教員名 : 懸川 友人
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授業科目名
生体防御学
学年
3年
単位数
2単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
懸川 友人
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語/Japanese
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
外来の物質や微生物からまもる身体の機能およびをその防御を可能とする構造上の特性について学ぶ。生体防御で主として働く免疫系の制御と、さらに治療において免疫系がどのように応用されているか理解する。それらの理解のもと免疫系の制御の破綻により引き起こされる疾患・炎症・アレルギーおよび骨・関節の疾患と用いられる医薬品について、さらに病原微生物(感染症)・悪性新生物(がん)とそれらの防御・治療に用いられる医薬品について理解し、それらの利用に関する基本的事項を修得する。
DP1(PC2022-2023) SDG 3. SDG 6. 授業の概要
① 必修科目
② 科目名(英語名):Infection and Host Defense Mechanisms ③ コアカリキュラム ③ C7(2)、C8(1)(2)、E2(2)(7)、薬学準備教育ガイドライン(3) ④ 授業形態:講義 ⑤ 授業の概要: ヒトの免疫は、物理的隔離(皮膚や粘膜表面のバリアー作用)とマクロファージ等の貪食細胞が主な役割を担っている自然免疫と、リンパ球やそれらから分泌される抗体等が中心となる獲得免疫に大別される。本講義ではテキストの「薬系免疫学(南江堂)」の内容に沿い、生体防御における自然免疫と獲得免疫の仕組みと役割、免疫応答機構,主要組織適合遺伝子複合体、免疫に関わる細胞・遺伝子の変異や異常について学ぶ。 以上の知識・情報をもとに予防医学や高度な医療の現状を理解し、さらに先端免疫学や医療の現場での利用できるよう理解を深める。 〔JIU新コアカリシラバス番号〕 C31500、C32300〜C34300、E05600〜E05700、E05900〜E06300、E12400、H04200 授業計画
1回
教科書の第1章、「0 免疫のしくみ」を読んで授業に臨みましょう。(2h)
事前学習
教科書の第1章、「0 免疫のしくみ」を読んで授業に臨みましょう。(2h)
事後学習
教科書の第1章、「1 免疫に関する機関と細胞」を読んで復習しましょう。(2h)
2回
<抗原・抗体・補体の概念について説明できる>
抗原の種類と抗体分子の基本構造、種類、役割を説明できる。(C33300) 【学習方法】 講義 事前学習
教科書の第2章を読んで授業に臨みましょう。(2h)
事後学習
各論の対応するページ等を読んで復習しましょう。また、各論をノートにまとめてみましょう。(2h)
3回
<自然免疫と獲得免疫の概念について説明できる>
自然免疫および獲得免疫における異物の認識を比較して説明できる。 (C33000) 【学習方法】 講義 事前学習
各論の対応するページ等を読んで復習しましょう。また、各論をノートにまとめてみましょう。(2h)
事後学習
教科書等の教科書の第4章を読んで復習しましょう。また、各論をノートにまとめてみましょう。(2h)
4回
<リンパ球細胞の分化と成熟、MHC抗原の概念について説明できる>
MHC 抗原の構造と機能および抗原提示での役割について説明できる。(C33100) 【学習方法】 講義 事前学習
教科書の第4章、各論の対応するページを読んで授業に臨みましょう。(2h)
事後学習
教科書等の教科書の第4章を読んで復習しましょう。また、各論をノートにまとめてみましょう。(2h)
5回
<多様性獲得機構の概念について説明できる>
T 細胞とB 細胞による抗原認識の多様性(遺伝子再構成)と活性化について説明できる。(C33120) 【学習方法】 講義 事前学習
教科書の第6章を読んで授業に臨みましょう。(2h)
事後学習
教科書等の対応するページ等を読んで復習しましょう。また、各論をノートにまとめてみましょう。(2h)
6回
<サイトカインとシグナル伝達の概念について説明できる>
免疫系に関わる主なサイトカインを挙げ、その作用を概説できる。(C33400) 炎症の一般的症状、担当細胞および反応機構について説明できる。(C33500) 【学習方法】 講義 事前学習
教科書の第7章を読んで授業に臨みましょう。(2h)
事後学習
教科書等の対応するページ等を読んで復習しましょう。また、各論をノートにまとめてみましょう。(2h)
7回目
<アレルギーの概念について説明できる>
アレルギーを分類し、担当細胞および反応機構について説明できる。(C33600) I 型アレルギーの抗原としての原因食物について、諸外国と日本との違いについて概説できる。(C33601) 自己免疫疾患と免疫不全症候群について概説できる。(C33700) 臓器移植と免疫反応の関わり(拒絶反応、免疫抑制剤など)について説明できる。(C33800) 以下のアレルギー疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、接触性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、花粉症、消化管アレルギー、気管支喘息(重複)(E05700) アナフィラキシーショックについて、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。(E05900) 以下の臓器特異的自己免疫疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。バセドウ病(重複)、橋本病(重複)、悪性貧血(重複)、アジソン病、1 型糖尿病(重複)、重症筋無力症、多発性硬化症、特発性血小板減少性紫斑病、自己免疫性溶血性貧血(重複)、シェーグレン症候群"(E06100) 臓器移植(腎臓、肝臓、骨髄、臍帯血、輸血)について、拒絶反応および移植片対宿主病(GVHD)の病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。(E06300) 【学習方法】 講義、課題レポート作成 事前学習
