シラバス情報

授業科目名
保健体育科教育法IV
学年
4年
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
柿木 亮
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
 より良い保健体育授業の実践展開を目指すために、各自の課題に基づく授業づくりと授業観察に必要な理解を深め、演習的な授業を通して実践力を身に付ける。
本授業の到達目標は、以下の通りである。
1. 各領域の学習指導に必要な知識と技能を習得し、指導できるようになる。
2. 保健体育科において取り上げる運動や保健領域について、実際の指導法の授業を通して、教材化することができる。

授業紹介動画
動画のリンク: https://youtu.be/5sQ0JUrgnk4
授業の概要
 各自に必要な教材研究を設定し、それについての発表し再確認を行うことを通じて、また優れた実践のVTR視聴し具体的なイメージを話し合い指摘し合うことを通して、中学校、高等学校での保健体育の授業を展開するにあたって保健体育科教員が身につけていなければならない基本的な指導法の習得を目指す。
 なお、本授業は保健体育科教員免許状取得希望者のみを対象とする。

授業計画
1回
ガイダンス、体育(体育理論)の指導案作成
授業目的及び概要、シラバス、評価方法等について理解する。体育の模擬授業について、実施方法を理解し、指導案作成のための教材づくりに取り組む。
到達目標:授業目的及び概要、シラバス、評価方法等について理解ができる。また、教材を工夫し、1単位時間の流れに整合性のある指導案を作成することができる。
事前学習
[2h]保健体育科教育法Ⅰ、Ⅱ、Ⅲのふり返りを行っておくこと。
事後学習
[2h]学習指導要領解説を読み、保健、体育の内容及び内容の取り扱いについて理解を深めること。また、学習指導案の1単位時間の流れに整合性がとれているか確認する。

2回
模擬授業の実施
模擬授業(体育理論)を実施するとともに、授業評価を行う。
到達目標:作成した指導案の内容に沿って模擬授業を実施することができる。授業評価を行うことができる。
事前学習
[2h]実施される模擬授業の指導案の内容を確認しておくこと。
事後学習
[2h]実施された模擬授業の学習内容、指導方法、教師行動についてふり返り、リフレクションシートに記入すること。

3回
模擬授業の検討会(体育理論)
各グループが実施した模擬授業について、授業評価の結果をもとにふり返り、授業改善の方法を検討する。
到達目標:各グループの模擬授業のふり返りを通して、授業の改善点を検討し、整理することができる。
事前学習
[2h]実施した模擬授業における教師行動や指導方法について、作成したリフレクションシートを読んでおくこと。
事後学習
[2h]各自の模擬授業をふり返り、改善点をまとめるとともに、他者の意見なども書き加えること。

4回
体育の教材づくり(1)
事前に指定された内容(体つくり運動、水泳、陸上運動)について、グループに分かれて教材を検討し、発表する。
到達目標:指定された内容についての教材をグループで協議し、発表・修正することができる。
事前学習
[2h]事前に指定された指導内容の教材について調べ、ワークシートを作成しておくこと。
事後学習
[2h]グループで作成した教材に対して受けた修正点をまとめ、改善すること。

5回
体育の教材提案(1)
グループで作成した教材(体つくり運動、水泳、陸上競技)を実際に実践する。
到達目標:グループで作成した教材を実践し、気づいた点や改善点を挙げることができる。
事前学習
[2h]実際に教材を行うときの留意点や展開方法などについて、リハーサルを行っておくこと。
事後学習
[2h]実際に実践して気づいたことや改善点などをふり返りシートにまとめること。

6回
体育の教材づくり(2)
事前に指定された内容(器械運動、バレーボール、バスケットボール)について、グループに分かれて教材を検討し、発表する。
到達目標:指定された内容についての教材をグループで協議し、発表・修正することができる。
事前学習
[2h]事前に指定された指導内容の教材について調べ、ワークシートを作成しておくこと。
事後学習
[2h]グループで作成した教材に対して受けた修正点をまとめ、改善すること。

7回目
体育の教材提案(2)
グループで作成した教材(器械運動、バレーボール、バスケットボール)を実際に実践する。
到達目標:グループで作成した教材を実践し、気づいた点や改善点を挙げることができる。
事前学習
[2h]実際に教材を行うときの留意点や展開方法などについて、リハーサルを行っておくこと。
事後学習
[2h]実際に実践して気づいたことや改善点などをふり返りシートにまとめること。

