シラバス情報

授業科目名
ソーシャルワーク演習I
学年
2年
単位数
1単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
小川 智子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
この授業では、ソーシャルワーカーが取り組む課題を多角的に分析し、ミクロからマクロレベルの実践領域に対して、相談援助の価値、知識、技術を様々な事例を活用しながら具体的に転換できる力を養う。
 そのため、以下の5点を目標とする。
1.ソーシャルワークの実践に必要な知識と技術の統合を行い、専門的援助技術として概念化し理論化し体系立てていくことができる能力を習得する。
2.社会福祉士・精神保健福祉士に求められる価値規範を理解し、倫理的な判断能力を養う。
3.支援を必要とする人を中心とした分野横断的な総合的かつ包括的な支援について実践的に理解する。
4.地域の特性や課題を把握し解決するための、地域アセスメントや評価等の仕組みを実践的に理解する。
5.ミクロ・メゾ・マクロレベルにおけるソーシャルワークの対象と展開過程、実践モデルとアプローチについて実践的に理解する。

授業説明動画:https://youtu.be/XE1zCwQp10Y
授業の概要
①科目名:ソーシャルワーク演習Ⅰ(Social Work SeminarⅠ)

②授業形態:演習形式で実施

③授業内容:個別並びに集団での取り組みを通して、具体的な事例(高齢者、児童、障がい児・者、精神障がい者、医療・低所得、虐待など)を題材とし、ソーシャルワークの場面や過程(ケースの発見からアフターケアまで)を想定した実技(ロールプレイング等)を行う。また、地域福祉の基盤整備と開発にかかる事例を活用し、アウトリーチやニーズ把握、地域アセスメント、サービスの評価などを学ぶ。


授業計画
1回
社会福祉士養成における演習の意義と目的 
到達目標: ソーシャルワーク演習Ⅰの意義を理解し、ソーシャルワークの基礎やソーシャルワーク実習との関連性を理解できる。
事前学習
[事前学習0.5h:シラバスを事前に読み、授業の概要を理解するp2−6]

事後学習
[事後学習0.5h:第1回目の授業を振り返りポイントをまとめノートに記載]

2回
ソーシャルワーク演習の目標:コンピテンシーを基盤とした教育・学習                           
到達目標:ソーシャルワークのコンピテンシー、多職種連携コンピテンシーについて理解することができる。コンピテンシーを身につけ発揮できるようにするために、自分自身のコア・クオリティにも着目し、それを延ばすための省察(リフレクション)の考え方について理解することができる。ソーシャルワークの対象となる人や問題の構造、相談援助を理解することができる。
事前学習
[事前学習0.5h:事前に指定された資料を読み、疑問点を明らかにしておくp7−16]

事後学習
[事後学習0.5h:第2回目の授業を振り返りポイントをまとめノートに記載]

3回
ソーシャルワークの展開過程と社会福祉士のアクション(活動)その1:基本情報、ケース発見                               
到達目標:ソーシャルワークの一連の展開過程において、社会福祉士がどこに所属し、クライエントや家族のいる場所・状況について理解することができる。
事前学習
[事前学習0.5h:事前に指定された事例を読み概要を理解するp22−25]

事後学習
[事後学習0.5h:第3回目の授業を振り返りポイントをまとめノートに記載]

4回
ソーシャルワークの倫理綱領の確認(ミニテストその1と振り返り)
到達目標:ソーシャルワークの倫理綱領の内容について理解することができる。
事前学習
[事前学習0.5h:事前に指定された資料を理解する]
事後学習
[事後学習0.5h:第4回目の授業を振り返りポイントをまとめノートに記載]

5回
ソーシャルワークの展開過程と社会福祉士のアクション(活動)その2:エンゲージメント                             
到達目標:ソーシャルワークの一連の展開過程において、ケースの発見とエンゲージメント場面について理解することができる。

事前学習
[事前学習0.5h:事前に指定された事例を読み概要を理解するp26−29]
事後学習
[事後学習0.5h:第5回目の授業を振り返りポイントをまとめノートに記載]

6回
ソーシャルワークの展開過程と社会福祉士のアクション(活動)その3:インテーク、事例の課題認識、事例の演習課題(信頼関係、生活歴への理解)
到達目標:ソーシャルワークの一連の展開過程において、インテークにおけるポイント、課題を認識し、クライエントの状況に思いをはせ、信頼関係の下で情報収集することの大切さについて理解することができる。