各論の対応するページ(P121〜P141)を読んで授業に臨みましょう。(2h)
事後学習
教科書等の対応するページ等を参考に課題レポートを作成し、復習・提出しましょう。(2h)
8回
<免疫不全、がんに対する免疫について概要を説明できる>
腫瘍排除に関与する免疫反応について説明できる。(C34000) 以下の全身性自己免疫疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。全身性エリテマトーデス、強皮症、多発筋炎/皮膚筋炎、関節リウマチ(重複)"。(E06200) 【学習方法】 講義、課題レポート作成 事前学習
各論の対応するページ(P143〜P158)を読んで授業に臨みましょう。(2h)
事後学習
教科書等の対応するページ等を参考に課題レポートを作成し、復習・提出しましょう。(2h)
9回
<感染に関する免疫の仕組みを概説できる>
感染症と免疫応答との関わりについて説明できる。(C33900) 細菌感染症に関係する代表的な生物学的製剤(ワクチン等)を挙げ、その作用機序を説明できる。(E12400) 【学習方法】 講義、課題レポート作成 事前学習
教科書の第10章を読んで授業に臨みましょう。(2h)
事後学習
教科書等の対応するページ等を参考に課題レポートを作成し、復習・提出しましょう。(2h)
10回
<免疫応答の調節について概説できる>
C34100:ワクチンの原理と種類(生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイド、混合ワクチンなど)について説明できる。 【学習方法】 講義 事前学習
教科書の第11章を読んで授業に臨みましょう。(2h)
事後学習
教科書等の対応するページ等を読んで復習しましょう。また、各論をノートにまとめてみましょう。(2h)
11回
<ジェンダー&ライフステージにおいて特徴的な免疫、免疫学的分析法について概説できる>
免疫と妊娠、老化、免疫学的分析法について説明できる(重複、復習)。 モノクローナル抗体とポリクローナル抗体について説明できる。(C34200) 【学習方法】 講義 事前学習
教科書の第12章、第13章を読んで授業に臨みましょう。(2h)
事後学習
教科書等の対応するページ等を読んで復習しましょう。また、各論をノートにまとめてみましょう。(2h)
12回
<免疫に関連する医薬品について概要を説明できる>
免疫抑制薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)および臨床適用を説明できる。(E05600) 【学習方法】 講義 事前学習
教科書の第14章を読んで授業に臨みましょう。(2h)
事後学習
教科書等の対応するページ等を読んで復習しましょう。また、各論をノートにまとめてみましょう。(2h)
13回
<先端的免疫学について概要を説明できる>
血清療法と抗体医薬について概説できる。(C34300) 【学習方法】 講義 事前学習
教科書の第15章を読んで授業に臨みましょう。(2h)
事後学習
教科書等の対応するページ等を読んで復習しましょう。これまで作成したノートに目を通してみましょう。(2h)
14回
定期試験(期末試験)
事前学習
【事前学習】教科書、ノート等を利用しての、第1回講義から第13回講義の総復習(6h)
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
定期試験の成績を70%、レポート提出10%x3回=計30%
上記の総合評価で合格基準(60%以上)を超えなかった学生には、追・再試験(筆記試験)を行う。 再試験:筆記試験の成績70%(定期試験と比較し高いほうの評価を採用する)及びレポート提出30%(講義中のレポートと比較し高いほうの評価を採用する) 追試験:定期試験と同等の配分で評価する。 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
① 第7回 〜第9回講義で求めるレポートに対し形成的評価(フィードバック)を行う。
② 講義資料(PDF)で指定する小テスト(レポート)に対し形成的評価を行う。 講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
薬系免疫学 改訂第4版
植田 正 , 前仲 勝実
南江堂
9784524404117
参考文献・推薦図書
スタンダード薬学シリーズⅡ 4 日本薬学会編 生物系薬学Ⅲ.
基礎免疫学 免疫システムの機能とその異常(エルゼビア・ジャパン) シンプル微生物学 改訂第6版 (南江堂) 研究室
東金キャンパス・薬学部 K棟2階・ K202 号室
オフィスアワー
月曜日昼休み&III(12:40〜15:00)、木曜日昼休み&III(12:40〜15:00)、あるいはメールにて予約(tomohito@jiu.ac.jp)を受けWebexにて応対する。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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