シラバス情報

授業科目名
域学共創プロジェクトB
学年
1年
単位数
2単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
金子 祐介
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
当授業は、地域に沈潜しているさまざまな価値の発掘、磨き上げや課題の解決に取り組むプロジェクトを実施する。そのため、プロジェクトには参加学生ひとりひとりが主体となりつつ、異なる背景を持つ多様な人材、例えば他学部で異なる専門を学んでいるメンバーや、企業や住民などの地域の方々と協働して取り組むこととなる。そうした中で、プロジェクトの企画、運営、実施を通じて、主体性、企画力、想像力、協働的能力を養うことを目標としてもらいたい。

録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=5cf0af6003d49e137df796502502eb11
パスワード: DrkWJMP3
授業の概要
(1)域学共創プロジェクトB (project : community cooperation)
(2)演習
(3)本プロジェクト型授業は、地域調査(フィールドワーク)、展示の企画・立案(グループワーク)、展示の検討(グループワーク)、展示の運営、検証、報告といった一連の流れを通して観光人材が身につける表現力について学びます。
①地域調査(フィールドワーク)を通じて、地域の魅力や課題を発見する眼を養います
②地域調査(フィールドワーク)を通じて、情報を収集し、記録する力を身に付けます
③企画・立案(グループワーク)を通じて、ディスカッションによるコミュニケーション力の向上を目指します
④企画の運用検討(グループワーク)を通じて、アイディアを具現化する方法を身に付けます
とくに、地域の人と交流し、地域社会の更なる課題について聞き取り調査を行います
⑤以上の活動について、未来の地域社会の課題を検証し、検証の結果についての報告を行います
学内報告の日程は、後日、地域連携推進センターより発表となりますが、中間報告(大学祭での実施予定)と最終報告を予定しています
(4)日本語
(5)実務経験あり

本授業は、学部や所属形態の異なる学生たちが参加する授業のため、また、フィールドにおける企画実施が中心となるため、時間割をフレキシブルに設定して授業を行います。そのため、スケジュールについても詳細な説明を行いますので、4月に行われる初回授業には必ず出席してください。

また、2024年度は「道の駅と大学」においてサイクルツーリズムを前提として企画型事業を実施します。この取り組みは、国土交通省関東運輸局千葉国道事務所、道の駅「みのりの郷東金」との連携授業となります。プロジェクトを通して地域活性化に貢献することを目指します。そのため、国土交通省関東運輸局主催の「道の駅学生コンテスト」に参加し発表する資料制作を行うことも行いますので、真摯に授業に取り組む学生の参加を希望します。

※当授業は受講生数上限を20人とします。そのため履修登録した学生は必ず授業に出席してください(取り消しや変更はしないように十分にシラバスを確認してください)。
※本授業は、地域連携を前提としています。そのため、授業は、土日などの休日などを利用した集中的な活動を実施する場合もあります。
 とくに、夏期休暇期間を活用し、動画でも紹介したように視察に行くことが想定されますので、ご承知おきください。
 そのため、交通費等が発生する可能性がありますので、その旨ご承知おきください。

授業計画
1回
1.オリエンテーション
到達目標:授業の全体像を把握する
・本授業の要旨説明
・スケジュールの確認
・道の駅と大学連携の概要説明
事前学習
【事前学習 2h】シラバスから本授業の理解を深めておくこと。
事後学習
【事後学習 2h】域学共創の目的を明示する・年間スケジュールの確認・授業目的を確認しておくこと。また、自己紹介pptの作成をしておくこと。

2回
2.チーム編成
到達目標:チームとの連携を取れるようになる
・自己紹介プレゼンテーション
・チーム編成
事前学習
【事前学習 2h】「道の駅」について調べること。
事後学習
【事後学習 2h】チーム編成・授業内容を再確認する。「道の駅」担当者への質問内容を事前に整理し、チームごとにpptにまとめること。