事前学習
[事前学習0.5h:事前に指定された事例を読み概要を理解するp30−34]
事後学習
[事後学習0.5h:第6回目の授業を振り返りポイントをまとめノートに記載]

7回目
ソーシャルワークの展開過程と社会福祉士のアクション(活動)その4:アセスメント、事例の課題認識
到達目標: ソーシャルワークの一連の展開過程において、事例の課題を認識し、クライエントのフェースシートやアセスメント記録を記入することができる。


事前学習
[事前学習0.5h:事前に指定された事例を読み概要を理解するp35−37]
事後学習
[事後学習0.5h:第7回目の授業を振り返りポイントをまとめノートに記載]

8回
バイステックの7原則の確認(ミニテストその2と振り返り)
到達目標:バイステックの7原則の内容について理解することができる。

事前学習
[事前学習0.5h:事前に指定された資料を理解する]
事後学習
[事後学習0.5h:第8回目の授業を振り返りポイントをまとめノートに記載]

9回
ソーシャルワークの展開過程と社会福祉士のアクション(活動)その5:アセスメント、事例の演習課題(意思決定支援、ニーズへの理解)
到達目標: ソーシャルワークの一連の展開過程において、事例の課題を認識し、クライエントの意思決定支援やニーズへの理解の大切さを理解することができる

事前学習
[事前学習0.5h:事前に指定された事例を読み概要を理解するp38−39]
事後学習
[事後学習0.5h:第9回目の授業を振り返りポイントをまとめノートに記載]

10回
ソーシャルワークの展開過程と社会福祉士のアクション(活動)その6:プランニング、事例の課題認識
到達目標: ソーシャルワークの一連の展開過程において、事例の課題を認識し、クライエントのストレングスに目を向けながらプランニング案を作成することができる

事前学習
[事前学習0.5h:事前に指定された事例を読み概要を理解するp40−42]
事後学習
[事後学習0.5h:第10回目の授業を振り返りポイントをまとめノートに記載]

11回
ソーシャルワークの展開過程と社会福祉士のアクション(活動)その7:プランニング、事例の演習課題(モチベーション、関係者・機関等との共有への理解)
到達目標:ソーシャルワークの一連の展開過程において、事例の課題を認識し、クライエントのプランニング案を関係者・機関等で共有することの意義を理解することができる。


事前学習
[事前学習0.5h:事前に指定された事例を読み概要を理解するp43−44]
事後学習
[事後学習0.5h:第11回目の授業を振り返りポイントをまとめノートに記載]

12回
介護保険制度の確認
到達目標:介護保険制度の概要について理解することができる。


事前学習
[事前学習0.5h:事前に指定された資料を理解する]
事後学習
[事後学習0.5h:第12回目の授業を振り返りポイントをまとめノートに記載]

13回
ソーシャルワークの展開過程と社会福祉士のアクション(活動)その8: 支援の実施とモニタリング、事例の課題認識と演習課題(クライエントの状況変化への理解)
到達目標:ソーシャルワークの一連の展開過程において、事例の課題を認識し、クライエントの状況変化への対応について理解することができる。

事前学習
[事前学習0.5h:事前に指定された事例を読み概要を理解するp45−47]
事後学習
[事後学習0.5h:第13目の授業を振り返りポイントをまとめノートに記載]

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
事後学習で記載する授業の振り返りノートの課題提出・授業内での発表、ミニテスト3回、期末テストを実施する。

評価配分は以下の通りとする。
○課題の提出、授業内での発表:39%
○ミニテスト3回:30%
〇期末テスト:31%

評価対象に該当する者は、連絡のあった欠席回数5分の1までの者とする。なお、20分以上の遅刻は欠席、遅刻3回で欠席1回と換算する。

課題に対するフィードバックについて:毎回、授業開始時に課題に基づきコメントする
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
毎回、授業開始時に課題に基づきコメントする。

授業についての質問はなるべく授業内で、そのほか、portalもしくはメールを活用すること。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
『ソーシャルワーク演習(共通科目)』 2500円
一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟
中央法規出版
978-4-8058-8250-4
必ず授業開始までに各自準備すること。テキスト無しで演習は成立しない。
参考文献・推薦図書
参考文献・推薦図書は授業内で適宜指示する。
研究室
小川:A棟416研究室
オフィスアワー
小川:S1火;昼休み、水;3限、S2;火昼休み、水3限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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