教員名 : 遠藤 惠子
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授業科目名
歴史・文化の視点
学年
1年
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
遠藤 惠子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
今日のさまざまな社会事象について、歴史や文化の面から、クリティカルにとらえることのできる力を身に付ける。
授業の概要
歴史研究、文化研究は様々な専門領域がある。本科目では、ジェンダー視点からの歴史研究、文化研究の一部を提示することで、受講者各自が歴史や文化を研究するイメージをもてるようにしたい。
授業計画
1回
第1回 オリエンテーション
歴史研究、および文化研究の多様性について理解する。また、今後の授業の流れを把握する。 事前学習
[1h]歴史、文化分野において、各自の関心テーマを考えてくること
事後学習
[3h]資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。
2回
第2回 歴史編(1)織物業とジェンダー
「織物業とジェンダー」に関する先行研究の要点を理解する。 事前学習
[2h]前回までの復習をしておくこと
事後学習
[2h]資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。
3回
第3回 歴史編(2)工場法と女性保護
近代日本における女性工場労働者像の構築を、工場法の成立および改正を通じて考察する研究をふまえて理解する。 事前学習
[2h]前回までの復習をしておくこと
事後学習
[2h]資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。
4回
第4回 歴史編(3)戦間期の女性工場労働者と労働政策
日本の戦間期における労働政策の展開に対して、女性工場労働者が及ぼした影響、また女性工場労働者が受けた影響について、先行研究をふまえて理解する。 事前学習
[2h]前回までの復習をしておくこと。
事後学習
[2h]資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。
5回
第5回 歴史編(4)主婦と母性
近代的な心性が生じるなかでの、女性の近代的な主婦役割、母親役割の形成について、社会史研究、大正期日本の主婦研究や母性保護論争をふまえて考える。 事前学習
[2h]前回までの復習をしておくこと
事後学習
[2h]資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。
6回
第6回 歴史編(5)国民国家形成期における政治とジェンダー
国民国家形成期に民主的な政治参加を求める社会運動が展開されるなかで、女性の政治参加がどのように扱われたか、その変遷を確認する。 事前学習
[2h]前回までの復習をしておくこと
事後学習
[2h]資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。
7回目
第7回 歴史編(6)戦間期における政治とジェンダー
日本の戦間期における女性参政権運動の盛り上がりをうけて、立法過程がどのようなものであったかを理解する。 事前学習
[2h]前回までの復習をしておくこと
事後学習
[2h]資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。
8回
第8回 歴史編(7)戦時と女性
戦時下の日本で総動員体制がつくられるなかで、女性の活動がどのようであったか、様々な社会集団から理解する。 事前学習
[2h]前回までの復習をしておくこと
事後学習
[2h]資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。
9回
第9回 歴史編(8)敗戦後の政治とジェンダー
敗戦後の日本において、女性の政治参加がどのように制度化され、遂行され、その結果が受けとめられたかについて、当時の資料から理解する。また、女性解放を目指した占領政策研究を紹介する。 事前学習
[2h]前回までの復習をしておくこと
事後学習
[2h]資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。
10回
第10回 文化編(1)作品分析とジェンダー
文学作品や映画作品の女性像に対するジェンダー批評の初歩的な視点を理解する。 事前学習
[2h]前回までの復習をしておくこと
事後学習
[2h]資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。
11回
第11回 文化編(2)女性表現
女性による作品表現、また、その表現に注目する研究のおよその把握を通じて、表現の意義を考える。 事前学習
[2h]前回までの復習をしておくこと
事後学習
[2h]資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。
12回
第12回 文化編(3)多様な取り組み
文化研究について、ジェンダー以外、社会学やほかの学問領域の研究事例を知る。 事前学習
[2h]前回までの復習をしておくこと
事後学習
[2h]資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。
13回
第13回 まとめ
受講生の期末課題報告のうち、数名の発表ないしは紹介などをふまえて、各自の研究関心を深める。 事前学習
[2h]前回までの復習をしておくこと
事後学習
[2h]配布資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
授業への積極的な参加の度合いや課題の取り組み状況70%、学期末レポート30%で評価する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次の授業時間において応答する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業内で適宜指示する。
参考文献・推薦図書
歴史研究の様々な流れを把握するうえで、以下の文献が参考になる。
『歴史学と社会理論』(第2版)ピーター・バーク/佐藤公彦訳(慶應義塾大学出版会/2009年) 講義内容は以下の文献を参考にしている。 『ジェンダーと歴史学』J・スコット(平凡社) 『ジェンダー化する社会』姫岡とし子(岩波書店/2004年) 『日本社会とジェンダー(叢書 現代の経済・社会とジェンダー 第3巻』三宅義子編(明石書店/2001年) 『家庭の生成と女性の国民化』小山静子(勁草書房/1999年) 『市川房枝と婦人参政権運動』菅原和子(世織書房/2004年) 『占領期女性のエンパワーメント』上村千賀子(藤原書店/2023年) 『お姫様とジェンダー』若桑みどり(ちくま新書/2003年) 『文化社会学入門』井上俊、長谷正人編(ミネルヴァ書房/2010年)など。 研究室
東金キャンパスH504
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