シラバス情報

授業科目名
人類とモノづくり
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
倉林 眞砂斗
授業形態
授業で主に使用する言語
 日本語
授業方法区分
開講キャンパス
オンライン(オンデマンド)
授業の到達目標及びテーマ
 「ヒトがいつ、どのようにしてサルから分かれ、社会を営み、社会を変化させてきたのか」について理解を深めることは、長い人類史の一端に触れるだけではなく、自己理解を深める第一歩となる。
 この授業では、幅広く学際的な視点から、人類や社会の変化、「モノづくり」の一端、そして技術の進歩等について理解を深め、考え、各自が関心を持つ分野の学びに資する視点の修得を目指す。

授業の概要
 全学部共通基盤科目。
 【オンデマンド型】授業の形式で、いわゆる【衣】【食】【住】のほかに、【埋葬】【移動】【想像-創造】という大きな主題を切り口として取り上げる。そして、それぞれの中で設定した個別具体的な事象に関する理解を通して、人類の「これまで」と「これから」について考える材料を提供する。
 各回において、考古学や歴史学に基づく具体的な情報をもとに、自らが生きていく時代について考える要点を示すこととする。

授業計画
1回
 ヒトとは何か【オンデマンド型】
・「人類史」という視点の重要性を意識する。
・ヒトがいつ、どのようにしてサルから別れたのか、他の哺乳類とは異なる集団としてどのような特性を持つかを理解する。
事前学習
 サルとヒトの違いについて考えてみる (120分)。
事後学習
 授業の中で取り上げた要点をまとめておく (120分)。

2回
 「道具」とは何か【オンデマンド型】
・【食】という切り口から、「道具」の重要性を意識する。
・ヒトが道具として生み出した「石器」「弓矢」「落とし穴」等について理解を深め、厳しい自然環境の中で生きていくための必要条件等について考える。
事前学習
 なぜヒトが「石器」という道具を必要としたかについて考え、要点をまとめてみる (120分)。
事後学習
 授業の中で取り上げた要点をまとめておく(120分)。

3回
 「農耕」とは何か【オンデマンド型】
・【食】という切り口から、「農耕」の重要性を意識する。
・ヒトが食料生産、つまり農耕を開始するまでの道筋について理解を深め、農耕社会の発展や変容等について考える。
事前学習
 なぜヒトが「農耕」を必要としたかについて考え、要点をまとめてみる (120分)。
事後学習
 授業の中で取り上げた要点をまとめておく (120分)。

4回
 農耕社会における分業【オンデマンド型】
・【食】という切り口から、「分業」の重要性を意識する。
・「道具」としての土器、銅器、青銅器、鉄器等についての理解を深め、それぞれが果たした役割について考える。
事前学習
 なぜヒトが「分業」を始めたかについて考え、要点をまとめてみる (120分)。
事後学習
 授業の中で取り上げた要点をまとめておく (120分)。

5回
 居住環境と定着生活【オンデマンド型】
・【住】という切り口から、ヒトの居住環境の変遷を意識する。
・洞窟、日干し煉瓦、煉瓦、竪穴式住居等について理解を深め、それぞれの特性や果たした役割について考える。
事前学習
 ヒトの居住環境について考え、自分にとって重要だと思うことをまとめてみる (120分)。
事後学習
 授業の中で取り上げた要点をまとめておく (120分)。

6回
 特定機能を持つ非日常的空間【オンデマンド型】
・【住】という切り口から、ヒトが必要とした「特別な機能空間」の重要性を意識する。
・都市、神殿、宮殿等について理解を深め、それぞれの特性や、果たした役割について考える。
・宗教儀式に使われた道具−祭器について理解する。
事前学習
 各自が生まれ育った場所をイメージしながら、都市空間としての特色をまとめてみる (120分)。
事後学習
 授業の中で取り上げた要点をまとめておく (120分)。

