シラバス情報

授業科目名
音楽表現基礎演習B
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
滝口 幸子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
・片手ずつの指のトレーニングから基本のコード伴奏まで、キーボード演奏に必要な基礎能力を身につける。
・MIDIキーボードを使った音符の入力を修得し、GarageBandによる音源制作を学習する。

授業紹介動画:https://youtu.be/jf6OxGmKhC4

授業の概要
キーボードに触れた経験のある学生を対象に、キーボードの基本的な演奏や弾き歌いやDTMでの作曲に必要な技術を学んでいく。個々の演奏技術の向上のため、毎週課題に取り組むことを前提とし、音感およびリズム感を身につけるトレーニングを行う中で、音楽的感性を育てると共に批評能力を身につける。

*2022, 2023, 2024年度生は「音楽理論Ⅱ」、2021年度生以上は「サウンド表現論Ⅰ」を履修済みであること、もしくは同レベルの知識・技術があること。
*⾃宅で練習できる環境(ヘッドフォン仕様の2オクターブ程度の簡易なキーボードで良い)があること。

*2クラス開講しているので、シラバスと授業紹介ビデオ内容を確認して、1クラスを選択すること。
金1限:初心者クラス(吉永):初めて楽器に触れる学生対象
金1限:初級・中級者クラス(滝口):少しでもキーボードやピアノを習ったことがある学生対象

*初回ガイダンスで、クラスを移動してもらう場合がある。
*授業計画の中で、初心者クラスと初級・中級者クラスとの合同授業が行う場合がある。

授業計画
1回
指のトレーニング(1)基本コード
授業内容:トライアドとセブンスの基本的なコードを弾く
到達目標:基本的なコードを覚える
事前学習
[2h] 授業説明ビデオの視聴とシラバス内容の確認を済ませておく
事後学習
[2h] 配布資料のコードをすぐにキーボードで押さえられるようにする

2回
指のトレーニング(2)コード譜の演奏(課題曲1)
授業内容:課題曲1のメロディに合わせてコードを演奏する
到達目標:課題曲1のコードをインヴァージョンで演奏できるようにする

事前学習
[2h] 課題曲1に登場するコードを譜読みしておく
事後学習
[2h] 授業内容の復習(課題曲1のコードをテンポキープしながら練習する)

3回
指のトレーニング(3)コードアレンジ(課題曲1)
授業内容:コードのアレンジを考える
到達目標:コードをルート、インヴァージョン、白玉、アルペジオなどで演奏する
事前学習
[2h] 課題曲1のメロディに演奏する指番号を書き込み譜読みしておく
事後学習
[2h] 授業内容の復習(課題曲1のメロディ、コードアレンジの様々なパターンを、テンポキープしながら練習する)

4回
DTMのトレーニング(1)MIDI入力(課題曲1)
授業内容:MIDIキーボードでGarageBandに課題曲1のメロディとコードアレンジした伴奏を打ち込む
到達目標:MIDI入力を学習する
事前学習
[2h] YouTubeなどのソーシャルメディアで紹介されている課題曲1のアレンジ演奏をたくさん聴いて、内容をまとめておく
事後学習
[2h] 課題曲1のMIDI入力を完成させ、適した音色の楽器に変える


5回
DTMのトレーニング(2)ドラムの入力
授業内容:MIDI入力した課題1にドラム(バスドラム、スネア、ハイハット、シンバル)を打ち込む
到達目標:MIDIを使ったドラムの基本的な打ち込み方法を学習する
事前学習
[2h] ドラムセットのそれぞれの名称や役割、音色について理解しておく
事後学習
[2h] ドラムの打ち込みを完成させ、音量バランスを調整した課題曲1をWAVEで書き出しJIU Portalに提出する

6回
グループ実習(1)合同授業
授業内容:課題曲とグループの決定
到達目標:複数候補の中から自分が演奏したい課題曲を1つ選び、グループのメンバーと希望する演奏形式を話し合い担当パートを決める
事前学習
[2h] 候補曲の音源を事前に聞いて自分の演奏希望曲と演奏形式を決めておく
事後学習
[2h] 自分の担当するパートの個人練習を行う

7回目
グループ実習(2)アンサンブル
授業内容:個別およびアンサンブルの練習
到達目標:練習してきたパートで演奏が難しい箇所は講師に確認する。グループ内で1セクションずつ合わせ練習を行う
事前学習
[2h] 担当したパートを、セクションごとに止まらず弾けるよう練習する
事後学習
[2h] 合わせ練習で止まった箇所は、問題点をグループ内で把握し個人練習に反映する

