シラバス情報

授業科目名
アカデミック・スキルズ
学年
1年
単位数
1単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
遠藤 惠子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
大学のまなびについて、(1)個々人の自主自律というその本質を理解し、(2)単位制度、(3)学内施設利用に習熟する一方、(4)予習、復習を含め授業学習にあたって求められている基本的な能力を養う。
授業の概要
1.高等学校と大学の学びの違いを理解し、具体的に自分自身で学習計画を立てて、到達目標に鑑みて、折々に見直し、修正を図れる自主自律性を体得する。
2.単位制度を理解し、それに伴う履修申請、年次計画、成績評価などに習熟する。
3.学内学習施設、学部事務、学生課、保健室、相談室など学習をサポートする施設利用について習熟する。
4.授業内に求められる学習作法(ディスカッション、グループ学習、演習など)、予習、復習、授業課題など授業外で要請される学習作法に習熟する。
(a)批判的に読むこと—文と文、パラグラフとパラグラフとの論理関係を分析、把握する。
(b)批判的に書くこと—論理構成、課題提起、結論の明確な論述をなす能力(小論課題、レポート、期末論述試験、論文)。
(c)ディスカッション、グループワーク、プレゼンテーション。
(d)ノート・テイキング、記録、報告。
(e)学習関連資料調査法—(1)レファレンス、視聴覚資料、文化財含む図書館利用法、(2)オンライン資料調査法、(3)フィールドワーク、(4)資料整理、保存法
(f)PC活用術—(1)文書作成、作表、計算、電子ファイル化、(2)通信、伝達の倫理と基本マナー

第1回自主、自律の学び
1.高校の学びと大学の学びの違い
2.単位制度、成績評価
3.学部学科教育目標、カリキュラム、カリキュラム・ツリー、シラバス、履修計画、履修申請
4.大学の情報システム利用方法
リモート・ラーニング・システム
図書館リモート利用可能データベース
学内WiFi利用
学内端末
5.アドバイザー制

第2回キャンパス・ライフ
1.建学の精神
2.大学の施設—図書館、美術館、保健室、相談室、事務室、食堂、ステーショナリー、本屋
3.大学生としての自覚とモラル、メールほか通信・情報のマナー(SNS、メディア・リテラシー)、ハラスメント防止、多様な文化的背景の尊重

第3回授業の受け方
1.ノートのとり方
2.グループワーク
3.ディスカッション
4.口頭発表(プレゼンテーションを含む)
5.ICTを利用した学び

第4回資料調査法の基礎
1.大学図書館の利用法
(a)配架配置
(b)レファレンス
(c)視聴覚資料
2.オンラインを通した情報の収集、整理法、各種データベース利用法
(a)大学図書館リモート可能資料
(b)国内、国外、一般利用可能、オンライン資料調査法
・各国統治機構、行政、立法、司法情報調査法
・国際機関情報調査法
・有価証券報告書含む企業情報調査法
3.各種科学データ、社会経済データの収集法
4.PC活用、資料整理、保存法

第5回批判的に読む力を養う
1.文書資料、文献を批判的に読む力を養う
(a)論理構成の分析—パラグラフ間関係の把握
(b)論理構成の分析—パラグラフ内、文と文との関係の把握
(c)要旨要約文の作成
(d)論文、図書の要旨要約と批評
2.メディア批判力を養う—新聞、雑誌、テレビ、SNS、インターネットメディアの情報を分析する
3.地図、年表、統計、データを用いて、変化や構造を読み解く力を養う

第6回批判的に書く力を養う—「レポート課題」、「小論課題」、「学期末試験」
1.事前準備
(a)問題を立て、問題解決に必要な条件を考案する。
(b)先行の論考を調査して、分析して論点を整理する。
(c)必要な事実情報を収集する。
2.論理構成を整える方法
①問題背景に基づき問題を提起し、争点を絞る。
②論述の構成(章、節の構成)を先行して明確に示す。
③パラグラフ内の文と文との関係を明確にする(尾括型構成、頭括型構成ほか)。
④結論を明確にする。
3.注、引用、参考文献表の意味と目的を理解する。
4.口頭発表資料を作成する。

