教員名 : 竹内 一成
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授業科目名
健康科学特論VI
学年
学年指定なし
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
神谷 貞浩、竹内 一成
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
オンライン
授業の到達目標及びテーマ
薬学領域における基礎的な内容に関して、その原理を踏まえて学ぶことで、「くすり」に対する正しい知識を身につけるとともに、薬学的視点から健康科学に対してアプローチするための基盤となる能力を養う。本科目では特に物理系および生物系薬学に関する知識について学ぶ。
1.基本的な物理現象と物質の性質、物質間の相互作用に関して説明できる。 2.分散系材料、半固形・液状材料の性質について、物理化学的観点から説明できる。 3.日本薬局方における粘度測定法について説明できる。 4.拡散現象について、物理化学的観点から説明できる。 5.細胞、細胞膜、細胞小器官の構造や機能を説明できる。 6.遺伝情報の発現と遺伝子工学技術の応用について説明できる。 7.様々なタンパク質(酵素、輸送体、受容体、抗体など)の機能に及ぼす薬物の作用について説明できる。 8.細胞間・細胞内情報伝達系に及ぼす薬物の作用について説明できる。 授業の概要
「くすり」に対する理解は、健康を損なったときのみでなく、健康の維持においても重要である。本科目では、薬学領域における基礎的な内容に関して、その原理を踏まえて学ぶことで、「くすり」に対する正しい知識を身につけるとともに、薬学的視点から健康科学に対してアプローチするための基盤となる能力を養う。
授業計画
1回
物理学・物理化学:物理化学とは、気体、物理単位、反応速度(竹内)
物理系薬学の基盤となる物理学について、気体分子運動論を中心に、物理単位や物理量等の基礎的な内容も含めて学習する。生体内からの薬物消失に関わる反応速度について学ぶ。 事前学習
【事前学習 2.0h】 事前配布資料の内容を確認しておくこと。
事後学習
【事後学習 2.0h】 提示資料および授業時に伝える要点について、理解を深めること。
2回
物理化学・放射化学:放射能と放射線
物理学・分析化学:電磁波(竹内) 放射性医薬品を考えるうえで基礎となる放射壊変について学ぶ。様々な分析機器に用いられる電磁波について、波動とその分類方法について学ぶ。 事前学習
【事前学習 2.0h】 事前配布資料の内容を確認しておくこと。
事後学習
【事後学習 2.0h】 提示資料および授業時に伝える要点について、理解を深めること。
3回
製剤に関する物理化学:界面の性質、界面活性剤、代表的な分散系(竹内)
界面張力をはじめとした界面の性質および代表的な界面活性剤の種類とその性質に関して学習する。代表的な分散系(分子集合体、コロイド、乳剤、懸濁剤など)の種類とその性質について学習する。 事前学習
【事前学習 2.0h】 事前配布資料の内容を確認しておくこと。
事後学習
【事後学習 2.0h】 提示資料および授業時に伝える要点について、理解を深めること。
4回
製剤に関する物理化学:分散系の安定性と分離減少、レオロジー(粘性・弾性)、Newton流動(竹内)
分散した粒子の安定性と沈降等の分離現象について理解した上で、分散安定性を高める代表的な製剤的手法について学ぶ。液体または半固形製剤において重要なレオロジーに関して、その基礎的な内容を学習する。 事前学習
【事前学習 2.0h】 事前配布資料の内容を確認しておくこと。
事後学習
【事後学習 2.0h】 提示資料および授業時に伝える要点について、理解を深めること。
5回
製剤に関する物理化学:局方粘度測定法、毛細管粘度計法、Newton流動(竹内)
日本薬局方収載の粘度測定法について、毛細管粘度計を中心に学ぶ。 事前学習
【事前学習 2.0h】 事前配布資料の内容を確認しておくこと。
事後学習
【事後学習 2.0h】 提示資料および授業時に伝える要点について、理解を深めること。
6回
製剤に関する物理化学:局方粘度測定法、回転粘度計、非Newton流動、展延性(竹内)
日本薬局方収載の粘度測定法について、回転粘度計を中心に学ぶ。 事前学習
【事前学習 2.0h】 事前配布資料の内容を確認しておくこと。
事後学習
【事後学習 2.0h】 提示資料および授業時に伝える要点について、理解を深めること。
7回目
製剤に関する物理化学:粘弾性およびレオロジーの応用例、膜透過実験を基にした拡散現象、Stokes-Einsteinの式(竹内)
粘弾性について学習するとともに、マイクロレオロジー等のレオロジーの応用例に関して紹介する。固体材料の溶解現象や液剤中における溶質の濃度勾配に関与する拡散に関して、膜透過実験を基に学習する。 事前学習
【事前学習 2.0h】 事前配布資料の内容を確認しておくこと。
事後学習
【事後学習 2.0h】 提示資料および授業時に伝える要点について、理解を深めること。
8回
細胞の構造(神谷)
生命の基本単位である細胞、細胞をつつむ細胞膜、および細胞内に存在する小器官の構造や機能について学習する。 事前学習
【事前学習 2.0h】 事前配布資料の内容を確認しておくこと。
事後学習
【事後学習 2.0h】 提示資料および授業時に伝える要点について、理解を深めること。
9回
生体を構成する物質(神谷)
生体を構成する物質(糖質、タンパク質、脂質)の基本的な構造や性質、機能について学習する。 事前学習
【事前学習 2.0h】 事前配布資料の内容を確認しておくこと。
事後学習
【事後学習 2.0h】 提示資料および授業時に伝える要点について、理解を深めること。
10回
遺伝情報の発現(1)〜基礎編〜(神谷)
遺伝情報を持つDNAの構造、DNAの複製や遺伝子発現について学習する。 事前学習
【事前学習 2.0h】 事前配布資料の内容を確認しておくこと。
事後学習
【事後学習 2.0h】 提示資料および授業時に伝える要点について、理解を深めること。
11回
遺伝情報の発現(2)〜応用編〜(神谷)
遺伝子工学技術(PCR、組換えタンパク質発現法など)の原理や、医療分野での応用について学習する。 事前学習
【事前学習 2.0h】 事前配布資料の内容を確認しておくこと。
事後学習
【事後学習 2.0h】 提示資料および授業時に伝える要点について、理解を深めること。
12回
【事前学習 2.0h】 事前配布資料の内容を確認しておくこと。
事前学習
タンパク質の機能とくすり(神谷)
様々なタンパク質(酵素、輸送体、受容体、抗体など)の機能や特徴とともに、これらタンパク質に影響を及ぼす「くすり」の作用について学習する。 事後学習
【事後学習 2.0h】 提示資料および授業時に伝える要点について、理解を深めること。
13回
細胞間あるいは細胞内情報伝達とくすり(神谷)
ホルモンによる生体調節や、細胞どうしのコミュニケーション、細胞内の情報伝達のしくみとともに、これら情報伝達に影響を及ぼす「くすり」の作用について学習する。 事前学習
【事前学習 2.0h】 事前配布資料の内容を確認しておくこと。
事後学習
【事後学習 2.0h】 提示資料および授業時に伝える要点について、理解を深めること。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
課題により評価する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
基本的に授業中に行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
参考文献・推薦図書
必要に応じて適宜提示する。
研究室
竹内一成:K棟3階K301 薬品物理化学研究室
神谷貞浩:K棟5階K501 分子細胞生物学研究室 オフィスアワー
竹内一成
月曜日2、3限(K棟3階K301) 連絡先:itakeuchi@jiu.ac.jp 神谷貞浩 木曜日3限、金曜日3限(K棟5階K501) 連絡先:kamiyas@jiu.ac.jp 科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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