3回
3.プロジェクト関係書類などの書き方、制作物の事例説明
到達目標:企画書、報告書、議事録の書き方を理解する
・企画書、報告書、議事録などの書き方説明
・昨年度までのプロジェクト報告書などを参考例として説明
事前学習
【事前学習 2h】「道の駅」について調べること。
事後学習
【事後学習 2h】チーム編成・授業内容を再確認する。「道の駅」担当者への質問内容を事前に整理し、チームごとにpptにまとめておくこと。

4回
4.調査方法の確認/調査内容の検討
到達目標:フィールドワークの概要を把握する
・調査方法(ルール)の確認と意見交換
・調査日当日のスケジュール確認
・持ち物の確認
・チームごとでの調査ルートの検討と決定
事前学習
【事前学習 2h】調査地(東金市)の概要を把握すること。また、「道の駅」について調べておくこと。
事後学習
【事後学習 2h】チーム編成・授業内容を再確認する。調査方法の再確認と調査当日のスケジュールの把握。「道の駅」担当者への質問内容を事前に整理し、チームごとにまとめ印刷してくること。

5回
5.「道の駅」概要説明
到達目標:「道の駅」の概要を把握する
・「道の駅」担当者(国交相担当者もしくは道の駅担当者を検討)からのプレゼンテーション
事前学習
【事前学習 2h】「道の駅」担当者への質問内容を事前に整理し、チームごとにまとめ印刷してくること。
事後学習
【事後学習 2h】調査地の概要を把握すること。

6回
6.現地調査
到達目標:調査地域について把握する
・現地調査の実施
事前学習
【事前学習 2h】調査地(東金市)の概要を把握すること。
事後学習
【事後学習 2h】写真や動画、音声記録などの調査記録をまとめておくこと。一回では、調査しきれないので適宜調査を実施すること。

7回目
7.調査記録の報告と収集整理
到達目標:調査地域について把握する
・現地調査の報告
事前学習
【事前学習 2h】調査地(東金市)の記録をpptにまとめておくこと。
事後学習
【事後学習 2h】調査記録をデータベース化すること。

8回
8.調査地(東金市)に関する現状分析
到達目標:調査地域について把握する
・分析方法 (SWOT分析など) の習得
事前学習
【事前学習 2h】調査地(東金市)の概要を把握すること。
事後学習
【事後学習 2h】調査地(東金市)の課題などを分析すること。

9回
9.調査地概要
到達目標:調査地域について把握する
・東金市のまちづくりに関する関係者(観光課を検討)からのプレゼンテーション
事前学習
【事前学習 2h】東金市のまちづくりに関する関係者への質問内容を事前に整理し、チームごとにpptにまとめること。
事後学習
【事後学習 2h】調査地(東金市)で行うべき展示企画について考えをまとめておくこと。
※プレゼンテーションを行ってもらう関係者の都合で翌週に変更する可能性もあります。

10回
10.企画の検討(1)
到達目標:企画を作るために利用する検討手法を習得する
・ディスカッション
・マインドマップの習得
事前学習
【事前学習 2h】1から6の講義などを元に、調査地(東金市)で行うべき展示企画について考えをまとめておくこと。企画を考える上で、適宜調査を実施すること。
事後学習
【事後学習 2h】授業で出た企画提案を発表できるようにpptにまとめておくこと。企画を考える上で、適宜調査を実施すること。

11回
11.企画の検討(2)
到達目標:各自の企画についてプレゼンテーションできるようになる
・企画の構築
事前学習
【事前学習 2h】授業で出た企画提案を発表できるようにpptにまとめておくこと。企画を考える上で、適宜調査を実施すること。
事後学習
【事後学習 2h】他のチームの発表に対して意見交換(ディスカッションおよびディベート)ができるように資料を整理しておくこと。企画を考える上で、適宜調査を実施すること。


