シラバス情報

授業科目名
映像プロデュース
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
中尾 玲一
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
現在の映像ビジネスの主要な部分にアニメーションとSF映画があると言っても過言ではない。特に、日本の場合は、主にテレビアニメーションにおけるビジネスを理解する必要がある。そこで、前半は、日本のアニメーションのビジネスを理解するため、日本のアニメ発展の歴史から市場の現状、ビジネスの全体像、業界の仕事と内容、人材の育成、次の時代に対応するためのデジタルへの対応、市場がかえる現在の問題点などについて概説し、その理解を基盤にして、アニメプロデュースとは何かを考察する。また後半は、世界市場に目を向けて、特に映画産業の中心にあるアメリカハリウッド映画の中で大きなビジネス展開となっているSF映画について分類して概説する。
講義形式であるが、実際の取り組みについて、動画資料を多用、活用して解説を行う予定である


授業の概要
「日本のアニメーション」と「SF映画」により映像ビジネスを理解する。前半は、日本のアニメーションのビジネスを理解するため、日本のアニメ発展の歴史から市場の現状、ビジネスの全体像、業界の仕事と内容、人材の育成、次の時代に対応するためのデジタルへの対応、市場がかえる現在の問題点などについて概説し、その理解を基盤にして、アニメプロデュースとは何かを考察する。また後半は、世界市場に目を向けて、特に映画産業の中心にあるアメリカハリウッド映画の中で大きなビジネス展開となっているSF映画について分類して概説する。

授業計画
1回
アニメビジネスの歴史「アニメ制作会社の設立」&「ソフト販売手法の多角化」
到達目標: アニメ制作会社の設立とソフト販売手法の多角化について理解する

事前学習
[2h]アニメ制作会社と日本アニメの国際展開についてリサーチしておくこと
事後学習
[2h]「ソフト販売手法の多角化」ビジネスを調査すること

2回
アニメ業界とアニメ市場の現状「アニメビジネス市場」&「アニメビジネスの海外展開」
到達目標: アニメビジネス市場について理解する

事前学習
[2h]アニメビジネス市場の市場規模とアニメ制作の国際分業化についてリサーチしておくこと
事後学習
[2h]アニメ制作の国際分業化について調査すること


3回
アニメビジネスの全体像と仕組み「日本の典型的アニメビジネス」&「アニメの二次利用の展開」
到達目標: 日本の典型的アニメビジネスとアニメの二次利用の展開について理解する

事前学習
[2h]アニメビジネスを俯瞰して現在状況と日本の劇場アニメについてリサーチしておくこと
事後学習
[2h]「アニメの二次利用の展開」について調査すること

4回
アニメ産業の仕事とその内容「企画〜完成まで」&「制作委員会」
到達目標: アニメ制作の企画から完成までのワークフローと制作委員会の内容と参加する各社の役割について理解する

事前学習
[2h]アニメ制作の企画から完成までのワークフローと制作委員会にについてリサーチしておくこと
事後学習
[2h]「制作委員会」について調査すること

5回
アニメ業界の人材育成と現場「アニメビジネスの人材育成の現状と課題」
到達目標: アニメビジネスの人材育成の現状と課題について理解する

事前学習
[2h]アニメ産業の人材育成と現状の問題点についてリサーチしておくこと
事後学習
[2h]アニメビジネスの人材育成の問題について調査すること

6回
デジタル時代のアニメ産業「アニメ制作のデジタル化」&「アニメのネット配信」
到達目標: アニメ制作のデジタル化がもたらす変革とアニメのネット配信について理解する

事前学習
[2h]アニメとCGの関係とにアニメのネット配信、動画配信サイトへの影響ついてリサーチしておくこと
事後学習
[2h]アニメのネット配信についして調査すること

7回目
アニメ産業と市場の問題
到達目標: アニメ産業界を総括として、制作会社と市場(技術の低下や市場の縮小など)の問題について理解する

事前学習
[2h]これまでのアニメプロデュースの講義資料を見直すこと
事後学習
[2h]アニメ産業と市場の問題について、これまでの講義資料を基に整理及び総括すること

8回
SF映画「地球外生命体」
到達目標: SFは地球外生命体を探求し続けてきた“人間であることの証しとは?”この問いに宇宙人はどう答えるのか?SFは宇宙人をコミュニケーション、植民地化、政治、権力、そして私たちが他者をどう扱うかのメタファーとして利用してきたことを理解する。

