シラバス情報

授業科目名
運動機能障害系リハビリテーション学演習
学年
学年指定なし
単位数
4.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
烏野 大、森下 勝行、栗原 靖、中尾 英俊、森藤 武
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
1. 運動機能障害を多面的に評価・分析できる実践力を身につける。
2. 運動機能障害に対する具体的なアプローチを提案できる実践力を身につける。
3. 日常生活とスポーツ場面で起きている課題を捉え、それらに対する改善策を提案できる実践力を身につける。
授業の概要
本科目では、運動機能障害系リハビリテーション学特論で学んだ概要を基盤とし、運動機能障害や、身体活動・パフォーマンスの低下に対する具体的なアプローチについて演習形式で学習する。また、学生諸氏が関わっている日常生活やスポーツ場面などで抱いている運動機能障害と関連した疑問や課題について捉えることができるようになる。また、それらを解決するための具体的なアプローチや計画を提案することができる実践力を身につける。

授業計画
1回
運動機能をシステムとして捉えたときに,個々の神経機能,筋機能,循環機能を理解し,運動機能が多くの個々のシステムより成り立っていることについて学ぶ。(担当:烏野)
到達目標:運動機能をシステムとして捉えたときの,その工学的特徴を理解し,説明できる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
授業内容について事前に情報収集を行い予習を進める。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容の整理と復習を行う。

2回
筋の物理的特徴①(担当:烏野)
筋の物理的特徴である粘弾性で生じるクリープ現象,応力緩和現象について学び,筋の粘弾性を測定する手法を学ぶ。
到達目標:筋の粘弾性を理解し,その測定方法について説明できる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
授業内容について事前に情報収集を行い予習を進める。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容の整理と復習を行う。

3回
筋の物理的特徴②(担当:烏野)
筋の物理的特徴である粘弾性で生じるクリープ現象,応力緩和現象について学び,筋の粘弾性を測定する手法を学ぶ。
到達目標:筋の粘弾性を理解し,その測定方法について説明できる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
授業内容について事前に情報収集を行い予習を進める。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容の整理と復習を行う。

4回
(担当:烏野)筋の電気的特徴①
筋収縮時の生じる筋の電気的特徴を理解し,その測定方法である表面筋電図の測定方法とその利用方法について学ぶ。
到達目標:筋収縮時に生じる電気的特性と表面筋電図について説明できる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
授業内容について事前に情報収集を行い予習を進める。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容の整理と復習を行う。

5回
筋の電気的特徴②(担当:烏野)
筋収縮時の生じる筋の電気的特徴を理解し,その測定方法である表面筋電図の測定方法とその利用方法について学ぶ。
到達目標:筋収縮時に生じる電気的特性と表面筋電図について説明できる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
授業内容について事前に情報収集を行い予習を進める。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容の整理と復習を行う。

6回
筋収縮と循環機能①(担当:烏野)
筋収縮時にはエネルギー源となる酸素が必要であり,酸素供給は末梢循環機能により支えられている。筋収縮が維持されるためには,筋内の酸素供給システムである循環機能を理解し,その測定方法である近赤外線分光法の特徴とその利用方法について学ぶ。
到達目標:筋収縮と循環機能の関係と近赤外線分光法について説明できる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
授業内容について事前に情報収集を行い予習を進める。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容の整理と復習を行う。

7回目
筋収縮と循環機能②(担当:烏野)
筋収縮時にはエネルギー源となる酸素が必要であり,酸素供給は末梢循環機能により支えられている。筋収縮が維持されるためには,筋内の酸素供給システムである循環機能を理解し,その測定方法である近赤外線分光法の特徴とその利用方法について学ぶ。
到達目標:筋収縮と循環機能の関係と近赤外線分光法について説明できる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
授業内容について事前に情報収集を行い予習を進める。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容の整理と復習を行う。

8回
超音波画像評価法を用いた評価と治療①(担当:森下)
到達目標:超音波の原理・特性、超音波画像診断装置に関する基礎的事項について理解し、説明ができるようになる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
授業内容について事前に情報収集を行い予習を進める。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容の整理と復習を行う。

9回
超音波画像評価法を用いた評価と治療②(担当:森下)
到達目標:運動器超音波解剖を理解し、説明ができるようになる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
授業内容について事前に情報収集を行い予習を進める。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容の整理と復習を行う。

