シラバス情報

授業科目名
健康科学特論III
学年
学年指定なし
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
桑江 豊、安齋 紗保理、竹内 弥彦
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
1.高齢者の身体・認知機能の特性を理解する。
2.障害や老化により姿勢制御、移動能力が低下するメカニズムを理解する。
3.障害や老化による認知機能低下の予防方策について理解する。
4.地域在住高齢者に対する身体・認知・心理機能調査の活動実践について理解する。
5.ユニバーサルデザインを用いた地域づくりの現状と課題について理解する。
6.ユニバーサルデザインの7原則とその視点に立った地域つくりを理解する。
7.   住民主体での地域づくりによる介護予防方策の概要を理解する。
授業の概要
健康科学の大きな役割の一つとして、超長寿社会の鍵となる健康寿命の延伸が挙げられる。健康寿命の延伸には要介護状態にならないために、地域住民主体による自助・互助活動を促進するための健康科学の専門家による適切な支援が必要である。本科目では、要介護状態を予防するための方策について、障害や老化による姿勢制御能力および認知機能低下へのアプローチを理解することに加えて、住民主体での地域づくりによる介護予防の方策の概要について学修する。

授業計画
1回
授業ガイダンス  (担当:竹内 弥彦)
授業の目的と方法、進め方のオリエンテーション
到達目標:本科目全体の到達目標および各単元で学習する内容の概略について理解できる。 
事前学習
【事前学修 2.0h】 本科目のシラバス内容について確認する。
事後学習
【事後学修 2.0h】 講義にて解説した科目全体の到達目標および各単元での学習内容について、自身の専門性への活用についてまとめる。

2回
介護予防事業における健康科学専門職の役割  (担当:竹内 弥彦)
介護予防事業における健康科学専門職の役割について講義する。
到達目標:地域包括ケアシステム、地域共生社会における介護予防の位置づけを踏まえ、各専門職の役割について理解できる。
事前学習
【事前学修 2.0h】 地域包括ケアシステム、地域共生社会における介護予防の位置づけについて調査する。
事後学習
【事後学修 2.0h】 講義を受けて、介護予防事業における健康科学専門職の役割、とくに自身の専門性の役割についてまとめる。

3回
加齢による姿勢制御能の低下の特性  (担当:竹内 弥彦)
要介護の要因となる高齢者の転倒について、加齢変化に伴う姿勢制御能力低下の特性から学修する。
到達目標:高齢者の転倒要因である加齢変化に伴う姿勢制御能力低下の特性を理解できる。
事前学習
【事前学修 2.0h】 加齢による姿勢制御能の低下について関連文献を調べる。
事後学習
【事後学修 2.0h】 講義を受けて、加齢による姿勢制御能の低下および転倒との関連性についてまとめる。

4回
運動による認知機能低下の予防効果  (担当:竹内 弥彦)
軽度認知障害を有する高齢者に対する有酸素運動と認知課題を取り入れたトレーニングのエビデンスについて紹介する。
到達目標:運動による認知機能低下トレーニングのエビデンスについて理解できる
事前学習
【事前学修 2.0h】 運動による認知機能低下の予防効果について関連文献を調べる。
事後学習
【事後学修 2.0h】 講義を受けて、運動による認知機能低下の予防効果についてまとめる。

5回
高齢者の身体・認知機能の特性  (担当:桑江 豊)
地域で暮らす高齢者の身体・認知機能の特性について、健康科学的思考から理解を深める。
到達目標:地域で暮らす高齢者の身体・認知機能の特性が理解できる。
事前学習
【事前学修 2.0h】 高齢者の身体・認知機能の特性について関連文献を調べる
事後学習
【事後学修 2.0h】 講義を受けて、高齢者の身体・認知機能の特性についてまとめる

6回
地域在住高齢者の身体機能評価項目とその解釈  (担当:安齋 紗保理)
地域在住高齢者の身体機能評価項目について理解し、評価から得られる結果をもと、科学的根拠に基づいた解釈を学修する。
到達目標:地域在住高齢者の身体機能評価項目について理解し、科学的根拠に基づいた解釈ができる。
事前学習
【事前学修 2.0h】 地域在住高齢者の身体・認知機能評価項目について、関連文献を調べる。
事後学習
【事後学修 2.0h】 講義を受けて、地域在住高齢者の身体・認知機能評価項目および結果の解釈方法についてまとめる