12回
12.企画の検討(3)
到達目標:各自の企画の問題点や良点などを分析できるようになる
・企画決定
事前学習
【事前学習 2h】他のチームの発表に対して意見交換(ディスカッションおよびディベート)ができるように資料を整理しておくこと。企画を考える上で、適宜調査を実施すること。
事後学習
【事後学習 2h】企画資料をpptとしてまとめられるように準備しておくこと。企画を考える上で、適宜調査を実施すること。

13回
13.企画の決定及び道の駅への第一弾提案
到達目標:道の駅の方に自らの企画を提案できるようにする
・企画決定
事前学習
【事前学習 2h】企画資料をpptとしてまとめられるように準備しておくこと。
事後学習
【事後学習 2h】企画資料を企画書としてまとめられるように準備しておくこと。


14回
14.企画書制作(1)
到達目標:企画に見合ったコンテンツ制作ができるようになる
・企画書の制作
・企画の運営方法の検討
・制作物担当ごとにチームの再編成
※「企画制作」の項目は同時並行で検討してください。
※夏休み中に実施する可能性あり。
※プロジェクトの授業では、自主的な活動を期待します。企画を完成まで導いてください。
事前学習
【事前学習 2h】第一弾提案の振り返りを行う。
事後学習
【事後学習 2h】チームごとの打ち合わせ内容を共有しておくこと。

15回
15.企画制作(2)
到達目標:企画に見合ったコンテンツ制作ができるようになる
・企画の運営方法の検討
・広報物(SNS、ポスターなど)の制作検討
・地図の制作検討
※「企画制作」の項目は同時並行で検討してください。
※夏休み中に実施する可能性あり。
※プロジェクトの授業では、自主的な活動を期待します。企画を完成まで導いてください。
事前学習
【事前学習 2h】発表コンテンツ制作の準備を行うこと。
事後学習
【事後学習 2h】チームごとの打ち合わせ内容を共有しておくこと。

16回
16.企画制作(3)
到達目標:企画に見合ったコンテンツ制作ができるようになる
・企画の運営方法の検討
・広報物(SNS、ポスターなど)の制作検討
・地図の制作検討
※「企画制作」の項目は同時並行で検討してください。
※夏休み中に実施する可能性あり。
※プロジェクトの授業では、自主的な活動を期待します。企画を完成まで導いてください。
事前学習
【事前学習 2h】発表コンテンツ制作の準備を行うこと。
事後学習
【事後学習 2h】チームごとの打ち合わせ内容を共有しておくこと。

17回
17.企画制作(4)
到達目標:企画に見合ったコンテンツ制作ができるようになる
・企画の運営方法の検討
・広報物(SNS、ポスターなど)の制作
・地図の制作
※「企画制作」の項目は同時並行で検討してください。
※夏休み中に実施する可能性あり。
※プロジェクトの授業では、自主的な活動を期待します。企画を完成まで導いてください。
事前学習
【事前学習 2h】制作したデータの完成確認。
事後学習
【事後学習 2h】発注依頼をかけたら、印刷物が届く日程などを必ず皆で共有してください。

18回
18.企画実施に向けた最終確認
到達目標:当日の運用確認などができるようになる
・企画実施に向けた確認(当日の準備など)
・広報活動(SNS、ポスターなど)の実施
・進捗状況の確認
※「企画制作」の項目は同時並行で検討してください。
※夏休み中に実施する可能性あり。
※プロジェクトの授業では、自主的な活動を期待します。企画を完成まで導いてください。
事前学習
【事前学習 2h】企画したイベント当日の準備を行うこと。
事後学習
【事後学習 2h】企画したイベント当日の準備を行うこと。チームごとの打ち合わせ内容を共有しておくこと。当企画の発表練習をしておくこと。

