シラバス情報

授業科目名
英語科教育法I
学年
カリキュラムにより異なります。
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
磐崎 弘貞
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
英語教育学および第二言語習得の理論的側面を押さえながら、中学校・高等学校の英語担当教員に必要とされる基本的な知識や指導技術を理解する。こうした過程で、コミュニケーションを主体とする指導方法について理解するだけではなく、それぞれ指導方法が、学習者に何を習得させようとしているのかを十分に理解できるようにする。

授業紹介動画
https://youtu.be/jek_TOApu2M
授業の概要
英語科教育学および関連する第二言語習得の理論的および実践的側面を概観し、4技能(speaking/writing/listening/reading)5領域(「やり取り」のspeakingと「発表」のspeaking)指導に必要となる語彙の諸相、教科教育の意義・目的、コミュニケーション能力、教師と学習者、文法、第二言語習得、教材論などを理解する。講義を基本とするが、実際に授業タスク(個人・ペア・グループ)の実践を教室内で体験してもらうほか、ビデオにより授業実践の観察を行い、今後の指導練習に役立てる。 また、生成AIを使っての授業準備についても理解を深める。

授業計画
1回
英語教育の現状と学習指導要領
 到達目標:日本において英語教育が置かれている現状と新学習指導要領のポイントを理解する。
事前学習
[2h] 教科書の「英語教育と英語教育学」「英語の国際化と日本の英語教育」「学習指導要領」の各章を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

2回
語彙と辞書検索指導:第二言語習得におけるコロケーション指導
 到達目標:語彙指導のポイント、特に2種類のコロケーション(語彙コロケーションと文法的コロケーション)を理解する。
事前学習
[2h] 「語彙と辞書検索」章を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

3回
第二言語習得におけるコミュニケーション能力とは何か
 到達目標:コミュニケーション能力の4つの下位能力(文法・語彙能力、社会言語能力、談話能力、方略能力)を理解する。
事前学習
[2h]「コミュニケーション能力の育成」章を読み、語学学習におけるコミュニケーション、およびコミュニケーションを構成する下位能力を理解しておくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

4回
コミュニケーションにおける情報格差の役割
 到達目標:コミュニケーション活動における情報格差とは何か、どうして重要なのかを理解した上で、各種タスクを取り扱う。
事前学習
[2h]「コミュニケーション」章を読んでおくこと
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

5回
第二言語習得におけるスピーキング・スキルの育成
 到達目標:スピーキングに関わる発音練習および発信活動の内容を理解する。
事前学習
[2h]「スピーキング」章を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

6回
第二言語習得におけるリーディング・スキルの育成
 到達目標:3つの設問の種類(事実確認、推測、個人化)、リーディング前・中・後の活動を理解する。

事前学習
[2h]「リーディング」章を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

7回目
リーディング活動でのタスク:cloze exercise とretelling
 到達目標:リーディング活動後に行うcloze excerciseとretellingを理解する。

事前学習
[2h]「リーディング」章を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

8回
第二言語習得におけるフォーカス・オン・フォームによる文法指導
 到達目標:Focus on formとfocus on formS & focus on meaningとの違いを理解する。
事前学習
[2h]「文法」章を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

9回
具体的文法項目の指導法
  到達目標:there構文、to不定詞指導の具体的指導方法を理解する。
事前学習
[2h]「文法」章、および前回の文法指導を復習しておくこと。
事後学習
[2h] 教科書とハンドアウトで学習内容を復習しておくこと。

10回
中間テストによるこれまでのまとめ
 到達目標:中間テストによって、これまでの知識の定着を図る。
事前学習
[2h]これまでの学習内容を教科書とハンドアウトで復習しておくこと。
事後学習
[2h] 試験内容とそのフィードバック内容を復習しておくこと。

11回
第2言語習得におけるリスニングと同化現象
 到達目標:リスニングに関連する同化現象の女間ニズムを理解する。
事前学習
[2h]「リスニング」章を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

12回
第2言語習得におけるライティングとコミュニカティブ・ライティング
 到達目標:ライティングによるコミュニケーションを理解する。
事前学習
[2h]「ライディング」章を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

13回
eラーニングと生成AIの活用
 到達目標:eラーニングの手法と生成AIの活用について理解を深める。
事前学習
[2h] 「eラーニング」章を読んでおくこと。
事後学習
[2h] ハンドアウトと教科書で学習内容を確認すること。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業時間の2/3以上の出席者に対して、中間テストおよび期末試験で評価する。評価配分は以下の通り。
 授業中に実施する中間テスト 40%
 期末テスト          60%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
テスト後または翌週の授業内で解説、あるいはオンラインで解説を掲載
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
新学習指導要領にもとづく英語科教育法(第3版)
望月昭彦・磐崎弘貞他
大修館
978-4-469-24621-6
参考文献・推薦図書
『AI英語革命 -ChatGPTで英語学習を10倍効率化-』(リチェンジ)
中学・高校学習指導要領(webでも確認可能)
任意の英語学習辞典(書籍でも電子版でも可;毎回持参すること)
『英語授業の「型」づくり』大修館
『英語授業ハンドブック』(中学編・高校編;各DVD付)大修館
『エバーグリーン』いいずな

研究室
オフィスアワー
金曜昼休み(その他は応談)
・非常勤講師室
・電子メールにてアポイントメントを取ること。iwasaki.hirosada.gm@u.tsukuba.ac.jp
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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