シラバス情報

授業科目名
観光メディアリテラシーB
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
佐滝 剛弘
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語で行う
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
本講義は、メディア全般や観光メディアの特徴や課題について議論を深めることが目標である。特にネット社会が浸透し、情報の急速な拡散による誤った情報の流布やSNSの炎上などにつながる危険が増している現状から、安全で効果的なメディアとの付き合い方や観光における利用方法の概況を把握することを目指す。さらに、観光だけに限らず、広く社会事象がどうメディアで取り上げられているか、またそれを受け手はどのように受容しているか、そしてメディアとどう接すればよいのかといったメディア・リテラシーについて、具体的な事例をもとに多面的な考察を試みることが目標である。そして、自分がメディアの発信側になった際にどんなことに気をつければよいのかという点まで思考を深める。
本教員は、前職の放送局での実務の中で、メディアをありのまま受け入れるのではなく、批判的に読み解く「メディアリテラシー」の調査・研究を実践的に行ってきた。そこで培った知見を十分活かし、「観光メディアリテラシーA」に引き続き、メディア制作の経験者しか語れない深い内容を講義の中に取り込んでいく。

授業紹介動画URL;  https://youtu.be/6GjSjEficNw
授業の概要
科目名;観光メディアリテラシーB Media Literacy for Tourism B
授業形態;講義
授業内容;
「観光メディアリテラシーA」でメディアとの接し方の基本を身につけたため、本授業では実際の観光に関するメディアに様々な形でアプローチしたり、最新の観光メディア事情に接する。



〇「履修者への連絡及び教員への連絡方法」
(例)
・履修者全体への連絡はポータルで行う。
・教員から学生の皆さんへの個別の連絡、および学生から教員への連絡は、原則としてJIU メールを利用する。
〇「学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法」
・授業内容について、学生の皆さんとの議論、学生相互の議論は、原則として ポータルの機能を用いて行う。
〇「出席確認方法
・授業中のミニ課題を用紙に記入して教員に手渡すことを基本とする。
〇「設問解答・添削指導・質疑応答等による十分な指導」
・レポートは JIUメールなどで提出すること。提出されたレポートは 後日、評価とコメントを返却する。

授業計画
1回
第1回:授業のガイダンス
講義内容の概説、成績評価についての説明など
到達目標;授業のイメージを確実に掴む
事前学習
<2時間>シラバスを熟読し、疑問点を書き出す
事後学習
<2時間>今後の授業の内容を正確に理解し、受講するモチベーションを高める

2回
第2回:旅の記録を発信する
到達目標;国民のほぼ全員が自在に情報発信できる時代、旅の記録をどのように発信するか、教員の実践を通して、ノウハウやリスクを理解する
事前学習
<2時間>教員が執筆している2024年の夏の旅の記録を事前に読んでいく
事後学習
<2時間>自分の夏の体験、できればどこかへ行った「観光」の内容をレポートにまとめる

3回
第3回:「スマホ世代」のビフォアー&アフター〜スマホが変えたデジタルライフ〜
到達目標;今やデジタル機器の中心に躍り出たスマホの功罪について説明できる

事前学習
<2時間>もしスマホがなかったらどんな生活になるか、何が一番不便かを考察する
事後学習
<2時間>スマホで、一番観光資源の売り込みに役立つ使い方やアプリを調べる

4回
第4回:「観光ポスター」の役割と重要性
到達目標;デジタル全盛時代にあっても、駅や観光地で見かける観光ポスターは大きな役割を果たし、時には大きな話題になる。観光ポスターに必要な条件を理解する
事前学習
<2時間>自分の出身地の観光ポスターの題材や構成を考える
事後学習
<2時間>課題として実際の観光ポスターを作成してみる

5回
第5回:読書、書店、図書館というメディア
到達目標;読書週間に合わせ、読書や書籍の重要性とそれが観光情報の入手や発信に果たす役割の変化について理解する。

事前学習
<2時間>この一年で実際に自分が読んだ本をリストアップする
事後学習
<2時間>身近な図書館や書店に出かけ、最低30分は様々な本に触れ、できれば「自分にとっての1冊」を決めてアプローチする。

6回
第6回:デジタル化する観光メディア
到達目標;近年発達が著しいデジタルメディアが観光にどう影響しているのかを理解する。

事前学習
<2時間>VRやプロジェクションマッピングなど、デジタル化されている観光メディアについて現状を調べる
事後学習
<2時間>YouTube等で自分にゆかりのある自治体の動画コンテンツの作品を鑑賞する

7回目
第7回:メタバースの時代
到達目標;ここ2年ほどで急速に浸透し始めているメタバースが観光にどのように活用されているのかを理解する。
事前学習
<2時間>メタバースがどんなものか、ネット等で実際の様子を確認する
事後学習
<2時間>自分だったらメタバースを使ってどんな仕掛けを構築するかをシミュレーションする

8回
第8回:各自が作成した観光ポスターの鑑賞会を行う
到達目標;ほかの学生が作成したポスターの良い点を学ぶ
事前学習
<2時間>作成したポスターを発表できるように事前に送付する
事後学習
<2時間>自分が作成したポスターをどう修正すればさらに良くなるか検討する

9回
第9回:ネットメディア時代に拡散の勢いが増すフェイクニュースを学ぶ
到達目標;フェイクニュースはどのように作られるのか、それとどのように付き合えばよいのかを理解する
事前学習
<2時間>最近話題になったフェイクニュースにどんなものがあるかを調べる
事後学習
<2時間>フェイクニュースを見破る方法、それを拡散させない基本的な姿勢について復習する

10回
第10回:見直されるラジオ
到達目標;テレビやインターネットとは異なる音声メディアであるラジオの基本的な機能や役割を理解する
事前学習
<2時間>インターネットを通じてラジオが同放送されているのか確認する
事後学習
<2時間>ラジオで観光情報を発信するとしたら、どんなアイデアが浮かぶか、浮かんだアイデアをまとめる

11回
第11回:観光メディアとしての歌や音楽について、その影響力や課題を学ぶ
到達目標;観光における歌や音楽の重要性について一定の理解を得る。
事前学習
<2時間>自分が好きな歌や音楽の中で、観光と関係しているものがあるかどうか調べる
事後学習
<2時間>音楽が自裁の観光シーンで使われる事例を3例挙げて内容をまとめる

12回
第12回:大学の授業でよく利用されるドキュメンタリー
到達目標;「プロジェクトX」や「映像の世紀」など、ドキュメンタリー番組が大学の授業でよく利用される理由を知る。


事前学習
<2時間>ドキュメンタリー番組とはどんなジャンルかを調べておく
事後学習
<2時間>長時間のドキュメンタリーが消えゆく理由とそれに代わるものがあるのかどうかを考察する

13回
第13回:まとめ
到達目標;観光メディアの概要が身についたか確認する
事前学習
<2時間>1〜12回の授業内容を復習しておく
事後学習
<2時間>あらためて観光に果たすメディアの役割の大きさを確認する

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業内のミニ課題とその取り組み姿勢など  20%程度
課外に課す課題              80%程度
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業内でコメントを付しつつ説明する
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
毎回、プリントや動画コンテンツを教員が提供する
参考文献・推薦図書
授業内で随時紹介する
研究室
A318
オフィスアワー
授業の初回に口頭で伝える。(学生同士の来訪が重なったり、教員が所用で一時的に部屋を空けることもありうるため、事前の連絡が望ましい。)
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