シラバス情報

授業科目名
総合演習A
学年
2年
単位数
4.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
及川 善弘、上野 彰吾、中澤 正行、赤津 淳一、杉山 篤、金田 克美、中川 寛崇、及川 善弘、佐藤 克則
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
作品制作の現場は、共同作業によって成り立つ。この授業では、演出・制作・撮影・照明・録音・美術などの役割分担を行い、それぞれのパートが相互に関わり、協力し合うことで、一つ一つの作業が進行し、完成に到ることを、実際の作業を経験することにより学んでいく。これまでの座学の授業で学んできた考え方や技術、表現方法を実際の現場で実践し、実感する授業となる。正答の無い課題を解決する能力と未だ存在しないものを新たに創造する能力を身に付け,クリエイティブな活動に自発的に取り組む向上心と、チャレンジ精神を持って行動する能力を身につける。

 



授業の概要
これまでの講義の中で学んだ映像の各分野の基本的な考え方、技術、表現方法を、実際の映画制作を経験することで、より具体化させる。教員作成の短篇シナリオを基に、準備から撮影、仕上げに至る制作工程を経験することで短篇作品完成に至る。
その中で、今後の映像制作での自らの課題を明確にしていく。学生一人につき、1000円ほどの実習費を徴収する。実際に徴収する金額は、履修人数により変動する。



  

授業計画
1回
準備開始・オリエンテーション :佐藤・中川
事前学習
(事前学習2h)映像制作ハンドブックの制作工程を熟読しておく。

事後学習
(事後学習)スタッフの役割を確認する。

2回
シナリオ配付・解説 :佐藤・中川
事前学習
(事前学習)映像制作ハンドブックで準備の進め方を調べておく。
事後学習
(事後学習2h)配付されたシナリオを熟読する。

3回
監督・メインスタッフ・キャスティング決定 :佐藤・中川
事前学習
(事前学習2h)キャスト候補の案を作成する。
事後学習
(事後学習)各パートの中での自分の役割を確認する。

4回
撮影準備(セット装飾・ライティング仕込み):佐藤・中川・金田・赤津
事前学習
(事前学習)準備を進める中で感じた疑問点を整理しておく。
事後学習
(事後学習2h)初日のスケジュールを確認する。





5回
美術打ち合わせ・照明機材説明 :佐藤・中川・金田・赤津
事前学習
(事前学習2h)使用する衣装・小道具・装飾品をリストアップする。
事後学習
(事後学習)誰がどの役割を担当し、何を準備するか、確認する。

6回
技術講義①:及川・上野/セット建て込み①:金田
事前学習
(事前学習)シナリオを読み込み,質問内容をまとめておく。セット図面を見て、予習する。
事後学習
(事後学習2h)使用する機材をリストアップする。セットに使用する飾りを準備する。

7回目
技術講義②:及川・中澤/セット建て込み①:金田



事前学習
(事前学習2h)機材の使用方法を予習する。班毎の美術の狙いを明確にする。
事後学習
(事後学習)講師から受けた指導を記録しておく。

8回
技術講義③:佐藤・中川・赤津
事前学習
(事前学習)現場から仕上げまでの照明の作業の流れを理解しておく。
事後学習
(事後学習2h)講師から受けた指導を記録しておく。

9回
技術講義④:佐藤・中川・杉山/セット建て込み①:金田
事前学習
(事前学習2h)現場から仕上げまでの照明と録音の作業の流れを理解しておく。
事後学習
(事後学習)プレスコの準備を行う。撮影当日の段取りを考える。

10回
オールスタッフ打ち合わせ :佐藤・中川・上野・中澤・赤津・杉山・金田


事前学習
(事前学習)映像制作ハンドブックで、オールスタッフ打ち合わせの進め方を確認しておく。
事後学習
(事後学習2h)オールスタッフ打ち合わせで決まった事柄やスケジュールを整理する。

11回
撮影準備①(セット装飾・ライティング仕込み):佐藤・中川・金田・赤津
事前学習
(事前学2h)準備を進める中で感じた疑問点を整理しておく。
事後学習
(事後学習)指導講師と直接やり取りする。

12回
撮影① 教室1 A・B班(佐藤)・地下スタジオ C・D班(上野・赤津・金田)・教室2 E・F班(中澤・杉山・中川)
事前学習
(事前学習)当日のスケジュールを確認し,関係方面への連絡を済ませておく。
事後学習
(事後学習2h)次のカットのキャメラポジションを確認する。

13回
撮影② 教室1 (佐藤)・地下スタジオ (上野・赤津・金田)・教室2 (中澤・杉山・中川)
事前学習
(事前学習2h)機材の操作には積極的に関わる。
事後学習
(事後学習)次のカットのキャメラポジションを確認する。

