シラバス情報

授業科目名
制作演習D
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
山下 平祐
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
「朗読劇制作Ⅰ」、「朗読劇制作Ⅱ」の履修は3.4年生に限る。

朗読劇・ラジオドラマ・オーディオドラマなど多様な音声表現作品を実演・制作し、その工程を知ることでゼロから自身で作品を作る知識や技術を養う。
映像作品や演劇作品に比べ簡易的に制作できる分野ではあるものの、反面、脚本・演者・演出の力量がダイレクトに反映されるため、脚本執筆や選曲などあらゆる工程に挑戦してもらいたい。

※本科目【制作演習D (朗読劇制作Ⅱ)】はS2期に開講されるが、S1期に開講する【制作演習C(朗読劇制作Ⅰ)】と併せて履修することを推奨する。

最終課題として、S2期終了後のオープンキャンパスで朗読劇を上演する。
作品を生み出す難しさと奥深さ、またその過程における連帯意識の重要性を知り、その上でクリエイティブな作業を楽しみながら体験してもらいたい。

授業紹介動画:https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=800dd622e31a8f6ad710e4c794ed7dda
パスワード: Media2024
授業の概要
本科目は2コマ連続で実施する。
毎回様々なテキストを用いて演技を実践し、脚本執筆や選曲などの制作工程についても解説する。
また過去に上演されたプロ声優による朗読劇作品の鑑賞も実施する。
課題をこなすだけではなく、学生それぞれが自身のアイデアやプランを出し合える環境をつくり、ひいては実際の現場で求められる円滑な協働の姿勢とその心構えについて学ぶ。

授業計画
1回
ガイダンス・学生執筆の脚本を読む(1)
  学生が書いた作品をそれぞれクラス内で読み合わせる
  到達目標:自分の書いた文字が立体化する過程を体験し、その魅力と奥深さを知る
事前学習
[2h]音声作品についての理解を深め、これまでに得た知識や技術について再度検証し必要な訓練をしておくこと
事後学習
[2h]他者と作品をつくる上で必要な信頼の要素について考察すること

2回
学生執筆の脚本を読む(2)
  ジャンルの違いに合わせて学生同士で読み合わせる
  到達目標:作者の狙いを汲み取り立体化させる難しさを理解する
事前学習
[2h]自身の声の特性について一層の分析を進めておくこと
事後学習
[2h]自身の能力を披露するだけではない「あるべき作品づくり」について自分なりに理解を深めること

3回
上演作品制作(1) 読み合わせ
  上演に向けて候補脚本を読み合わせる
  到達目標:各自の個性や適性を理解した上で演じ方を変える応用力を養う
事前学習
[2h]候補脚本を読み込み理解を深めておくこと
事後学習
[2h]自身の演技について修正点がないか模索すること

4回
上演作品制作(2) 配役を前提とした読み合わせ
  配役を絞り込み読み合わせる
  到達目標:組み合わせによって自身の役割を瞬発的に理解する力を養う
事前学習
[2h]どの役でも自由に臨機応変に演じられるようイメージを膨らませておくこと
事後学習
[2h]「やりたい役」と「やるべき役」の誤差について自分なりに考えを深めること

5回
上演作品制作(3) キャスティング決定
  現時点での配役を発表しより具体的に制作を進める
  到達目標:与えられた役を全うする為の心構えについて理解する
事前学習
[2h]人に身体を見せながら演技するシミュレーションをしておくこと
事後学習
[2h]立ち姿や姿勢について客観的に自身を見ること

6回
上演作品制作(4) 立体的につくる
  立ち位置やマイクワークなどの演出を踏まえて演技を実践する
  到達目標:朗読劇特有の見せ方について理解し応用する力を会得する
事前学習
[2h]様々な演出効果について調べておくこと
事後学習
[2h]自身のイメージに固執しないプランニングについて考察すること

7回目
上演作品制作(5) 音楽と連動する
  選曲に挑戦し音楽がもたらす影響を理解しながら演じる
  到達目標:作品や場面ごと世界観やイメージを体感し瞬発的に順応する力を養う
事前学習
[2h]「全員で時間をつくる」というイメージで脚本を読み直しておくこと
事後学習
[2h]独りよがりではない個性の出し方について考察すること

8回
上演作品制作(6) 荒通し
  上演作品を全体通して実施する
  到達目標:上演作品全体のイメージを掴みそれぞれの役割を再確認する
事前学習
[2h]全体の流れを元に改めて自身の役割についてイメージを膨らませておくこと
事後学習
[2h]結果だけでなく過程についても想像しながらプロの表現を研究すること

9回
上演作品制作(7) スタッフワークの確認
  舞台美術・音響・照明などのスタッフワークを踏まえてリハーサルを行う
  到達目標:一つの作品がいくつものセクションで構成されていることを理解し演者の役割や責任について理解する
事前学習
[2h]本番で想定される様々な問題についてシミュレーションをしておくこと
事後学習
[2h]裏方の存在を強く意識しながら様々な作品を研究すること

10回
上演作品制作(8) 通しリハーサル
  可能な限り本番に近い状態でリハーサルを実施する
  到達目標:本番さながらの緊張感を体感し自身の力を発揮するメンタリティを身につける
事前学習
[2h]これまでの問題点を整理し対策を練っておくこと
事後学習
[2h]本番と練習との決定的な違いについて考察しイメージすること

11回
上演作品制作(9) 最終通しリハーサル
  これまでの段取りを確認しながら改善の余地がないか模索する
  到達目標:常に品質の向上を計ろうとする表現者に不可欠な意識を養う
事前学習
[2h]自身の役割について再確認し改善の余地がないか考察しておくこと
事後学習
[2h]緊張することを前提に繰り返しシミュレーションし練習すること

12回
上演作品制作(10) 本番に向けての進行について
  本番で想定される問題について意思統一し万が一に備えて複数のプランを準備する
  到達目標:最終目的を明確にし問題を具体的に処理する力を身につける
事前学習
[2h]お客様の前で演じる意義について自分なりに考えを深めること
事後学習
[2h]上演に向けてそれぞれが表現の質の向上に努めること

13回
朗読劇の上演
  オープンキャンパスで朗読劇作品を上演する
  到達目標:お客様に観ていただく緊張感と責任感を知り、今後のものづくりに反映させる応用力を身につける
事前学習
[2h]上演に向けて改善の余地がないか模索を続けること
事後学習
[2h]世の中にある様々な作品を「当事者」として観察・検証する目を持ち、自己研鑽を続けること

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業に対する取組みの姿勢 40%
授業内での課題や朗読劇制作の過程における実技及び提出物の内容 60%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題の実施後又は次回授業時にフィードバックする
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜プリントを配布する
参考文献・推薦図書
授業時に適宜指示する
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