内容に関連する課題に取り組み、質問事項をまとめておくこと。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
毎回の課題と小テスト、期末レポートを課す。
○期末レポート:40%
○授業期間に実施する課題及び小テスト:60%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックについて:
小テストの正答はJIUポータルに掲載します。
小課題については、次回以降の授業内で全体的な評価コメントを行います。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
参考文献・推薦図書
『大学生のための文学レッスン 古典編』蔦尾和宏・中野貴文・平野多恵・渡部泰明 著(三省堂/ 2010/¥2,090/978-4385364292)
『古文の読みかた』藤井貞和(岩波書店/1984/¥907/ 978-4005000760)
『古典の読み方』藤井貞和(講談社/1998/¥1,036/978-4061593152)
その他、授業で紹介する。
研究室
東金キャンパス H棟5階 H513
オフィスアワー
S1及びS2 月曜2限目・4限目
F1及びF2 木曜2限目・金曜2限目
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