シラバス情報

授業科目名
音楽表現実習IB
学年
2年
単位数
1.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
滝口 幸子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
キーボードの演奏技術を習得することによって、音楽表現能力の向上を目指す。
さらに、音楽理論の演習的な内容から様々なジャンルの知識を深め、より深い感性を育成する。


授業紹介動画:https://youtu.be/8jBSc8jYAUo

授業の概要
キーボード演奏の技術を学ぶ。また、音感およびリズム感を身につけるトレーニングを行い、音楽的感性を育てると共に、批評能力を身につける;

・ 簡単な譜面を初見で演奏出来る様にする。
・ 和声の簡単な理論を学び、コード感を身につける。
・ 伴奏やソロの具体的な演奏方法を身につける。
・ギター、ベースとの合同演奏を通して、楽曲に適したメロディやコードのアレンジを修得する。

授業形態:演習形式
使用言語:日本語

*「サウンド表現Ⅰ/音楽表現基礎実習B(キーボード)」を履修済みであること、もしくは同レベルの知識・技術があること。
*⾃宅で練習できる環境(ヘッドフォン仕様の2オクターブ程度の簡易なキーボードで良い)があること。
*進捗状況を見て、「サウンド表現Ⅰ/音楽表現実習B(ギター・ベース)」の受講生と合同で授業や発表会を実施する。

授業計画
1回
ガイダンス
授業内容:授業計画の説明と演奏レベルの確認
到達目標:演奏目標を設定する
事前学習
[2h] 授業説明ビデオの視聴とシラバス内容の確認を済ませ、「サウンド表現Ⅰ/音楽表現基礎実習B(キーボード)」で学んだ内容を復習しておく。
事後学習
[2h] 配布された楽譜や指慣らしメソッドを練習する

2回
練習のルーティンを作る
授業内容:演奏が上達する練習方法を確認する
到達目標:練習方法を理解し、ルーティンを習慣化させる

事前学習
[2h] 課題曲1に登場するコードを譜読みしておく。
事後学習
[2h] 練習ルーティンを実践する

3回
ペンタトニックスケール
授業内容:様々なキーのペンタトニックスケールの構成を覚える
到達目標:ペンタトニックスケールで、演奏するメロディやリズムのモチーフを作る
事前学習
[2h] 配布したコード進行のいくつかのパターンのMIDI音源を作っておく
事後学習
[2h] 練習ルーティンを行い、授業で作ったメロディやリズムのモチーフを、テンポキープしながら練習する

4回
セッション(1)
授業内容: ギター・キーボードの受講生との合同練習
到達目標:コード進行のパターンを用いて、ペンタトニックスケール上の音を使いアドリブ演奏をしてみる
事前学習
[2h] コード進行をMIDI再生しながら、メロディやリズムのモチーフをループ演奏する
事後学習
[2h] 練習ルーティンを行い、コード進行をMIDI再生しながら授業の内容を復習する


5回
課題曲1のパフォーマンス指導(1)
授業内容:運指とインヴァージョンの確認
到達目標:課題曲1のメロディとコードを確実に演奏できるようにする
事前学習
[2h] 課題曲1を譜読みしておく
事後学習
[2h] 練習ルーティンを行い、課題曲1を、片手、両手でテンポキープしながら最後まで止まらずに弾ける練習をする

6回
課題曲1のパフォーマンス指導(2)
授業内容: メロディのアドリブ演奏
到達目標: 様々なモチーフから新しいメロディを作る
事前学習
[2h] 課題曲1を用いて、ダイアトニックスケールやペンタトニックスケールを応用してアドリブ演奏のためのメロディやリズムのモチーフを考える
事後学習
[2h] 練習ルーティンを行い、授業の内容を復習する

7回目
課題曲1のパフォーマンス指導(3)
授業内容:コードのアレンジ
到達目標:課題曲1のコードをルート、インヴァージョン、白玉、アルペジオなどで演奏する
事前学習
[2h] 課題曲1のコードアレンジを考えてみる
事後学習
[2h] 練習ルーティンを行い、授業の内容を復習して課題曲1(メロディ、コード)を練習する

8回
セッション(2)
授業内容: ギター・キーボードの受講生との合同練習
到達目標:課題曲1でジャムセッションに挑戦する
事前学習
[2h] ジャムセッションの内容を理解し、演奏のイメージを掴んでおく
事後学習
[2h] 練習ルーティンを行い、セッションで発見したアドリブ演奏の課題を明確にする

9回
課題曲2のパフォーマンス指導(1)
授業内容:運指とインヴァージョンの確認
到達目標:課題曲2のメロディとコードを確実に演奏できるようにする
事前学習
[2h] 課題曲2の譜読みをしておく
事後学習
[2h] 練習ルーティンを行い、課題曲2の担当パートを練習をする

10回
課題曲2のパフォーマンス指導(2)
授業内容:グループで演奏する
到達目標:担当パートを責任持って演奏し、グループで1つの作品を通し演奏できる
事前学習
[2h] 課題曲2の担当パートを、テンポキープして最後まで止まらずに演奏できるようにする
事後学習
[2h] 練習ルーティンを行い、課題曲2の担当パートを練習をする

11回
課題曲2のパフォーマンス指導(2)
授業内容:楽器の音色を持つ楽器の組み合わせを考える
到達目標:作品の「音色を作る」ことを学習する
事前学習
[2h] 課題曲2の各パートに適する楽器を考える
事後学習
[2h] 練習ルーティンを行い、課題曲2の担当パートを練習をする

12回
課題曲2のパフォーマンス指導(4)
授業内容:楽譜と演奏解釈
到達目標:作品の構造を理解し、正しい解釈方法を学習する
事前学習
[2h] 課題曲2の曲想を考えておく
事後学習
[2h] 練習ルーティンを行い、課題曲2の担当パートを練習をする

13回
まとめ
授業内容:セッション、課題曲1と課題曲2の演奏、講評
到達目標:春学期で学習した内容を確認する
*ギター/ベースクラスを合同で実施する場合がある
事前学習
[2h] これまで授業で学んだことを復習する
事後学習
[2h] 講評の内容を踏まえてよく復習する。秋学期に向けて練習ルーティンを継続する。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
評価の対象は、授業内の取り組みと作品発表の内容であり、評価配分は以下の通りとする;

・授業内の取り組み 40%
・作品発表(課題曲1・2):60%

*評価が低い場合は 、再度課題に取り組んでもらう行う場合があります。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
毎回の授業で個人・全体指導を行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
参考文献・推薦図書
『ポピュラー音楽作曲のための旋律法 増補版』高山 博、リットーミュージック、2021、ISBN: 978-4845635818
『ジャズ・ピアノ・エチュード (CD付)』青柳 誠、リットーミュージック、2019、ISBN: 978-4845633937
『ジャズ・スタンダード・セオリー ~名曲から学ぶジャズ理論の全て (CD付)』納 浩一 、リットーミュージック、2014、ISBN: 978-4845623990
研究室
紀尾井町キャンパス4号棟4階4403教室
オフィスアワー
S1-2 木曜昼休み、金曜2限(他の曜日・時間も相談可能)
F1-2 水曜昼休み、金曜2限(他の曜日・時間も相談可能)
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
●「履修者への連絡及び教員への連絡方法
・履修者全体への連絡はJIU Portalで行います。
・教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIUメールまたはFacebookメッセンジャーを利用します。
・教員への連絡は JIU Portal の掲示板を利用すること(個人的な内容を含む場合はJIU メールまたはFacebookメッセンジャーを利用してください。連絡先は授業時に伝達します)。
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