10回
超音波画像評価法を用いた評価と治療③(担当:森下)
到達目標:超音波画像評価法を用いた研究法やアウトカムなどを理解し、説明ができるようになる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
授業内容について事前に情報収集を行い予習を進める。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容の整理と復習を行う。

11回
超音波画像評価法を用いた評価と治療④(担当:森下)
到達目標:超音波画像評価法を用いて、骨格筋の安静・収縮・伸張による動態変化の観察、超音波ガイド下におけるストレッチング・トレーニング・物理療法の実施、アウトカムの変化を確認し、臨床・研究に応用できるようになる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
授業内容について事前に情報収集を行い予習を進める。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容の整理と復習を行う。

12回
関節モーメント、パワーについて(担当:栗原)
到達目標:関節モーメント、パワーについて、それぞれの意味を理解し、説明できるようになる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
授業内容について事前に情報収集を行う。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容、他者の意見を踏まえ、今回のテーマについてまとめる。

13回
健常者の通常歩行における関節角度、関節モーメント、パワーについて(担当:栗原)
到達目標:3次元解析装置により得られた健常者の通常歩行における関節角度、関節モーメント、パワーについて、それぞれの意味を理解し、説明できるようになる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
授業内容について事前に情報収集を行う。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容、他者の意見を踏まえ、今回のテーマについてまとめる。

14回
膝関節疾患の通常歩行における関節角度、関節モーメント、パワーについて(担当:栗原)
到達目標:3次元解析装置により得られた膝関節疾患の通常歩行における関節角度、関節モーメント、パワーについて、術前後等の比較を行い、その特徴の説明ができるようになる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
授業内容について事前に情報収集を行う。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容、他者の意見を踏まえ、今回のテーマについてまとめる。

15回
股関節疾患の通常歩行における関節角度、関節モーメント、パワーについて(担当:栗原)
到達目標:3次元解析装置により得られた股関節疾患の通常歩行における関節角度、関節モーメント、パワーについて、術前後等の比較を行い、その特徴の説明ができるようになる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
授業内容について事前に情報収集を行う。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容、他者の意見を踏まえ、今回のテーマについてまとめる。

16回
スポーツ選手に対する下肢の評価方法(担当:中尾)
 スポーツ現場で実施可能な評価方法を学ぶ。近年、観察および介入研究で実際に行われている方法を文献検索し議論する。
(到達目標)理学療法評価法の中からスポーツ選手のメディカルチェックに活用できる方法を提案できる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
授業内容について事前に情報収集を行う。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容、他者の意見を踏まえ、今回のテーマについてまとめる。

17回
スポーツ選手に対する足部・足関節の評価方法(担当:中尾)
足部・足関節の筋力、柔軟性、アライメントなどの測定方法を、医療やスポーツ場面において実践しているセラピストと一緒にディスカッションを行う。
(到達目標)スポーツ現場において実現可能な評価方法を提案できる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
スポーツ選手のメディカルチェックの方法について、足部・足関節の筋力、柔軟性、アライメントの評価方法を事前学習しておく。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容、他者の意見を踏まえ、今回のテーマについてまとめる。

18回
スポーツ選手に対する下肢(膝関節)の評価方法(担当:中尾)
膝関節の筋力、柔軟性、アライメントなどの測定方法を、医療やスポーツ場面において実践しているセラピストと一緒にディスカッションを行う。
(到達目標)スポーツ現場において実現可能な評価方法を提案できる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
スポーツ選手のメディカルチェックの方法について、膝関節の筋力、柔軟性、アライメントの評価方法を事前学習しておく。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容、他者の意見を踏まえ、今回のテーマについてまとめる。

19回
スポーツ選手に対する下肢(股関節)の評価方法(担当:中尾)
股関節の筋力、柔軟性、アライメントなどの測定方法を、医療やスポーツ場面において実践しているセラピストと一緒にディスカッションを行う。
(到達目標)スポーツ現場において実現可能な評価方法を提案できる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
スポーツ選手のメディカルチェックの方法について、股関節の筋力、柔軟性、アライメントの評価方法を事前学習しておく。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容、他者の意見を踏まえ、今回のテーマについてまとめる。

20回
肩・肘スポーツ障害のメディカルチェックについて(担当:森藤)
到達目標:肩・肘スポーツ障害のメディカルチェックについて、最新の知見を踏まえたうえで、提案できるようになる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
肩・肘スポーツ障害のメディカルチェクについて調べる。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容、他者の意見を踏まえ、今回のテーマについてまとめる。