7回目
 都市生活と「文字」の発明【オンデマンド型】
・【住】という切り口から、都市生活が生み出した「文字」の重要性を意識する。
・「文字」の種類と特性、果たした役割等について考える。
・文字の支持体−粘土板、石、骨、紙、竹等の活用について理解する。
事前学習
 なぜヒトが「文字」を使い始めたかについて考え、要点をまとめてみる (120分)。
事後学習
 授業の中で取り上げた要点をまとめておく (120分)。

8回
 「製塩」と「酒造」【オンデマンド型】
・【食】や「祭祀」という切り口から、欠かせないものとされた「製塩」「酒造」の重要性を意識する。
・「製塩」「酒造」について理解を深め、それぞれの果たした役割等について考える。
事前学習
 各自の食生活において、欠かせないと考えるものを列挙し、優先順位をつけてみる (90分)。
事後学習
 授業の中で取り上げた要点をまとめておく (150分)。

9回
 ヒトならではの「埋葬」という行為【オンデマンド型】
・【埋葬】という切り口から、多様な「墓制」の重要性を意識する。
・「墓制」を構成する諸要素について理解を深め、それぞれの果たした役割等について考える。
事前学習
 なぜヒトが「埋葬」を始めたかについて考え、要点をまとめてみる (120分)。 
事後学習
 授業の中で取り上げた要点をまとめておく (120分)。

10回
 副葬された様々な物品【オンデマンド型】
・【埋葬】という切り口から、「墓制」の一部として副葬された物品の重要性を意識する。
・どのような物品を、どのように副葬したかを知り、それぞれが果たした役割等について考える。
事前学習
 なぜヒトが「埋葬」に際して様々なモノを副葬したかについて考え、要点をまとめてみる (120分)。 
事後学習
 授業の中で取り上げた要点をまとめておく (120分)。

11回
 ヒトの移動手段【オンデマンド型】
・【移動】という切り口から、ヒトが発明した手段や物品の重要性を意識する。
・車輪、馬具の発明、舗装道路の敷設等について理解する。
・動物の馴化と活用について理解する。
事前学習
 なぜヒトの「移動」の頻度が増したかについて考え、要点をまとめてみる (120分)。  
事後学習
 授業の中で取り上げた要点をまとめておく (120分)。

12回
 機械化されたヒトの移動手段【オンデマンド型】
・【移動】という切り口から、ヒトが発明した手段や物品の重要性を意識する。
・自動車、(高速) 鉄道、飛行機の発明と活用等について理解する。
・ドローン、AI認証等について考える。
事前学習
 各自の主たる移動手段を念頭に置き、1日当りの想定移動距離を算出してみる (90分)。
事後学習
 授業の中で取り上げた要点をまとめておく (150分)。

13回
 ヒトの空想とモノづくり【オンデマンド型】
・【想像-創造】という切り口から、ヒトが発明するプロセスについて知る。
・「イノベーション」について理解を深める。
・写真フィルム、デジタルカメラ、ウォークマン等の誕生プロセスについて理解する。
・「IoT」の可能性等について考える。
事前学習
 各自の日々の生活をイメージしながら、「あったらいいな」「できたらいいな」と思うことについて考え、要点をまとめてみる (120分)。  
事後学習
 授業の中で取り上げた要点をまとめておく (120分)。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
 下記の配分にて成績評価を行う。
○期末課題:60% 
○授業中に課す課題:40%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
 課題については、次回以降の授業時に解説する、あるいは解説コメントを配布する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
各回で事前に資料をアップしておくので、必ずダウンロードして授業に臨むこと。
参考文献・推薦図書
○『人類の歴史をつくった17の大発見』 コーディー・キャシディー <梶山あゆみ 訳>(河出書房新社/2021年/1,620円)
○『世界史の発明』 タミム・アンサーリー <花田知恵 訳>(河出書房新社/2021年/3,900円)
研究室
○東金キャンパス:本部棟6階
オフィスアワー
○木曜日:1時限/昼休み、金曜日:1時限/昼休み
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