教員名 : 多田 充
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授業科目名
観光と食農・漁業
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
多田 充
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
本講義では観光と食と食文化、食を支えている農漁業とその場である農漁村の関わりについて理解を深めることが目標である。人間は生きていくために食べることが不可欠であり、観光においても食とは深い関係性がある。講義では、各地の食文化に加え、多くの地方において主要な産業となっている農漁業について学び、地域特性を活かした観光について理解することを目指す。
授業の概要
食は観光体験の質を大きく左右する要素であり、食そのものに関する知識を学ぶとともに、その食を活用した観光、地域振興の取り組み例を紹介する。また、食が直面している環境、文化的危機についてもあわせて紹介し、食と観光、農漁村の持続可能性について考える。
授業計画
1回
オリエンテーション/フードツーリズムとはなにか
授業の概要を説明し、フードツーリズム、ガストロノミーツーリズム、グルメツーリズムなど観光と食に関わる用語、概念を紹介する。 【到達目標:観光と食に関する基本的用語を理解する】 事前学習
[2h]シラバスを読む。自分が旅行をするときにどのような動機で行うかを振り返る。
事後学習
[2h]授業で学習した内容をまとめ、復習し、疑問点を洗い出す。
2回
食べるとはなにか・食の機能性
食べることは単においしいものを求め、栄養を摂るだけでなく健康を増進したり、さまざまな文化的な意味を持っていることを解説する。 【到達目標:食が持つ機能の多面性を理解する】 事前学習
[2h]印象に残っている食事風景を5つ以上書き出し、その特徴について考える。
事後学習
[2h]授業で学習した内容をまとめ、復習し、疑問点を洗い出す。
3回
食の官能性〜おいしさとは何か
おいしさや味の良さがどのように形作られているのかを感覚的特徴や脳の機能から解説する。 【到達目標:おいしさがどのように形成されているのかを理解する】 事前学習
[2h]自分がおいしいと思うものを10以上書き出し、「おいしさ」を形成する要因について考える。
事後学習
[2h]授業で学習した内容をまとめ、復習し、疑問点を洗い出す。
4回
食の嗜好
個人や地域における食嗜好の特徴や形成要因について解説する。 【到達目標:世界各地の食嗜好を理解する】 事前学習
[2h]世界や日本の郷土食について調べ、旅行中に食べてみたいものを書き出し、なぜそれを食べたいのか考える。
事後学習
[2h]授業で学習した内容をまとめ、復習し、疑問点を洗い出す。
5回
食の禁忌
食における禁忌(タブー)を紹介する。特に宗教的に必要な配慮について解説する。 【到達目標:顧客に対してどのような食配慮をしなければならないのか理解する】 事前学習
[2h]世界や日本の郷土食、あるいは日常食のなかで食べたくないものを書き出し、なぜそれを食べたくないのか考える。
事後学習
[2h]授業で学習した内容をまとめ、復習し、疑問点を洗い出す。
6回
世界の食文化① 食文化圏の概要
世界の食文化圏を概観する。 【到達目標:食習慣が地域によって異なることを理解する】 事前学習
[2h]旅行先で食べたもので印象に残った料理を振り返り、その特徴を考える。
事後学習
[2h]授業で学習した内容をまとめ、復習し、疑問点を洗い出す。
7回目
世界の食文化② 主食と料理
世界における主食と代表的な料理を紹介する。 【到達目標:食習慣の地域性を主食や副菜から理解する】 事前学習
[2h]日常生活の中でごはん(米飯)、パン、麺類、そのほかの割合がそれぞれどれくらいあるかを振り返り、自分の主食の構成を考える。
事後学習
[2h]授業で学習した内容をまとめ、復習し、疑問点を洗い出す。
8回
日本食
日本食の様式と歴史を紹介する。 【到達目標:日本食の基礎を理解する】 事前学習
[2h]日本食の定義を考える。日本食と和食の違い、日本発祥の洋食は日本食・和食に含まれるのかなど、日本食にまつわる疑問点を洗い出す。
事後学習
[2h]授業で学習した内容をまとめ、復習し、疑問点を洗い出す。
9回
食に関わる観光の事例① 観光行動中の食の楽しみ
食べ歩き、朝市、夜市など観光行動中の食観光の事例を紹介する。 【到達目標:観光行動としての食の特徴を理解する】 事前学習
[2h]観光に行ってみたい地域をひとつ選び、行ったときにどこで何を食べたいか、リストを作る。
事後学習
[2h]授業で学習した内容をまとめ、復習し、疑問点を洗い出す。
10回
食に関わる観光の事例② 食を主目的とする観光
食フェス、食旅、レストラン列車など食を主目的とする観光の事例を紹介する。 【到達目標:観光行動としての食の特徴を理解する】 事前学習
[2h]食べるための観光をするとしたらどこに行きたいか考え、その場所と料理についてまとめる。
事後学習
[2h]授業で学習した内容をまとめ、復習し、疑問点を洗い出す。
11回
農漁村における滞在型観光
グリーン・アグリツーリズム、ブルーツーリズムの事例を紹介する。 【到達目標:観光資源がないとされる地方においても、見方を変えて磨き上げることで、地域資源に観光的価値を与えられることを理解する】 事前学習
[2h]行ってみたい農漁村を調べ、その場所と見られるもの、体験できることについてまとめる。
事後学習
[2h]授業で学習した内容をまとめ、復習し、疑問点を洗い出す。
12回
食に関するトピックス
食の安全・安心、フードテック、食に関する情報など、食をめぐるトピックスを紹介する。 【到達目標:近年の食に関する動向、将来の方向性について理解する】 事前学習
[2h]最近知った食に関するニュースや話題をなるべく多く書き出し、それが注目されるようになった背景について考え、まとめる。
事後学習
[2h]授業で学習した内容をまとめ、復習し、疑問点を洗い出す。
13回
まとめ
授業内容を振り返り、食のもつ意味とこれからの観光と食を考察する。 【到達目標:観光と食、農漁村のかかわりについて理解する】 事前学習
[2h]授業で学んできたことを振り返り取る。観光と食、農漁村に関する全体的な感想や意見、疑問点をまとめる。
事後学習
[2h]授業で学習した内容をまとめる。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
期末レポート80%、授業内課題20%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業内およびPortalを通じて適宜フィードバックする。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
適宜資料を配布する
参考文献・推薦図書
授業内にて指示する
研究室
東金キャンパス・A棟・A317
オフィスアワー
S1:月2木3金昼、S2:火2木2金昼、F1:水昼水3金昼、F2:月2水2金昼
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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