教員名 : Jiro N.Plutschow
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授業科目名
制作演習G
学年
2年
単位数
2単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
Jiro N.Plutschow
授業形態
授業で主に使用する言語
外国の教材、音楽やDTMの専門用語また、様々な映画や音楽(主に洋画、洋楽)多少の英語は望ましい。
授業方法区分
開講キャンパス
オンライン(同時双方向)
授業の到達目標及びテーマ
サウンド教育から得た知識や技術をさらに深く学び、音楽、映像やマルチメディア作曲の制作を通してより高度なスキルの習得を目標とする。
授業の概要
サウンド表現論やデジタル音楽表現で学んだ音楽理論とDAW/DTMソフトを活用し、いろんな名作の分析からオーケストレーションや高度な作曲方式や表現する知識を身につける。学生映画のテーマ曲、ゲーム音楽、作曲集のアルバムや映像の卒業制作、就職ポートフォリオ等のクオリティを上げ、出版できる作品の制作を目指し学んでいく。
授業計画
1回
ガイダンス
1. 出席、成績評価、課題について。 2. インストール(音源やサンプルは外付けハードディスクが)、フェースブックグループ、グーグルアカウントの登録確認 。 3. DTMソフトやILOKについて。 4. フリー音源について 事前学習
DTM作曲はPCのメモリーとドライブ容量を大量に消費します。インストールがあるためノートパソコンのデータを整理し充分な容量があることを確認する。
DTMソフトやソフトシンセ(外部エンジン)、プラグイン等が立ち上げる前には関係のない他のソフトは終了させること。 事後学習
(事後学習)課題提出のフォーマットに沿ってsoundstudiojiu@gmail.comにメールを送信する。
メールの内容: A. 好きなジャンル、映画、アーティスト等 B. 今までの音楽経験(楽器など) C. 理論のレベル 2回
イアトレ, 理論の復習
スケールコラージュの作成 (Major, Minor, Modes) スケールパターンとモチーフ 事前学習
サウンド表現論、デジタル音楽表現で学んだ理論、PTの操作やMIDIの復習
インターバル、スケール、コード、構成、ジャンル、アレンジ 事後学習
(事後学習)フリー音源の確認と操作を覚える。
3回
3. 作曲課題その1. (プラネタリウム) コンセプト
事前学習
(事前学習)Protoolsのインストール、バージョン確認
Kontakt, UVI, Sinのサンプルライブラリーの復習 機材説明 スタジオ 事後学習
(事後学習)映像に合わせた構成と音色を考える。
4回
4. 作曲課題その1. (プラネタリウム) 曲の構成、コード進行
事前学習
(事前学習)いろんな作品に触れてみて、どれを目標とするか選ぶ。
事後学習
(事後学習)動画のシーンに効果を与えることも配慮する。
5回
5. 作曲課題その1. (プラネタリウム) シンセ音での表現、メロディー
事前学習
(事前学習)メロディーは複数のシンセ音で入れ替えることを考える。
事後学習
(事後学習)リズムを最小限に抑えてメロディー らしさを保つ方法を考える。
6回
6. 作曲課題その1. (プラネタリウム) MIDIccとオートメーションで表現、サラウンドエフェクト。
事前学習
(事前学習)曲の構成やハーモニーの仕上げ、ミックス前の確認
事後学習
(事後学習)ミックスしMOVファイルとして書き出して提出。
7回目
7. コピー曲 その1. Game of Thrones - Main Theme パーカッション、ベースとメロディー
事前学習
(事前学習)Game of Thrones - Main Themeを聴いて、セッションテンプレートを作成する。(マーカー、調、テンポ)
事後学習
(事後学習) パーカッションのケルトドラムの代わりになるサンプルを探す。(ドラムのタム等)
8回
8. コピー曲 その1. Game of Thrones - Main Theme 仕上げ
事前学習
(事前学習)Game of Thrones ストリングズとブラスパート、ベロシティとMidi Volumeで表現
事後学習
(事後学習) ミックスを聴いてバランスよく聴こえるか、パートがマスキングされていないか確認。
9回
9. コピー曲 その2. Queen`s Gambit - Training with Mr. Shaibel ピアノパートの打ち込み、コード進行分析。
事前学習
(事前学習)コピー曲 2を聴いて、セッションテンプレートを作成する。(マーカー、調、テンポ)
事後学習
(事後学習) チェロ・コントラバスパートを打ち込む。
10回
10. コピー曲 その2. Queen`s Gambit - Training with Mr. Shaibel ストリングズ、LegatoとStacattoパッチを同トラックでキースイッチ
事前学習
(事前学習)ストリングズのパートやボイシングを聴きとる。
事後学習
(事後学習)
11回
11. コピー曲 その2. Queen`s Gambit - Training with Mr. Shaibel 仕上げ
事前学習
(事前学習)
事後学習
(事後学習) ミックスをよく聴いてから問題を修正し提出する。
12回
12. コピー曲 その3. Forest Gump ピアノとハープのパート打ち込み、インストゥルメンテーションの確認
事前学習
(事前学習)コピー曲3を聴いて、セッションテンプレートを作成する。(マーカー、調、テンポ)
事後学習
(事後学習) ペダルオートメーションのタイミングとべロシティーの確認 (ヒューマニズム優先)
13回
13. コピー曲 その3. Forest Gump ストリングズと木管楽器の打ち込み
事前学習
(事前学習)インストゥルメンテーションのトラック作成
事後学習
(事後学習)
14回
14. コピー曲 その3. Forest Gump 仕上げ
事前学習
(事前学習)
事後学習
(事後学習) ミックスして提出。
15回
15. 作曲課題その2. 戦争テーマ コンセプト
事前学習
(事前学習)Gustav Holst - Marsを聴く
事後学習
(事後学習) FPSゲームのテーマ曲をいくつか聴く。(Medal of Honor, God of War, Unreal Tournament等)パーカッションや弦楽器のスタカートリズム、管楽器の特徴を理解する。
