シラバス情報

授業科目名
物理薬剤学
学年
2年
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
森 健二
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
 薬の専門家として必要とされる薬の剤形(製剤学)に関する専門知識を理解するために基礎となる物質の物理化学的性質について学習し、知識を習得する。物理的現象を図式化し、それを読み取り考察できるようになる。
 
【関連するDP】 1
【関連するSGDs】 3


授業の概要
① 必修科目
② 科目名(英語名):Physical Pharmacy
③ コアカリキュラム:C(2), (3)
④ 授業形態:講義 ただし、十分に理解を深めるために事前学習(事前課題を含む)、事後学習の取り組みにも重点をおく。事前課題は授業内容を理解するための基礎知識として必要であるので、必ず取り組むこと。また事後課題は問題演習が中心である。
⑤ 授業概要: 授業内容:物質の状態、物質間の相互作用、溶解現象、溶液の束一性、反応速度、反応速度、相平衡,溶解度,冷却曲線について学習する。
⑥ 授業で主に使用する言語:日本語

 JIU対応カリキュラム番号:【H3800】、【H4100】、【H4200】は各回に共通する。その他は各回の授業計画を参照のこと。

授業計画
1回
物理平衡(講義)
 相変化に伴う熱の移動について説明できるようになる。相律,相平衡について説明できるようになる。1成分の状態図について説明できるようになる。

 JIUコアカリシラバス番号:C04100、C04200、C04300
事前学習
 教科書p157〜162を読み理解を深める。参考図書stage72,25〜27。2時間相当
事後学習
 教科書p170 1⃣の問題を解き理解を深める。
 問題集 p125~108の問題を解き理解を深める。2時間相当

2回
物理平衡(2) (講義) 
 二成分気液平衡の相図を読解できるようになる。これらの相図がどのように応用されるかを説明できるようになる。

 JIUコアカリシラバス番号:C04100、C04200、C04300
事前学習
 教科書p162〜164を読み理解を深める。2時間相当
事後学習
 教科書p170 2⃣、3⃣の問題を解き理解を深める。
 問題集p150~157の問題を解き理解を深める。2時間相当

3回
物理平衡(3) (講義) 
 二成分固液平衡と冷却曲線の関係,二成分溶解平衡,三成分溶解平衡についての相図を説明できる。

 JIUコアカリシラバス番号:C04100、C04200、C04300
事前学習
 教科書p165〜166の問題を解き理解を深める。2時間相当
事後学習
 問題集 p158~163の問題を解き理解を深める。2時間相当

4回
溶液の化学と束一的性質 (1) (講義) 
 溶液の束一的性質の概念を理解し,沸点上昇,凝固点降下,ファントフォフ係数について説明できるようなる。浸透圧について理解し,その計算ができる。

 JIUコアカリシラバス番号:C04400
事前学習
 教科書p129〜139を読み理解を深める。参考図書stage33-34 2時間相当
事後学習
 問題集 p142~146の問題を解き理解を深める。2時間相当

5回
溶液の化学と束一的性質(2),活量と活量係数 (講義) 
溶液の束一的性質の概念を理解し,蒸気圧効果について理解し,その計算ができるようになる。ラウールの法則,ヘンリーの法則,ドルトンの法則を説明できるようになる。活量と活量係数について説明できるようになる。

JIUコアカリシラバス番号:C04400、C04500
 
事前学習
教科書p129〜133を読み理解を深める。参考図書stage32 2時間相当
事後学習
 問題集p126~141の問題を解き理解を深める。2時間相当

6回
演習問題を中心に物理平衡、溶液の束一性に関する問題を解き、解説できるようになる。
事前学習
 物理平衡、溶液の束一性に関する事項に関する問題を解く。2時間相当
事後学習
授業で解いた問題の復習を行う。2時間相当

7回目
電解質溶液(講義) 
 電解質溶液の電気伝導率,モル電気伝導率,イオン強度について説明できるようになる

 JIUコアカリシラバス番号:C04600、C04700
事前学習
 教科書p141〜148を読み理解を深める。参考図書stage63-64 2時間相当
事後学習
 教科書P155の問題を解き理解を深める。
 問題集p210~223の問題を解き理解を深める。2時間相当

8回
反応速度(1) 概説(講義)
 方対数グラフを利用できるようになる。反応次数,速度定数について説明できるようになる
事前学習・事後学習:高校時に修得した微分,積分を復習する。教科書p1〜6,、p205〜206

 JIUコアカリシラバス番号:C05000、C05100
事前学習
 高校時に修得した微分,積分を復習する。教科書p1〜6,、p205〜206 2時間相当
事後学習
 問題集p266~270の問題を解き理解を深める。2時間相当

9回
反応速度 (2) (講義) 
  0次反応, 1次反応,2次反応について説明でき,微分型速度式を積分型速度式に変換できるようなる。

 JIUコアカリシラバス番号:C05000、C05100、C05200
事前学習
 事前学習・事後学習:教科書p207〜211を読み理解を深める。2時間相当
事後学習
 問題集p271~285の問題を解き理解を深める。2時間相当

10回
反応速度  (3)  (講義) 
 擬0次反応,擬1次反応について説明できるようになる。
 複合反応について説明できるようになる。

 JIUコアカリシラバス番号:C05000、C05100、C05200、C05400
事前学習
 教科書p212〜217を読み理解を深める。2時間相当
事後学習
 問題集p286~295の問題を解き理解を深める。2時間相当

11回
反応速度(4)反応メカニズムとアレニウス式 (講義) 
 反応メカニズムと理論について説明できるようになる。

 JIUコアカリシラバス番号:C05500
事前学習
 教科書p218〜222を読み理解を深める。参考図書stage65-66  2時間相当
事後学習
 問題集p296~303の問題を解き理解を深める。2時間相当

12回
反応速度(5)アレニウス式 (講義) 
アレニウス式(反応速度と温度の関係)について説明できるようになる。触媒反応,活性化エネルギーについて説明できるようになる。

 JIUコアカリシラバス番号:C05500
事前学習
 教科書p218〜223を読み理解を深める。参考図書stage65-66 2時間相当
事後学習
問題集p306~309を解き理解を深める。2時間相当

13回
反応速度(6)酸塩基触媒反応,酵素反応 (講義) 
 触媒反応,酵素反応について説明できるようになる。
 
事前学習
 教科書p223〜224を読み理解を深める。参考図書stage68 2時間相当
事後学習
 教科書をp230を解き理解を深める。2時間相当

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
・定期試験で100%評価する。定期試験で到達点に達しなかった場合は再試験にて100%評価する。
・定期試験を特段の理由で欠席し、欠席届の提出があったものに対しては追試験を行う。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
事前課題を課した場合は各授業で解説する。
試験については解答を掲示またはwebにて公開する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
コンパス 物理化学 改訂第3版
輿石一郎他
南江堂
9784524403684
参考文献・推薦図書
問題集  パサパ 薬学演習シリーズ 物理化学演習 第2版 三輪嘉尚他 京都廣川書店
参考図書 休み時間の物理化学 斎藤勝裕 講談社
研究室
製剤物性解析学 K308
オフィスアワー
K308 木曜日 3,4限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