8回
グループ実習(3)楽曲に合う音色
授業内容:グループ練習と音色作り
到達目標:楽曲に合った音色をグループ内で話し合い、曲の通し練習を行う
事前学習
[2h] 担当したパートを、止まらず最後まで弾けるよう練習する
事後学習
[2h] 練習でスムーズに演奏できなかった箇所や気になる点があれば、講師からフィードバックをもらい反映する

9回
グループ実習(4)発表と批評
授業内容:発表
到達目標:全員の前で発表
事前学習
[2h] グループで考えた演奏内容を練習する
事後学習
[2h] 発表時に練習通りできなかった箇所があれば、注意点と対策をまとめる

10回
パフォーマンス指導(1)コード譜の譜読みとDTMの復習(課題曲2)
授業内容:課題曲2をMIDIキーボードでGarageBandに打ち込む
到達目標:コード譜からメロディ、コードアレンジ、楽器選択、ドラム入力までの一連の作業がスムーズにできるようになる
事前学習
[2h] 課題曲2のメロディとコードを譜読みしておく
事後学習
[2h] 課題曲2の課題を完成させ、WAVで書き出しJIU Portalに提出する

11回
パフォーマンス指導(2)グループワーク:コード進行のパターン
授業内容:2人ずつのグループに分かれ、J-popでよく使用されるコード進行のパターンについて調べ、実演を交えて発表する
到達目標:1つのコード進行のパターンが様々な楽曲に応用できることを知識として理解する
事前学習
[2h] 定番のコード進行のパターンが使用されている楽曲を調べ、まとめる
事後学習
[2h] 発表の中で紹介されたコード進行を演奏しながら、メロディを弾いたり歌ったりできるようにする

12回
パフォーマンス指導(3)グループワーク:メドレー発表の練習
授業内容:グループでメドレー発表の内容についての話し合い(曲順、アレンジ、楽器の選択など)
到達目標: 1つのコード進行のパターンが様々な楽曲に応用できる実践的スキルを身につける
事前学習
[2h] YouTubeなどのソーシャルメディアを参考に、1つのコード進行のパターンを選択して、それが使用されている5つの楽曲でメドレーを考える
事後学習
[2h] 担当パートを、テンポキープしながら最後まで止まらずに演奏できるようにする

13回
パフォーマンス指導(4)グループワーク:メドレー発表
授業内容:演奏発表・批評
到達目標:互いの演奏を批評して、作品を分析する力を身につける
事前学習
[2h] 講師からもらったフィードバックを参考に、本番をイメージしながら練習する
事後学習
[2h] 演奏録画を視聴し、批評の内容を踏まえてよく復習する。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
評価の対象は、作品(課題曲1・2)と合同発表、メドレー発表のパフォーマンスの内容であり、評価配分は以下の通りとする;
・作品(課題曲1・2) 30%
・合同発表:35%
・メドレー発表:35%

*評価が低い場合は 、再度課題に取り組んでもらう行う場合があります。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業内で、全体・個別に解説、指導する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
参考文献・推薦図書
『ピアノのコードの押さえ方から弾き方までが身に付く本 実践で本当に使える鍵盤コードBOOK (CD付) 』斉藤 修、リットーミュージック、2013、ISBN: 9784845623259.
『いちばんやさしいピアノ・コード入門』自由現代社編集部、リットーミュージック、2020、ISBN: 9784798222554.
『決定版 コード進行スタイル』成瀬正樹、リットーミュージック2011、ISBN: 9784845620227.

研究室
紀尾井町キャンパス4号棟4階4403教室
オフィスアワー
S1-2 木曜昼休み、金曜2限(他の曜日・時間も相談可能)
F1-2 水曜昼休み、金曜2限(他の曜日・時間も相談可能)
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
○「履修者への連絡及び教員への連絡方法
・履修者全体への連絡はJIU Portalで行います。
・教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIUメールまたはFacebookメッセンジャーを利用します。
・教員への連絡は JIU Portal の掲示板を利用すること(個人的な内容を含む場合はJIU メールまたはFacebookメッセンジャーを利用してください。連絡先は授業時に伝達します)。
○学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法
・授業内容について、学生の皆さんとの議論はJIU Portalの掲示板を用いて行ってください。学生相互の議論にもJIU Portalの掲示板を利用してください。
○出席確認方法
・授業冒頭に出席を取ります。