事前学習
[2h]「未知との遭遇」や「インデペンデンス・デイ」などの映画を研究する事
事後学習
[2h]SF映画の中の「地球生命体」を扱ったものをリストアップし整理し個々の作品を調査すること

9回
SF映画「宇宙探索」
到達目標: SFで描かれてきた星間旅行はできるようになるのか?昔からSFと宇宙船は表裏一体である。星や宇宙への旅はSFの中心テーマであり、可能性でもある。SF作家たちが星間旅行のアイデアを推し進め、の現代の人気シリーズの基礎を築いた。果たして宇宙には何が待っているのか?そして、宇宙での発見が私たちにどんな変化をもたらすのかを理解する。

事前学習
[2h]「スタートレック」や「スター・ウォーズ」などの映画を研究する事
事後学習
[2h]SF映画の中の「宇宙探索」を扱ったものをリストアップし整理し個々の作品を調査すること

10回
SF映画「モンスターたち」
到達目標: 人はモンスターの何を恐れるのか?そして、人はなぜモンスターを愛してやまないのか?モンスターによって、私たちは自分の中にある認めたくない部分、悪の部分を掘り下げることができる。モンスターたちは、未知のもの、罪、他者に対する恐れを目に見える現実に変える。事実、SFはモンスター抜きには成立しない。SFがいかに恐怖の力を利用してきたかを理解する。

事前学習
[2h]「ゴジラ」や「ジュラシック・パーク」、「ストレンジャー・シングス」などの映画を研究する事
事後学習
[2h]SF映画の中の「モンスター」を扱ったものをリストアップし整理し個々の作品を調査すること

11回
SF映画「ダーク・フューチャー」
到達目標: 世界が地獄に変わったら何が起こるか?SFはこれまで、私たちの“世界の終わり”への興味に応えるべく、さまざまなディストピアや文明が滅んだあとの世界を描いてきた。しかし世界の終末があるところには必ず、社会を再建しようとする生存者たちの絆があることを理解する。

事前学習
[2h]「1984」や「ハンガー・ゲーム」、「ウォーキング・デッド」などの映画を研究する事
事後学習
[2h]SF映画の中の「ダーク・フューチャー」を扱ったものをリストアップし整理し個々の作品を調査すること

12回
SF映画「知能を持った機械」
到達目標: 未来の高性能な機械は人類を救うのか、それとも滅ぼすのか?
ロボットは人工知能という魅力的なアイデアを具現化させたものである。AIというアイデアは可能性と危機感を半々に抱かせる。知能を持った機械のジャンルは何度も繰り返し描かれてきた。かつては非現実的で脅威に感じられたこれらのテクノロジーは、もはやそれほど遠いものではないことを理解する。

事前学習
[2h]「ターミネーター」や「her/世界でひとつの彼女」などの映画を研究する事
事後学習
[2h]SF映画の中の「知能を持った機械」を扱ったものをリストアップし整理し個々の作品を調査すること

13回
SF映画「タイムトラベル」
到達目標: 私たちは時間を旅できるのか?もしできるとしたら、運命を変えることはできるのか?タイムトラベルはSFの中で最も説得力があり魅力的なアイデアの1つである。H・G・ウェルズはたった一人で、著書『タイムマシン』の中で時間を旅するマシンのコンセプトを生み出した。それ以来、作家や映画製作者たちはタイムトラベルの可能性、落とし穴、パラドックスを探求し続けている。目くるめくアイデアを掘り下げ、映画が提起する疑問に立ち向かうことを理解する。
事前学習
[2h]「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「インターステラー」、「ターミネーター」などの映画を研究する事
事後学習
[2h]SF映画の中の「タイムトラベル」を扱ったものをリストアップし整理し個々の作品を調査すること

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
各回通常課題を提示し、期末課題を実施する予定
評価配分は、以下の通りとする。
〇各回の通常課題の評価 40%
〇期末課題の評価 40%
〇授業への取り組み 20%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
原則、次回の授業内で解説を実施する予定
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に、適宜指導資料プリントを配布する予定
参考文献・推薦図書
授業にて指示
研究室
講義相談については、portalやnakao@jiu.ac.jpへのメールなどで直接連絡してください
オフィス:東金キャンパス H棟H215研究室(移動予定)

オフィスアワー
講義相談については、portalやnakao@jiu.ac.jpへのメールなどで直接連絡してください
オフィス:東金キャンパス H棟H215研究室(移動予定)
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