14回
撮影③ 教室1 (佐藤)・地下スタジオ (上野・赤津・金田)・教室2 (中澤・杉山・中川)
事前学習
(事前学習)次のスケジュールを確認し、機材を点検する。
事後学習
(事後学習2h)撤収作業終了後、1日の反省点を班毎に話し合う。翌日のスケジュールを確認する。

15回
撮影④ 教室1 C・D班(佐藤)・地下スタジオ E・F班(上野・赤津・金田)・教室2 A・B班(中澤・杉山・中川)
事前学習
(事前学習2h)当日のスケジュールを確認し,関係方面への連絡を済ませておく。
事後学習
(事後学習)次のカットのキャメラポジションを確認する。

16回
撮影⑤ 教室1 (佐藤)・地下スタジオ (上野・赤津・金田)・教室2 (中澤・杉山・中川)
事前学習
(事前学習)機材の操作には積極的に関わる。
事後学習
(事後学習2h)次のカットのキャメラポジションを確認する。

17回
撮影⑥ 教室1 (佐藤)・地下スタジオ (上野・赤津・金田)・教室2 (中澤・杉山・中川)
事前学習
(事前学習2h)次のスケジュールを確認し、機材を点検する。
事後学習
(事後学習)撤収作業終了後、1日の反省点を班毎に話し合う。翌日のスケジュールを確認する。

18回
撮影⑦ 教室1 E・F班(佐藤)・地下スタジオ A・B班(上野・赤津・金田)・教室2 C・D班(中澤・杉山・中川)
事前学習
(事前学習)当日のスケジュールを確認し,関係方面への連絡を済ませておく。
事後学習
(事後学習2h)次のカットのキャメラポジションを確認する。

19回
撮影⑧ 教室1 (佐藤)・地下スタジオ (上野・赤津)・教室2 (中澤・杉山・中川)
事前学習
(事前学習2h)機材の操作には積極的に関わる。
事後学習
(事後学習)次のカットのキャメラポジションを確認する。

20回
撮影⑨と片付け 教室1 (佐藤)・地下スタジオ (上野・赤津)・教室2 (中澤・杉山・中川)
事前学習
(事前学習)機材リストを元に紛失物がないか確認しておく。
事後学習
(事後学習2h)学内に運び込んだ機材を点検する。実習レポートをまとめる。


21回
素材ラッシュ/編集・音付け作業開始 :中川・佐藤・赤津・杉山
事前学習
(事前学習2h)素材の取り込み、タイムライン作成。編集作業の進め方を予習しておく。
                                           (注意)仕上げ作業には、監督・編集・スクリプターは必ず参加すること。
事後学習
(事後学習)OK出しをする。効果音と音楽を選ぶ。

22回
編集ラッシュ 1 :佐藤・中川
事前学習
(事前学習)修正点を整理。
事後学習
(事後学習2h)レンダリングをしておく。

23回目
編集ラッシュ 2 :佐藤・中川
事前学習
(事前学習2h)修正点を整理。
事後学習
(事後学習)レンダリングをしておく。


24回
オールラッシュ :佐藤・中川
事前学習
(事前学習)修正点を整理。
事後学習
(事後学習2h)レンダリングをしておく。MAに向け、音楽・効果打ち合わせを行う。

25回
MA :佐藤・中川・杉山
事前学習
(事前学習2h)劇伴、SEの用意。
事後学習
(事後学習)ムービーファイルへの書き出しをする。

26回
完成試写・講評 :佐藤・中川・杉山・赤津・上野・中澤・金田
事前学習
(事前学習)上映音量チェック。         
事後学習
(事後学習2h)実習を通じて学んだ点、反省点を総括し、実習レポートを仕上げる。まとめ。

試験及び成績評価
授業内で行う作品制作への貢献度:40%
授業への取り組み・積極的関与:40% 
作品提出、授業中及び終了後のレポート:20%







課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
完成作品の試写終了後、評価点や今後の課題を講評する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜プリントを配布する。
授業時に適宜プリントを配布する。
授業時に適宜プリントを配布する。
適宜プリントを配布
授業時に適宜プリントを配布する。
参考文献・推薦図書
新版 映像制作ハンドブック 玄光社 978-4-7683-0538-6 新版であることに注意すること。
研究室
紀尾井町キャンパス3号棟3410研究室
オフィスアワー
月曜3限・火曜5限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
「映像演出」「映像撮影照明Ⅰ」「映像録音」「デジタル映像編集Ⅰ」