教員名 : 染谷 芳臣
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授業科目名
起業マネジメント研究E
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
染谷 芳臣
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
授業の到達目標 会計・ファイナンスの理論及び研究方法に精通し精緻で理論的に堅牢な研究ができる。高度専門職業人として会計・ファイナンス面でその知見を活かし、社会の課題を発見し問題を解決できる。
テーマ 会計・ファイナンスの理論と実践 Webex ミーティングの録画: 起業マネジメント研究E又はⅡaの授業紹介- パスワード: xRmWKm8Q 録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=dbaa630fb5f53dde21d6ac88e4254942 授業の概要
授業は、13回の授業を大きく2つに区分して実施する。
第1回から第6回までの前半部分では、公開会社の財務情報、特に連結貸借対照表・連結損益計算書・連結キャッシュフロー計算書という財務諸表三表から得られる財務情報を読み解き分析する理論と方法を毎回課題を提示し、その課題に簡単なレポートを作成し発表し議論てもらう形で進めていく。 第7回から第12回まではファイナンス、特にコーポレート・ファイナンスに関する理論と会計情報との関係について学修していく。その場合、前半部と同様に課題を提示し簡単なレポートを作成し、発表し議論してもらう形で進めていく。最後に第13回目は会計とファイナンスに関する今日的な課題に関して課題を提示し議論してもらう。 授業計画
1回
財務情報の質的な特性と資産・負債・資本及び収益・費用の概念とキャッシュ・フロー概念とに関して学修する。
事前学習
事前に会計情報を含む財務情報の質的特性と資産・負債・資本及び収益・費用とキャッシュ・フローの概念に関して調べ、学習しておく。
事後学習
財務情報の質的な特性に関して整理する。
2回
連結貸借対照表の作成に関する基本的な基準(資産評価基準・負債評価基準・資本に関する会計基準)や連結貸借対照表の読み方を学修する。
事前学習
連結貸借対照表から得られる財務情報を調べる。
事後学習
資産・負債・資本の概念を整理する。特にわが国純資産と資本概念の特徴を理解する。
3回
連結損益計算書の作成基準、特に収益の認識及び費用の認識に関する基準を学修する。また、当期純利益と包括利益の違いに関して学修する。そして、連結損益計算書から入手できる財務情報に関して学修する。
事前学習
連結損益計算書(又は連結包括利益計算書)から得られる財務情報を調べる。
事後学習
連結損益計算書と連結包括利益計算書及び当期純利益と包括利益との異同を理解する。
4回
連結キャッシュ・フロー計算書の作成原理と連結貸借対照表及び連結損益計算書との関係に関して学修する。連結キャッシュ・フロー計算書の読み方を学修する。
事前学習
連結キャッシュ・フロー計算書から得られる財務情報を調べる。
事後学習
連結キャッシュ・フロー計算書情報とフリーキャッシュ・フローに関して理解する。
第1回目課題レポート 5回
連結貸借対照表・連結損益計算書・連結キャッシュ・フロー計算書から企業の投資効率・収益性・成長性の財務指標を算定し財務分析を通じ企業の経営課題を発見することを学修する。
事前学習
投資効率・収益性及び成長性に関する分析方法を調べる。
事後学習
投資効率・収益性・成長性の財務指標を整理する。
6回
連結貸借対照表・連結損益計算書・連結キャッシュ・フロー計算書から安全性と生産性の財務指標を算定し財務分析を通じて企業の経営課題を発見することを学修する。
事前学習
安全性・生産性に関する分析方法を調べる。
事後学習
安全性・生産性の財務指標を整理する。
第2回目課題レポート 7回目
現在、公開会社がIR(投資者向け情報公開)を通じて開示される株価関連情報等を学修する。
事前学習
株価と関連した財務指標を調べる。
事後学習
株価関連財務情報を整理する。
8回
企業価値、キャッシュ・フロー及び現在価値を学修し、表計算ソフトで簡易計算し概念を実践的に学修する。
事前学習
コーポレート・ファイナンスの基礎概念(企業価値、キャッシュ・フロー、現在価値、リスク又はボラティリティ、資本コスト)を調べる。
事後学習
企業価値に関する2つの思想を理解する。株主資本主義の経営とステークホルダー資本主義の経営
第3回課題レポート 9回
株主資本コストと負債コストを学修する。
事前学習
資本コスト、特に加重平均資本コストの導出過程を調べる。
事後学習
株主資本コストを導出する様々な資本市場の価格形成モデルや企業価値評価モデルを理解する。
10回
資本資産評価モデル(CAPM)、一定成長割引モデル、及び残余利益モデルに基づく企業価値の推計を学修し表計算ソフトを使ってその概念を実践的に理解する。
事前学習
基本的な企業価値の推計モデルを調べる。
事後学習
企業価値の推計方法を整理し限界を理解する。
第4回課題レポート 11回
適正な買収価格の決定と会計上ののれん計上額を巡る問題を学修する。
事前学習
M&Aと企業価値の推計との関係を調べる。特に買収プレミアムに関して調べる。
事後学習
買収価格の適正性とは何かを理解する。
12回
企業経営における無形の経営資源の重要性と人的資本情報の開示が企業価値の推計にどのように影響するかを学修する。
事前学習
非財務情報と企業価値の推計に関して調べる。特に人的資本情報の開示に関して。
事後学習
人的資本情報の開示の重要性を理解する。
13回
今後の会計とファイナンスの課題を議論する。
事前学習
コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻がコーポレート・ファイナンスに与えた影響を調べる。
事後学習
期末レポート課題の提示
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
毎回簡単な小レポート、スライド(PPT)4から5枚程度を提出し授業の出席とする。
課題レポートを4回提出各15点×4回=60点 期末レポート課題40点 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
簡単な小レポートは授業中にコメントを付す。
課題レポートはJIU UNIVERSAL PASSPORTRXで提出してもらい、次週までにコメントを付して返却する。 期末レポートは返却できない。模範的な解答は、JIU UNIVERSAL PASSPORTRXで掲示する。 講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
事前にテキスト・資料を配布する。
参考文献・推薦図書
西山 茂 『出世したけりゃ会計・財務は一緒に学べ!』光文社新書 2014年 760円+税 ISBN978- 4-334-03782-6
山根 節 『「儲かる会社」の財務諸表 48の実例で身につく経営力・会計力』光文社新書 860円+税 2015年 ISBN978-4-334-03881-6 桜井久勝 『財務会計講義第23版』中央経済社 2022年 4,180円 ISBN978-4-502-42901-9 同 『利害調整 発生主義会計の光と影』中央経済社 2023年 3,000円+税 ISBN978-4-502-45111-9 大日方 隆 『日本の会計基準Ⅰ確立の時代』中央経済社 2023年 7,700円 ISBN978-4-502-43911-7 同 『日本の会計基準Ⅱ激動の時代』中央経済社 2023年 7,700円 ISBN978-4-502-43921-6 同 『日本の会計基準Ⅲ変容の時代』中央経済社 2023年 7,700円 ISBN978-4-502-43931-5 宮川壽夫 『企業価値の神秘 コーポレートファイナンス理論の思考回路』中央経済社 2023年 3,200円+税 ISBN978-4-502-20191-2 研究室
F棟203号室
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及びS2を除き月曜日3時限、S2は月曜日2時限 科目ナンバリング
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