シラバス情報

授業科目名
日韓比較文化
学年
3年
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
禹 隠喜
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語

授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
1. 多文化主義の視点から日韓の文化が持つ多様性と可能性を理解し、比較する。
2. 比較研究(comparative analysis)の一般論を理解した上、日韓文化を単純に比べるだけではなく、国際社会の中で日韓文化がどのように位置付けしているのか考察する。
3. 卒業論文を意識し、アカデミック・ライティングとは何か理解する。
授業の概要
1. 授業形態:対面授業(講義、演習)
2. 内容:文化を比較するには、他文化を理解しようとする包容力と共に、はっきりとした問題意識や観察力、分析力が要求される。本講義では比較研究に必要とされる基礎的知識を提供し、「より質の高い研究は何か」、「良い論文を書くためには具体的にどうすればいいか」を考察する。その上、実際に論文を書き、発表する練習を行う。その際、クラス全体とのコミュニケーションを通じて、学問的に議論したり、研究成果を効率よく発信する方法についても考察する。
3. 授業形態:対面授業(講義、演習)

シラバスは進み具合によって変更の可能性あり

授業計画
1回
ガイダンス
「文化を比較する」とは何か考察した上、学問的レポートの書き方を理解する。
事前学習
シラバスをよく読み、講義の内容と流れ、評価方法などを確認する。
事後学習
授業内容を復習する。

2回
近くて遠い国:日韓の共通点と相違点
興味を持っていたことや日常から疑問に思ったことからResearch Question(RQ)を見つけ出し、研究テーマに発展させることができる。
事前学習
日頃の経験から気ついていた日韓の共通点と相違点を考える。その共通点と相違点の元にある理由は何か自分なりに調べてみる。
事後学習
自分が研究したいテーマとRQを明確にする。

3回
先行研究(Literature Review)
先行研究の活用方法及び引用法を理解する。
事前学習
自分の研究のために参考する先行研究には何があるのか調べる。
事後学習
最も重要だと思われる先行研究を1本選択し、その要旨を書く。

4回
比較研究の理論と研究方法(Theory and Method)
自分のRQに対しより正確な答えを見つけ出すためにはどんな理論と研究方法が必要なのか考察する。
事前学習
先行研究を読みながら、それぞれの研究ではどのような理論と研究方法を使用したのか把握する。
事後学習
自分が選択した理論と研究方法について簡単に紹介し、選択の理由を説明する簡単な文を書く。

5回
調査設計(Research Design)
これからどのように研究を進めるのかResearch Designを完成してみる。
事前学習
自分の研究に必要とされる理論と研究方法を明確にする。
事後学習
RQ、先行研究、理論、研究方法、調査設計を具体的に考え、文に書いてみる。

6回
中間報告
クラスメートの中間報告を聞いて、研究の質に貢献できる建設的なフィードバックを交換することができる。
事前学習
自分の研究テーマと計画を紹介する資料を準備する。
事後学習
フィードバックをどのように反映するか考察する。

7回目
データ収集(Data Collection)
データ収集法の基礎を理解し、実際に活用することができる。
事前学習
自分の研究に必要とするデータはどのように収集できるのか考える。
事後学習
調査設計と収集法に従い、必要とするデータを集める。

8回
データ分析(Data Analysis)
データ分析の基礎を理解し、実際に活用することができる。
事前学習
集めた資料をどのように分析すればRQに答えられるのか考える。
事後学習
集めた資料を分析し、RQへの答えを見つけ出す。

9回
研究の重要性(“So What?”Question)
学術的研究と多文化の比較が我々の日常にどのような貢献をするのか理解する。
事前学習
自分の研究がなぜ重要なのか考察する。
事後学習
自分の研究の重要性を説明する文を書く。

10回
発表の準備
学術的発表とは何か理解し、実際に活用することができる。
事前学習
自分の研究の概要を書く。
事後学習
発表準備をする。

11回
発表(1)
自分の研究成果を分かりやすく、効率的に発表することができる。
事前学習
発表準備をする。
事後学習
発表でもらったフィードバックをレポートにどう反映するか考える。

12回
発表(2)
自分の研究成果を分かりやすく、効率的に発表することができる。
事前学習
発表準備をする。
事後学習
発表でもらったフィードバックをレポートにどう反映するか考える。

13回
発表からレポートへ
発表を振り返り、レポートに反映できる。
事前学習
自分の研究と発表を他人のものと比較し、自分に適用できる点は何か考える。
事後学習
期末レポートを作成する。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
中間報告、期末発表を実施し、期末レポートを提出する。評価配分は以下の通りとする。
○発表及び授業内外の課題遂行:40%
○期末レポート:50%
○授業への取り組み:10%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
小テストや課題に対するフィードバックは授業内で提供する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
なし
各回に必要なプリントや資料を事前に配布します。
参考文献・推薦図書
『숫자로 보는 한국과 일본: 변화와 현재 바로 알기(数字でみる韓国と日本:変化と現在を正しく知る)』チェヒョンギュ(ジェイアンドシ/2023/17000ウォン)
『反日韓国という幻想:誤解だらけの日韓關係』澤田克己(毎日新聞出版/2020年/1,320円)
『韓国 行き過ぎた資本主義「無限競争社会」の苦悩』金敬哲(講談社現在新書/2019/860円)
『隣の国の真実』高安雄一(日経BP社/2012/1700円)
その他の文献は授業中に適宜紹介する。
研究室
H510
オフィスアワー
第1回の授業で案内する。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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