21回
代表的な肩・肘スポーツ障害の評価・分析方法について、臨床で活躍されているセラピストを交えディスカッションする。(担当:森藤)
到達目標:代表的な肩・肘スポーツ障害の評価・分析方法について最新の知見を踏まえたうえで、提案できるようになる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
代表的な肩・肘関節スポーツ障害の評価・分析法について調べる。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容、他者の意見を踏まえ、今回のテーマについてまとめる。

22回
体幹スポーツ障害のメディカルチェックについて(担当:森藤)
到達目標:体幹スポーツ障害のメディカルチェックについて、最新の知見を踏まえたうえで、提案できるようになる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
体幹スポーツ障害のメディカルチェクについて調べる。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容、他者の意見を踏まえ、今回のテーマについてまとめる。

23回目
代表的な体幹スポーツ障害の評価・分析方法について、臨床で活躍されているセラピストを交えディスカッションする。(担当:森藤)
到達目標:代表的な体幹スポーツ障害の評価・分析方法について最新の知見を踏まえたうえで、提案できるようになる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
代表的な体幹スポーツ障害の評価・分析法を調べる。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容、他者の意見を踏まえ、今回のテーマについてまとめる。

24回
加齢、disuse、生活習慣病に伴う筋機能・筋力低下などの運動機能障害に対する評価・運動療法について臨床で活躍されているセラピストを交えディスカッションする。(担当:森藤)
到達目標:加齢、disuse、生活習慣病に伴う筋機能・筋力低下などの運動機能障害に対する効果的な評価・運動療法について自己の考えを述べることができるようになる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
加齢、disuse、生活習慣病に伴う筋機能・筋力低下などの運動機能障害に対する評価・運動療法について調べる。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容、他者の意見を踏まえ、今回のテーマについてまとめる。

25回
加齢、disuse、生活習慣病に伴う筋機能・筋力低下などの運動機能障害に対する電気刺激療、血流制限などの物理的手段について発表・ディスカッションする。(担当:森藤)
到達目標:加齢、disuse、生活習慣病に伴う筋機能・筋力低下などの運動機能障害に対する効果的な物理的手段について自己の考えを述べることができるようになる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
加齢、disuse、生活習慣病に伴う筋機能・筋力低下などの運動機能障害に対する物理的手段について発表の準備をする。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容、他者の意見を踏まえ、今回のテーマについてまとめる。

26回
各々が臨床場面で問題と考える筋機能低下・筋力低下などの運動機能障害について方策を発表し、ディスカッションをおこなう。(担当:森藤)
到達目標:臨床場面で問題となる筋機能・筋力低下などの運動機能障害に対する方策について自己の考えを述べることができるようになる。
事前学習
〔事前学習:2h〕
各々が臨床場面で問題と考える筋機能低下・筋力低下などの運動機能障害に対する方策について発表の準備をする。
事後学習
〔事後学習:2h〕
授業内容、他者の意見を踏まえ、今回のテーマについてまとめる。

試験及び成績評価
授業への取り組み
課題レポート
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題に対するフィードバック
個々の質問に対して随時、口頭及びメールで回答する。
メールアドレス
森藤 武: morifuji@jiu.ac.jp
烏野 大:karasuno@jiu.ac.jp
中尾 英俊:h_nakao@jiu.ac.jp
森下 勝行:morishita@jiu.ac.jp
栗原 靖:kurihara@jiu.ac.jp
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
適宜、直面する課題において文献を提示する。
参考文献・推薦図書
適宜、授業にて提示する。
研究室
研究室
森藤研究室:A518
中尾研究室:A502
森下研究室:A505
栗原研究室:A517
烏野研究室:A503
オフィスアワー
森藤:
S1:月曜日3限、金曜日2限
S2:月曜日1限、火曜日3限
F1:月曜日3限、火曜日2限
F2:月曜日1限、火曜日2限

中尾
S1:月曜日3限、4限
S2:月曜日3限、4限
F1:月曜日3限、4限
F2:月曜日3限、4限

森下:
S1:火曜日1限、水曜日1限
S2:火曜日1限、水曜日2限
F1:火曜日1限、水曜日1限
F2:火曜日1限、水曜日1限

栗原:
S1:木曜日1限、3限
S2:木曜日1限、3限
F1:木曜日1限、3限
F2:木曜日1限、3限

烏野:
S1:火曜日3限,水曜日2限
S2:火曜日3限,水曜日2限
F1:火曜日3限,水曜日3限,
F2:火曜日3限,水曜日3限
科目ナンバリング
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