第7回大学での学びと社会
1.大学と社会との関係を考える。
2.フィールドワーク
3.外国語運用能力を高める—大学専門教育、専門職レベルの外国語運用能力を理解し目標を定めて訓練する。
4.資格試験の諸種とその意味
5.ボランティア活動
6.インターンシップ

授業計画
1回
第1回(前半) 自主、自律の学び
1.自主、自律の学びについて考える—高校の学びと大学の学びの違いについて考える。
・「学ぶ」ことの意味について、大学の理念、学問の理念に沿って、考える。
・「大学」での学びの社会的な意味、キャリア形成上の意味を考える。
・「能動的」、「主体的」、「計画的」に学ぶことの意味について考える。
・日々の生活の違いについて、考える。
2.クォーター制、単位制度、成績評価について理解を深める。
・予習、復習について理解する。
・学事歴など重要な時程、年間予定に留意する。
3.学部学科教育目標について理解を深める。
4.カリキュラムについて理解を深める。
・カリキュラム・トゥリーの意味を十分理解する。
・全学部共通基盤科目群の意義、専門の学びの意義を理解する。
5.シラバスの読み方を理解する。
6.履修計画の立て方を試しながら身につける。
7.履修申請の仕方を試しながら習熟する。
・履修申請について、確定までの注意すべき、日程に留意する。
・履修申請について、照合など重要な手続きに留意する。
8.大学の情報システム利用方法を使いながら習熟していく。
リモート・ラーニング・システム
図書館リモート利用可能データベース
学内WiFi利用
学内端末
9.アドバイザー制について、理解して、活用する。

第1回(後半) キャンパス・ライフ
1.建学の精神
2.大学の施設—図書館、美術館、保健室、相談室、事務室、食堂、ステーショナリー、書店
3.大学周辺の地域
4.大学生としての自覚とモラル、
社会のルール、法律、条例
授業のマナー
試験における不正
剽窃(無断盗用)
メールほか通信・情報のマナー(SNS、メディア・リテラシー)
交通ルール
ハラスメント防止
多様な文化的背景の尊重
・被害者となったときにどのように行動すればよいか、改めて考えて、自覚する。
・モラル違反、違法行為などを目撃したときにどのように行動すればよいか、改めて考えて、自覚する。
事前学習
春学期ガイダンスで説明のあった内容を再確認する。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

2回
第2回 授業の受け方−各学部学科の学びに合った学びの方法について、理解し、実践を通して習熟していく
1.授業の予習、復習、自習
2.ノートのとり方
3.各種授業資料の使い方、整理、保存の仕方−PC活用術
4.グループワーク
5.ディスカッション
6.口頭発表(プレゼンテーションを含む)
7.実習・実験
8.練習、創作
9.ICTを利用した学び
・携帯電話
・タブレット型PC
・ラップトップ型PC
・デスクトップ型PC
・クラウドの利用
・同時双方向オンラインシステムの種類と活用術
・SNSの活用術
・電子図書館、電子辞書、オンラインデータベース活用術
事前学習
[2h]前回の授業での指示に従い、予習を行う。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

3回
第3回 資料調査法の基礎
1.情報を収集するための手順、原則−身近な事例で試しながら習熟していく
学びの質を高めるためには何が必要か考える。
ある主題に沿って、それに関連する資料や情報には何があるか、文字、音声、映像、図像など質と形態から資料の全体を想像する。
資料を探索する方法、アクセスする方法を考える。
2.大学図書館の利用法
(ア)図書館の提供する機能について考え、活用してみる
(イ)資料の配架配置
・和書、洋書の区別
・デューイ十進法
(ウ)レファレンス資料(総記、書誌、辞書、事典等、参考図書の意義)
(エ)図書館レファレンス係の利用法
外部レファレンス事例の活用法
(オ)視聴覚資料
3.オンラインを通した情報の収集、整理法、各種データベース利用法
(ア)大学図書館HPについて習熟する
・図書館内情報
・図書館外リンク先、他館情報
(イ)大学図書館リモート可能資料
(ウ)国内、国外、一般利用可能、オンライン資料調査法
・各国統治機構、行政、立法、司法情報調査法
・国際機関情報調査法
・有価証券報告書含む企業情報調査法
4.各種科学データ、社会経済データの収集法
5.PC活用、資料整理、保存法
6.大学美術館利用法
事前学習
[2h]前回の授業での指示に従い、予習を行う。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