16回
16. 作曲課題その2. 戦争テーマ コード進行とメロディー、サポートライン
事前学習
(事前学習)スタカート、スフォルツアーンド、ピッチカート等、演奏表現を理解する。
事後学習
(事後学習) 解決のない「悲劇」の表現、マイナースケールとP5、OMIT3を理解する
17回
17. 作曲課題その2. 戦争テーマ バリエーションと転調
事前学習
(事前学習)戦争テーマ NIアクションストリングスの使い方を覚える。パターンで飽きない方法を考える。
事後学習
(事後学習) 転調の方式のテクニックを理解する。
18回
18. 作曲課題その2. 戦争テーマ仕上げ
事前学習
(事前学習)仕上げに備えて全パート確認。
事後学習
(事後学習) ミックスして提出。
19回
19. 作曲課題その3. バラード ピアノでスケッチ
事前学習
(事前学習)GOT - I Am Hers, She Is Mineを聴く。単音楽器のソロメロディーから弦楽器のレガートへ変化していく方法を理解する。
事後学習
(事後学習) ピアノでアルペジオパートを加え別の楽器に割り振るなど工夫を考える。
20回
20. 作曲課題その3. バラード コードと進行のテンションとリリース方式
事前学習
(事前学習)単音楽器から4重奏のストリングス、オクターヴメロディー の使い方を理解する。
事後学習
(事後学習) Pivot Note, Transitional Chord, について調べ曲に反映させる。
21回
21. 作曲課題その3. バラード 表現を追加し、仕上げ
事前学習
(事前学習)テンポとクレシェンドで表現
事後学習
(事後学習) ミックスし、提出する。
22回
22. 作曲課題その4. テーマ曲 コンセプト
事前学習
(事前学習)Star Trek Picard のテーマ曲を聴く
事後学習
(事後学習) 映画のストーリーやキャラクター、状況をまとめた作曲を聴いて、参考にする。
23回目
作曲課題その3. バラード オーケストレーション
事前学習
(事前学習)各パートを聞き取ってメモする。ディクテーション
事後学習
(事後学習) 弦楽器と管楽器のダブリング、コントラバスとチューバなど実験してみる。
24回
24. 作曲課題その4. テーマ曲 メロディーとハーモニー
事前学習
(事前学習)曲の中でメロディー楽器がどう変わるかよく聴いて曲に反映させる。
事後学習
(事後学習)ハーモニーラインから別メロディー
25回
25. 作曲課題その4. テーマ曲 仕上げ
事前学習
(事前学習)テンポ、ベロシティー、オートメーションの確認
事後学習
(事後学習) ミックスして提出
26回
合評会
事前学習
(事前学習)合法会に備えて曲全部の確認、修正など
事後学習
(事後学習) 自分でいろんな作品に触れてコピーし、自分の曲にチャレンジすること。
試験及び成績評価
課題制作+期末試験70%
授業中に実施する課題 20% 授業への参加・取り組み10% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題について質問があった場合オフィスアワーの時間帯、またはオンラインで指定した時間で行える。
課題の提出後、soundstudiojiu@gmail.comから送信があり、コメントが書いてあります。たまにやり直しの指示が含まれるので注意してください。 講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
コード理論大全
清水 響
リットーミュージック
4845632365
https://www.amazon.co.jp/-/en/%E6%B8%85%E6%B0%B4-%E9%9F%BF/dp/4845632365/ref=pd_vtp_6/355-3132211-0615314?pd_rd_w=kEdee&pf_rd_p=949e26f5-c2ef-4c96-bfde-49d7614d0317&pf_rd_r=W32DXA9P7BHABC37FFGZ&pd_rd_r=d109c65b-7003-4808-8124-aa3c4c8bdf8a&pd_rd_wg=w8hHf&pd_rd_i=4845632365&psc=1
エッセンシャル・ディクショナリー 楽器の音域・音質・奏法
トム・ゲルー
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
ISBN-10 4636923316
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%88%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%BC/dp/4636923316/ref=sr_1_20_sspa?crid=1ZZSS38HWXQRS&keywords=%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3&qid=1646601582&s=books&sprefix=%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%2Cstripbooks%2C308&sr=1-20-spons&psc=1&spLa=ZW5jcnlwdGVkUXVhbGlmaWVyPUExOVBBNDZLQTRTU0E5JmVuY3J5cHRlZElkPUEwNzM1NDI4MUlONVBNR0ZIUkhGTyZlbmNyeXB0ZWRBZElkPUFSUlZFNjZDMFoxQTImd2lkZ2V0TmFtZT1zcF9idGYmYWN0aW9uPWNsaWNrUmVkaXJlY3QmZG9Ob3RMb2dDbGljaz10cnVl
参考文献・推薦図書
授業内でプリント配布、またはリンクからダウンロードオフィス:H214
Email: jplutsch@jiu.ac.jp オンラインでも可能です。指定した時間で質問等対応できます。 研究室
オフィス:H214
Email: jplutsch@jiu.ac.jp オンラインでも可能です。指定した時間で質問等対応できます。 オフィスアワー
オフィスアワー:火曜12:40~13:20
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001
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