シラバス情報

授業科目名
起業マネジメント特別講義(グローバル経済論)L
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
葉 剛
授業形態
授業で主に使用する言語
授業中、使用する言語は日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
テーマ:国際産業論
授業の到達目標:
国際産業を理解するために最も大切な基礎知識、基礎概念を習得する。現代産業の発展を歴史的な視点から把握すると同時に、現代産業のダイナミックな活動に関する分析方法を学ぶこと。
1)近代産業活動、および近代産業の発展を把握する。
2)主要産業の技術特質を探る。
3)国際産業の構造と変化を見る基本視点、基本的な分析方法を理解する。
4)国際経済関係のなかで産業発展の諸問題を考える能力を培う。
授業の概要
先進資本主義諸国の産業構造は、高度経済成長時代を経て大きく転換し、いわゆる「モノづくり」に従事する勤労者の割合が急速に低下しており、経済活動が次第にサービス化となりつつある。このような変化にもかかわらず、人類の経済活動の根幹が、農業を含む「モノづくり」であることに変わりは決してない。本講義はこの「モノづくり」という視点に重要視を与えて、高度に発達した産業社会の構造と組織、および主要な産業の技術特質を学ぶことと、具体的な産業を通し、それを動かしている経済とは何か、経済学の固有原理、あるいは産業に関連する経済の法則とは何かを考えさせることを目的とする。
 
事前学習として、授業の中で提示された課題に取り組むこと。また、個人の見解や考えが毎回の授業で求められるので、その準備をおこなう。
 
事後学習では、授業を通じて得た見識をノートにまとめておくこと。また、自らの疑問点や課題を発見し、その解明に取り組むこととする。

授業計画
1回
イントロダクション(本講義概要の説明+産業の分類)
本講義の主な内容を紹介してから、
産業の概念、産業と企業との関係などについて
講義する。
事前学習
直近の日本経済新聞をよく読み、産業の定義を予習する。
事後学習
産業の概念、産業と企業の関係をより深く理解するため、
ノートを見ながら確認する。

2回
自動車産業の生産技術の特質、
生産組織の特徴、国民経済のなかでの位置づけ、
日本独特な生産組織を講義する。
事前学習
新聞や専門誌を読み、
自動車産業への認識を深める。
事後学習
自動車産業の製品構成、
生産組織、特に日本的生産協力体制
(系列生産組織)に関する講義内容への理解を
ノートを確認しながら、深めていく。

3回
鉄鋼業の生産技術の特質、
生産過程の不可分化の経済学的意味、
国民経済のなかでの位置づけについて
講義する。
事前学習
新聞や専門誌をよく読み、
鉄鋼業の知識を取得する。
事後学習
鉄鋼業の生産技術の特質(装置産業、資本的集約産業)、
鉄鋼業の国民経済のなかの位置づけについて
ノートを読みながら、
認識を深めていく。

4回
IC産業の生産技術の特質、
IC産業の生産組織の変遷、
国民経済のなかで、IC産業の位置づけについて
講義する。
事前学習
新聞や専門誌をよく読み、
IC産業のイメージを掴んでみる。
事後学習
IC産業の生産技術の特質、
IC産業の生産組織の変遷、と
旧タイプの生産組織と
新しいタイプの生産組織の共存を
よく理解するために
ノートや参考書をよく読んでください。

5回
小売業の分類、
消費市場の多様性、
新しい小売り業態としてのECサイトの急成長の意味などについて
講義する。
事前学習
新聞や専門誌をよく読み、
小売業の業態の特徴を調べる。
事後学習
小売業の分類、
国民経済のなかで、
小売業の位置づけ、
そして、新しいECサイトの異質性を
理解するために、
ノートや参考書を読んでください。

6回
農業の業態の特質、
農業生産の変遷、
新しい農業の創出
などについて
講義する。
事前学習
新聞や専門誌をよく読み、
農業の業態に関する知識を深める。
事後学習
農業の人口低下の意味、
新しい農業の創出の意味を
よく理解するために、
ノートや参考書を読んでください。

7回目
マイケル・ポーター『国の競争優位 上』を基に
ダイヤモンド評価、支援関連産業の役割、
バリューチェーンなどについて
講義する。
事前学習
マイケル・ポーター『国の競争優位 上』の
第1章と第2章をよく読んでください。
事後学習
各国の産業の競争優位をいかに見るか、
また、競争優位に立つのに、
何が必要かなどについて、
その理解を深めるために、
マイケル・ポーター『国の競争優位 上』を
よく読んでください。

8回
日本の産業政策、日本産業の変化、
日本型生産方式などについて
講義する。
事前学習
大野耐一『トヨタ生産方式:脱規模の経営をめざして』の
第2章と第3章をよく読んでください。
事後学習
日本型生産方式を深く理解するために
大野耐一『トヨタ生産方式』をよく読んでください。

9回
アメリカの消費市場、
アメリカの技術研究開発、
アメリカの産業構造について
講義する。
事前学習
スーザン・ストラッサー
『欲望を生み出す社会』をよく読んでください。
事後学習
アメリカの独特な消費市場をより深く理解す
るために、
スーザン・ストラッサー『欲望を生み出す社
内』をよく読んで下さい。

10回
ドイツの産業政策と企業の経営方式について
講義する。
事前学習
ドイツの企業の経営活動に関連記事などをよく読んでください。
事後学習
ドイツの政府行為と企業の経営活動のあり様は
アメリカのそれとの相違を含めるために、
ノードをもう一度読んでください。

11回
直接投資の歴史、
直接投資の現状、
ユニクロとトヨタの海外進出について
講義する。
事前学習
直接投資などの概念を調べてきてください。
事後学習
ノートを読みながら、直接投資の変遷を確認
してください。

12回
直接投資のバターンとマクロ経済の解釈について
講義する。
事前学習
日本の企業が欧米及びアジアへの進出バターンを調べてきてください。
事後学習
直接投資による国民経済厚生の役割をより深めていくため、
ノートをよく確認してください。

13回
ミクロ経済学から見た
直接投資の経済性について
講義する。
事前学習
生産要素、等産出量の曲線、
消費の予算制約などの概念を
調べてきてください。
事後学習
ノートを読みながら
直接投資のミクロ的な経済性への理解を深めてください。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業への参加姿勢(20%)、ノート(20%)、レポート(60%)に基づき、総合的に評価する。

課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
レポートの課題、レポートの考え方やレポートの作成要領について
授業中、説明する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
なし
参考文献・推薦図書
宮澤健一『産業の経済学』東洋経済新報社
ボール・R. クルーグマン/モーリス・オブズフェルド『クルーグマン国際経済学—理論と政策』丸善出版
研究室
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gangye@jiu.ac.jp
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