8回
体育の教材づくり(3)
事前に指定された内容(サッカー、柔道、剣道、ダンス)について、グループに分かれて教材を検討し、発表する。
到達目標:指定された内容についての教材をグループで協議し、発表・修正することができる。
事前学習
[2h]事前に指定された指導内容の教材について調べ、ワークシートを作成しておくこと。
事後学習
[2h]グループで作成した教材に対して受けた修正点をまとめ、改善すること。

9回
体育の教材提案(3)
グループで作成した教材(サッカー、柔道、剣道、ダンス)を実際に実践する。
到達目標:グループで作成した教材を実践し、気づいた点や改善点を挙げることができる。
事前学習
[2h]実際に教材を行うときの留意点や展開方法などについて、リハーサルを行っておくこと。
事後学習
[2h]実際に実践して気づいたことや改善点などをふり返りシートにまとめること。

10回
保健の教材づくり
事前に指定された内容(健康な生活と疾病の予防1、2、傷害の防止、健康と環境)について、グループに分かれて教材を検討し、発表する。
到達目標:指定された内容についての教材をグループで協議し、発表・修正することができる。
事前学習
[2h]事前に指定された指導内容の教材について調べ、ワークシートを作成しておくこと。
事後学習
[2h]グループで作成した教材に対して受けた修正点をまとめ、改善すること。

11回
保健の教材提案
グループで作成した教材(健康な生活と疾病の予防1、2、傷害の防止、健康と環境)を実際に実践する。
到達目標:グループで作成した教材を実践し、気づいた点や改善点を挙げることができる。
事前学習
[2h]実際に教材を行うときの留意点や展開方法などについて、リハーサルを行っておくこと。
事後学習
[2h]実際に実践して気づいたことや改善点などをふり返りシートにまとめる。

12回
優れた実践に学ぶ(1)
体育授業VTRの視聴と解説
到達目標:体育授業VTRの視聴を通して体育授業における指導法の理解を深め、整理することができる。
事前学習
[2h]これまでの授業をふり返り、指導法について自己見解をまとめておくこと。
事後学習
[2h]具体的なイメージを話し合った結果を整理すること。

13回
優れた実践に学ぶ(2)
体育授業VTRの視聴と解説
到達目標:体育授業VTRの視聴を通して体育授業における指導法の理解を深め、整理することができる。
事前学習
[2h]これまでの授業をふり返り、指導法について自己見解をまとめておくこと。
事後学習
[2h]具体的なイメージを話し合った結果を整理すること。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
定期試験は実施しない。評価配分は以下の通りとする。
○授業への取り組み(模擬授業や教材づくりの実践など):60%
○模擬授業のリフレクションシート、教材づくりのふり返りシート、課題レポート提出:40%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業内での解説、または解説コメントを配布します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
中学校学習指導要領(平成29年告示)
文部科学省
東山書房
978-4-8278-1579-5/
中学校学習指導要領(平成29年告示)解説保健体育編
文部科学省
東山書房
978-4-8278-1560-3
高等学校学習指導要領(平成30年告示)
文部科学省
東山書房
978-4-8278-1567-2
高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説保健体育編
文部科学省
東山書房
978-4-8278-1568-9
その他、適宜資料を配布する。
参考文献・推薦図書
『体育の教材を創る—運動の面白さに誘い込む授業づくりを求めて』岩田靖(大修館書店/2012年/2,000円)
『シーデントップ体育の教授技術』ダリル・シーデントップ著・高橋健夫ほか訳(大修館書店/1988年/3,000円)
『新版体育科教育学入門』高橋健夫・岡出美則ほか編著(大修館書店/2010年/2,400円)
『保健科教育法入門』日本保健科教育学会編(大修館書店/2017年/1,700円)
『評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料』教育課程研究センター(2012年)
研究室
東金キャンパス・F棟・F205
オフィスアワー
春学期(S1・S2):水曜日2時限・木曜日4時限
秋学期(F1・F2):月曜日3時限・水曜日4時限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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