7回目
高齢者の介護予防対策  (担当:安齋 紗保理)
学生自身が暮らす地域の介護予防対策について調査し、理学療法士の介入方法について発表とデスカッションを行い、個々の意見を共有し、地域アセスメントの理解を深める。
到達目標:学生自身が暮らす地域の介護予防対策についてのディスカッションを通し、地域アセスメントの理解ができる。
事前学習
【事前学修 2.0h】 学生自身が暮らす地域の介護予防対策について調査する。
事後学習
【事後学修 2.0h】 講義やディスカッション内容を受けて、学生自身が暮らす地域の介護予防対策についてまとめる。

8回
ユニバーサルデザインの7つの原則  (担当:桑江 豊)
ユニバーサルデザインの7つの原則とその視点を用いた物事の視点を学修する。
到達目標:ユニバーサルデザインの7つの原則とその視点活用が理解できる。
事前学習
【事前学修 2.0h】 ユニバーサルデザインの7つの原則について、関連文献を調べる
事後学習
【事後学修 2.0h】 講義を受けて、ユニバーサルデザインの7つの原則とそれを考慮した物事の視点についてまとめる。

9回
ユニバーサルデザインを用いた地域づくりの現状と課題  (担当:桑江 豊)
大学近郊の地域をモデルに,ユニバーサルデザインの視点に立った現状の理解と課題について理解を深める。
到達目標:ユニバーサルデザインの視点に立った地域づくりの現状と課題について理解できる。
事前学習
【事前学修 2.0h】 ユニバーサルデザインを用いた地域づくりについて、関連文献を調べる。
事後学習
【事後学修 2.0h】 講義を受けて、ユニバーサルデザインを用いた地域づくりの現状と課題についてまとめる

10回
ユニバーサルデザインの地域づくりの理解  (担当:桑江 豊)
ユニバーサルデザインの視点を用いて、学生自らが暮らす地域の現状と課題について発表とディスカッションを行い、地域づくりの理解を深める。
到達目標:ユニバーサルデザインの視点を用いた地域づくりについて理解できる。
事前学習
【事前学修 2.0h】 学生自らが暮らす地域の現状と課題およびユニバーサルデザインと地域づくりの関係について、関連論文を調べる
事後学習
講義やディスカッションを受けて、ユニバーサルデザインの視点を用いた地域づくりについて、学生自らが暮らす地域をモデルに現状と課題をまとめる。

11回
地域活動から見たヘルスプロモーションの概要  (担当:安齋 紗保理)
「地域活動の強化」の観点から、ヘルスプロモーション活動の方法を学修する。
到達目標:「地域活動の強化」の観点からヘルスプロモーション活動の方法が理解できる。
事前学習
【事前学修 2.0h】 地域活動とヘルスプロモーションについて、関連文献を調べる
事後学習
【事後学修 2.0h】 講義を受けて、「地域活動の強化」とヘルスプロモーションの概要についてまとめる

12回
「地域診断」の概念および手法  (担当:安齋 紗保理)
地域のリハビリテーション関連課題を明らかにするための「地域診断」について学修する。
到達目標: 地域のリハビリテーション関連課題を明らかにするための「地域診断」について理解できる。
事前学習
【事前学修 2.0h】 「地域診断」の概念および手法に関する文献を調べる
事後学習
【事後学修 2.0h】 講義を受け、「地域診断」の概念および手法についてまとめる

13回
地域リハビリテーションの推進課題  (担当:安齋 紗保理)
地域住民の支えあいや支援体制づくりの観点から、リハビリテーションの取り組む課題を学修する。
到達目標:地域住民の支え合いや支援体制づくりの観点から地域リハビリテーションの推進課題を理解できる。
事前学習
【事前学修 2.0h】 地域リハビリテーションの推進課題をキーワードに関連文献を調べる
事後学習
【事後学修 2.0h】 講義を受けて、地域リハビリテーションの推進課題についてまとめる

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
①授業への取り組み
②課題レポート
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題レポート提出後に実施する
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
参考文献・推薦図書
必要に応じて適宜提示する
研究室
東金キャンパス・A棟・A501 (竹内 弥彦)
東金キャンパス・A棟・A506 (桑江 豊)
東金キャンパス・A棟・A515 (安齋 紗保理)
オフィスアワー
月曜日1時限・火曜日1時限 (竹内 弥彦)
火曜日3時限・金曜日3時限 (桑江 豊)
火曜日2時限・金曜日2時限 (安齋 紗保理)
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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