シラバス情報

授業科目名
国際文化演習I
学年
3年
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
渡邊 拓
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
日本近代文学の作品(主に明治期〜第二次大戦前の作品)を読み解き、その作品の背景にある歴史的文化的状況を踏まえて、作品理解を深めるとともに、日本の近代について考察することを目標とする。
授業の概要
文学作品を読むとはどういう行為であるかについて考え、それを踏まえて、文学作品を読む際に注意すべき点について考察する。受講者は具体的な作品について発表し、それをもとに参加者全員で討論をしながら、考察をすすめていく。

授業計画
1回
文学研究入門
卒業論文作成にあたって最低限、理解しておくべきことを解説する。
到達目標:卒業論文を書くにあたっての注意事項、作業内容を理解する。
事前学習
[2h]文学作品を読む際に、何に注意すべきかまとめる。
事後学習
[2h]文学研究上、踏まえるべきポイントをまとめる。

2回
志賀直哉「小僧の神様」鑑賞
「小僧の神様」をもとに、小説の語りについて説明する。
到達目標:「小僧の神様」をもとに、小説の語りの基礎を理解する。
事前学習
[2h]発表者は発表内容をまとめレジュメを提出する。他のメンバーは作品を読み、自分なりの読み方をまとめる。
事後学習
[2h]ゼミでの討論を踏まえて、作品どのように理解したかまとめる。

3回
志賀直哉「小僧の神様」解説
「小僧の神様」について、語り以外の要素について読解する。
到達目標:作品のさまざまな要素・仕掛けについて理解する。
事前学習
[2h]作品について、前回扱った問題以外に何が読み取れるか考察する。
事後学習
[2h]ゼミでの解説・討論を踏まえて、自分なりの作品理解を作る。

4回
国木田独歩「鎌倉夫人」鑑賞
「鎌倉夫人」をもとに、小説と現実の関係について解説する。
到達目標: 小説と現実のかかわりについての基礎を理解する。
事前学習
[2h]発表者は発表内容をまとめレジュメを提出する。他のメンバーは作品を読み、自分なりの読み方をまとめる。
事後学習
[2h]ゼミでの討論を踏まえて、作品どのように理解したかまとめる。

5回
国木田独歩「鎌倉夫人」解説
「鎌倉夫人」について、モデル問題以外の作品内のさまざまな要素について読解する。
到達目標: 作品のさまざまな要素・仕掛けについて理解する。
事前学習
[2h]作品について、前回扱った問題以外に何が読み取れるか考察する。
事後学習
[2h]ゼミでの解説・討論を踏まえて、自分なりの作品理解を作る。

6回
横光利一「蠅」鑑賞
「蠅」をもとに、小説の叙述の視点について読解する。
到達目標: 小説の表現構造の基礎を理解する。
事前学習
[2h]発表者は発表内容をまとめレジュメを提出する。他のメンバーは作品を読み、自分なりの読み方をまとめる。
事後学習
[2h]ゼミでの討論を踏まえて、作品どのように理解したかまとめる。

7回目
横光利一「蠅」解説
「蠅」について、表現構造以外の作品内のさまざまな要素について読解する。
到達目標:作品のさまざまな要素・仕掛けについて理解する。
事前学習
[2h]作品について、前回扱った問題以外に何が読み取れるか考察する。
事後学習
[2h]ゼミでの解説・討論を踏まえて、自分なりの作品理解を作る。

8回
太宰治「千代女」鑑賞
「千代女」をもとに、語りにおけるジェンダーについて読解する。
到達目標:小説の語りについて基礎を理解する。
事前学習
[2h]発表者は発表内容をまとめレジュメを提出する。他のメンバーは作品を読み、自分なりの読み方をまとめる。
事後学習
[2h]発表者は発表内容をまとめレジュメを提出する。他のメンバーは作品を読み、自分なりの読み方をまとめる。

9回
太宰治「千代女」解説
「千代女」について、作品内のさまざまな要素について読解する。
到達目標:作品のさまざまな要素・仕掛けについて理解する。
事前学習
[2h]作品について、前回扱った問題以外に何が読み取れるか考察する。
事後学習
[2h]ゼミでの解説・討論を踏まえて、自分なりの作品理解を作る。

10回
坂口安吾「真珠」鑑賞
「真珠」をもとに、作品と社会的環境との関係について読解する。
到達目標:小説と社会のかかわりの基礎を理解する。
事前学習
[2h]発表者は発表内容をまとめレジュメを提出する。他のメンバーは作品を読み、自分なりの読み方をまとめる。
事後学習
[2h]ゼミでの討論を踏まえて、作品どのように理解したかまとめる。

11回
坂口安吾「真珠」解説
「真珠」について、作品内のさまざまな要素について読解する。
到達目標:作品のさまざまな要素・仕掛けについて理解する。
事前学習
[2h]作品について、前回扱った問題以外に何が読み取れるか考察する。
事後学習
[2h]ゼミでの解説・討論を踏まえて、自分なりの作品理解を作る。

12回
卒業論文のテーマについて発表する。
受講者による卒業論文のテーマ発表。
到達目標:卒業論文のテーマについて現時点での考えをまとめる。
事前学習
[2h] 卒業論文の現時点でのテーマについてまとめる。
事後学習
[2h] 議論を踏まえて、テーマについて見直す。

13回
卒業論文のテーマについて、検討する。
各受講者の卒業論文のテーマについて討論する。
到達目標:卒業論文のテーマについて、問題点を見つける。
事前学習
[2h] 卒業論文のテーマについて考えるためにどういう文献を読むか考える。
事後学習
[2h] 議論を踏まえて、参考文献、論文の具体的内容について考える。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
期末レポートを課す。評価配分は以下の通り。
○授業での発表・発言:50%
○期末レポート:50%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
発表についてその都度コメントし、課題については解説する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜指示する
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参考文献・推薦図書
『大学生のための文学トレーニング 近代編』/山本良 他/三省堂/ISBN-13:978-4385365534
『日本近代文学研究の方法』/日本近代文学会編/ひつじ書房/ISBN:978-4894768123
『日本近代文学の起源』/柄谷行人/岩波現代文庫/ISBN-13:978-4006002022

研究室
東金キャンパス・H棟・H511
オフィスアワー
S1S2:火曜5限・水曜3限
F1F2:火曜3限・木曜3限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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