シラバス情報

授業科目名
ITCプロセスガイドライン
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
浅井 治
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
IT経営推進プロセスガイドライン(Ver3.1)で取り上げている、戦略経営サイクルや経営推進プロセスは、中小企業に対するIT経営のためのフレームワークであり、これらをIT経営の現場で活用するための考え方を解説し、実践的な演習を通じて、IT経営を推進する上で必要なスキルの修得を目指す。
授業の概要
1.IT経営を推進する上での行動基準となる基本原則と経営推進プロセスを修得させる。
2.ITCとして、IT経営に関る最新のIT動向、関係する経営戦略論や経営手法を修得させる 。
3.ITC試験の模擬試験を行い解説する。

授業計画
1回
IT経営とIT経営プロセス①
IT経営とは何かを学び、IT経営の全体像と基本原則、IT経営の役割と推進方法を学ぶ。中小企業を取り巻く環境や課題を把握し、IT経営を成功に導く基本原則を修得する。
事前学習
IT経営推進プロセスガイドラインの第1部を熟読し、グループ討議に参加できる準備をする
事後学習
講義内容を理解し、グループ討議から得られた知見を整理、復習し知識の定着を図ること

2回
IT経営とIT経営プロセス②
IT経営では、経営者やIT経営推進者などの役割を知り、戦略経営サイクルやIT経営プロセスなどにフレームワークを学び、対象企業のIT経営の成熟度を把握し、身の丈に合った施策を提案する必要がある。
事前学習
IT経営推進プロセスガイドラインの第1部を熟読し、グループ討議に参加できる準備をする
事後学習
講義内容を理解し、グループ討議から得られた知見を整理、復習し知識の定着を図ること

3回
IT経営認識領域(A)①
IT経営認識領域(A)の構成と経営者の変革認識の必要性を学び、基本原則に触れる。経営者の「思い」や現場の意見を引き出し、課題を抽出する。
事前学習
IT経営推進プロセスガイドラインの第2部を熟読し、グループ討議に参加できる準備をする
事後学習
講義内容を理解し、グループ討議から得られた知見を整理、復習し知識の定着を図ること

4回
IT経営認識領域(A)②
変革認識プロセス(A1)では、経営者の思いから抽出した課題を因果関係で整理してあるべき姿を描く。この際、自社の成熟度を把握し、身の丈に合った戦略を構築し実現するが、経営者のコミットメントも重要である。
事前学習
IT経営推進プロセスガイドラインの第2部を熟読し、グループ討議に参加できる準備をする
事後学習
講義内容を理解し、グループ討議から得られた知見を整理、復習し知識の定着を図ること

5回
IT経営認識領域(A)③
変革マネジメントプロセス(A2)と持続的成長認識プロセス(A3)では、一旦、開始された変革構想も想定されなかったリスクなどにより、計画通り進まない場合もある。このような場面では、モニタリングや判断基準、体制構築への考慮が必要であることを学ぶ。
事前学習
IT経営推進プロセスガイドラインの第2部を熟読し、グループ討議に参加できる準備をする
事後学習
講義内容を理解し、グループ討議から得られた知見を整理、復習し知識の定着を図ること

6回
IT経営実現領域(B)①
IT経営実現領域(B)の構成と各プロジェクトの位置づけと基本原則を学ぶ。
事前学習
IT経営推進プロセスガイドラインの第3部を熟読し、グループ討議に参加できる準備をする
事後学習
講義内容を理解し、グループ討議から得られた知見を整理、復習し知識の定着を図ること

7回目
IT経営実現領域(B)②
経営戦略プロセス(B1)の進め方とリスク評価を学ぶ。経営者の変革構想をプロジェクトメンバーにより、自社の強み弱みや社内外の環境を鑑み全社レベルでの戦略(ビジネスモデル)を策定する。更に、リスクを評価し実現性を考慮する。
事前学習
IT経営推進プロセスガイドラインの第3部を熟読し、グループ討議に参加できる準備をする
事後学習
講義内容を理解し、グループ討議から得られた知見を整理、復習し知識の定着を図ること

8回
IT経営実現領域(B)③:業務改革プロセス(B2)とIT戦略プロセス(B3)
経営戦略プロセス(B1)で策定したビジネスモデルを、業務とITにちゃくもくして分解し、各プロセスの目標と体制を決め、部門戦略を策定する。
事前学習
IT経営推進プロセスガイドラインの第3部を熟読し、グループ討議に参加できる準備をする
事後学習
講義内容を理解し、グループ討議から得られた知見を整理、復習し知識の定着を図ること

9回
IT経営実現領域(B)④:IT資源調達ステップ(B4-1)
IT戦略プロセス(B3)のブレークダウンを行い、ベンダーの選定やRPF策定の勘所を体験的に学ぶ。
事前学習
IT経営推進プロセスガイドラインの第3部を熟読し、グループ討議に参加できる準備をする
事後学習
講義内容を理解し、グループ討議から得られた知見を整理、復習し知識の定着を図ること

10回
IT経営実現領域(B)⑤:IT導入ステップ(B4-2)とIT利活用ステップ(B4-3)
ITシステムを導入し、導入後の適切な運用とモニタリングを通じてSLMを実施する。得られたデータを分析活用し、次期戦略策定の一助とするIT利活用について学ぶ。
事前学習
IT経営推進プロセスガイドラインの第3部を熟読し、グループ討議に参加できる準備をする
事後学習
講義内容を理解し、グループ討議から得られた知見を整理、復習し知識の定着を図ること

11回
IT経営共通領域(C)①:プロジェクトマネジメント(C1)
IT経営におけるプロジェクトマネジメントの勘所を学ぶ。
事前学習
IT経営推進プロセスガイドラインの第4部を熟読し、グループ討議に参加できる準備をする
事後学習
講義内容を理解し、グループ討議から得られた知見を整理、復習し知識の定着を図ること

12回
IT経営共通領域(C)②:モニタリング&コントロール(C2)とコミュニケーション(C3)
IT経営の全般を通して実施されるPDCAを円滑に進めるためのモニタリングとコミュニケーションの手法を学ぶ。
事前学習
IT経営推進プロセスガイドラインの第4部を熟読し、グループ討議に参加できる準備をする
事後学習
講義内容を理解し、グループ討議から得られた知見を整理、復習し知識の定着を図ること

13回
ITC試験模擬試験
ITC試験模擬100問の模擬試験を模擬的に受験し体験する
纏めとITコーディネータの心得と期待
課題の説明
事前学習
CBT模擬試験(100問)に事前に取り組んでおくこと
事後学習
試験対策に向けて、不明な点は復習しておくこと

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
講義内のディスカッションへの参加、発言など(50%)、個人課題(50%)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題は成績に反映し、フィードバックはしません。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
IT経営推進プロセスガイドライン(Ver3.1)
ITコーディネータ協会
参考文献・推薦図書
適時紹介
研究室
オフィスアワー
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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