4回
第4回 アセスメントテスト受検
・PCおよびイヤホンを持参し、大学入学時点の学修状況を確認する。
事前学習
[2h]アセスメントテスト受検のための準備をする。
事後学習
[2h]受検結果を確認し、今後の学習計画の参考にする。

5回
第5回 批判的に読む力を養う
1.文書資料、文献を批判的に読む力を養う
(a)主題と論型の分析
(b)論理構成の分析—パラグラフ間関係の把握
(c)論理構成の分析—パラグラフ内、文と文との関係の把握
命題分析(「すべて」、「ある」、「ない」などの潜在述語論理構造の分析;secundumquid(本来有るべき論理定項の省略によるあいまいさ)の有無の分析)
論理関係分析(推理の妥当性ほか諸種誤謬推理の有無に関する評価)
議論の健全性の評価(主題に対する方法論的健全性;数学的、統計学的、科学的検証ほか)
(d)要旨要約文の作成
(e)要旨要約に基づく批判の実践
(f)論文、図書の要旨要約と批評
2.Post-Truth時代のメディア批判力を養う—新聞、雑誌、テレビ、SNS、インターネットメディアの情報を、作成過程、スポンサー等含む編集権の独立性等にもとづいて、分析する
3.芸術作品分析、作品鑑賞、作品批評を養う
4.地図、年表、統計、データを用いて、変化や構造を読み解く力を養う
変化を読み解く数学的基礎を考える
統計の信頼性の評価の仕方について基礎を考える
事前学習
[2h]前回の授業での指示に従い、予習を行う。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

6回
第6回 批判的に書く力を養う—「レポート課題」、「小論課題」、「学期末試験」
1.母語、外国語の正しい言語の運用方法、厳密な言語の運用方法を考える。
2.日本語における話し言葉と書き言葉など、文体の選択と戦略について考える。
・「である」体、「だ」体、「です・ます」体の選択と自由について考える。
・「なので」、「ので」、「ですが」、「だから」、「・・・が、・・・」、「・・・なと思う」、「…の…の…の」など話し言葉の使用許容度を考える。
3.論述を行なうための事前準備
①問題を立て、問題解決に必要な条件を考案する。
②先行の論考を調査して、分析して論点を整理する。
③必要な事実情報を収集する。
4.論理構成を整える方法
①問題背景に基づき問題を提起し、争点を絞る。
②論述の構成(章、節の構成)を先行して明確に示す。
③パラグラフ内の文と文との関係を明確にする(尾括型構成、頭括型構成ほか)。
④結論を明確にする。
5.注、引用、参考文献表の意味と目的を理解する。
6.口頭発表資料を作成する。
事前学習
[2h]前回の授業での指示に従い、予習を行う。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

7回目
第7回 大学での学びと社会
1.パンデミック後の「大学」、「高等教育」の社会的機能を考える。
2.国際大学の機能、大学、学問の国際性を考える。
3.大学と社会との関係を考える—2020年代における21世紀後半の経済社会に向けたキャリア形成を考える。
4.リカレント教育
5.フィールドワーク
6.インターンシップ
7.外国語運用能力を高める—大学専門教育、専門職レベルの外国語運用能力を理解し目標を定めて訓練する。
8.資格試験の諸種とその意味
9.ボランティア活動
事前学習
[2h]前回の授業での指示に従い、予習を行う。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

8回
事前学習
事後学習

9回
事前学習
事後学習

10回
事前学習
事後学習

11回
事前学習
事後学習

12回
事前学習
事後学習

13回
事前学習
事後学習

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
次の二つを総合的に評価する。対面による試験は実施しない。
(1)期末レポート課題:30%
(2)授業への貢献度:70%

(1)のレポート課題の詳細は、授業内で提示する。レポート提出はLMSを利用する。
(2)は各回の課題への取り組みだけでなく、授業内容に関する積極的なコメントも加味して評価する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
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講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜プリントを配布する
参考文献・推薦図書
関連する文献は各回の授業内で適宜指示する。
研究室
東金キャンパスH504
オフィスアワー
水曜5限、木曜5限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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