19回
19.中間報告会
到達目標:対外的に発表できるようになる
・当授業以外の学生との意見交換会
※プロジェクトの授業では、自主的な活動を期待します。発表資料は自分たちの責任で作ること。
事前学習
【事前学習 2h】当企画の企画をまとめたpptを作り、発表練習をしておくこと。
事後学習
【事後学習 2h】中間報告後に行うイベント当日の準備を行うこと。チームごとの打ち合わせ内容を共有しておくこと。

20回
20.中間報告会
到達目標:対外的に発表できるようになる
・当授業以外の学生との意見交換会
※プロジェクトの授業では、自主的な活動を期待します。発表資料は自分たちの責任で作ること。
事前学習
【事前学習 2h】当企画の企画をまとめたpptを作り、発表練習をしておくこと。
事後学習
【事後学習 2h】中間報告後に行うイベント当日の準備を行うこと。チームごとの打ち合わせ内容を共有しておくこと。

21回
21.企画実施(1)
到達目標:企画に見合ったコンテンツを運用できるようになる
・制作状況の最終確認
・制作物(印刷物など)の発注依頼
事前学習
【事前学習 2h】企画したイベントの記録を残しておくこと。
事後学習
【事後学習 2h】発表用資料に企画したイベントの記録を追記しておくこと。


22回
22.企画実施(2)
到達目標:企画に見合ったコンテンツを運用できるようになる
・制作状況の最終確認
・制作物(印刷物など)の発注依頼
事前学習
【事前学習 2h】企画したイベントの記録を残しておくこと。
事後学習
【事後学習 2h】発表用資料pptに企画したイベントの記録を追記しておくこと。


23回目
23.成果発表の準備
到達目標:地域の人に対して企画についてのプレゼンテーションができるようになる
・発表練習
事前学習
【事前学習 2h】発表用資料に企画したイベントの記録を追記しておくこと。
事後学習
【事後学習 2h】プレゼンテーションの練習を行う。

24回
24.成果発表の準備
到達目標:地域の人に対して企画についてのプレゼンテーションができるようになる
・発表練習
事前学習
【事前学習 2h】発表用資料に企画したイベントの記録を追記しておくこと。
事後学習
【事後学習 2h】プレゼンテーションの練習を行う。

25回
25.成果報告会
到達目標:地域の人に対して企画についてのプレゼンテーションができるようになる
※協力された住民、団体なども参加し、地域連携推進センターが報告会日程のスケジュールを調整するため、26回目「総括」の授業カリキュラムと前後する可能性がある。
事前学習
【事前学習 2h】成果報告の発表練習をする。
事後学習
【事後学習 2h】成果報告会の記録をまとめる。
到達目標:地域の人に対して企画についてのプレゼンテーションができるようになる

26回
26.成果報告会
到達目標:大学外の人に対して企画についてのプレゼンテーションができるようになる
※25、26回目以外の成果報告会の日時は、国土交通省「道の駅と大学の連携企画型事業」の報告会日程にスケジュールを合わせるため、授業カリキュラム以外の活動となる可能性がある。国土交通省「道の駅と大学の連携企画型事業」の報告会日程が2月以降になる場合は、国土交通省「道の駅と大学の連携企画型事業」の報告会は融資による参加とする。
事前学習
【事前学習 2h】成果報告の発表練習をする。
事後学習
【事後学習 2h】成果報告の記録をまとめweb siteで公開できるようにする。

試験及び成績評価
レポート、報告書作成を実施する。
評価配分はレポート50%、企画書・報告書30%、取り組み・発表20%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業内で適宜フィードバックを行う
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜プリントを配布する
参考文献・推薦図書
○道の駅プロジェクトの過去の事例を下記のアドレスより参照してください。
【2021年度実施概要】
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=10361
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=9692
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=9784
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=9657
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=9418
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=9202
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=9160
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=9148

【2020年度実施概要】
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=8626
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=8584
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=8479
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=8467
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=8340
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=8283
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=8179

※その他の資料に関しましては、授業時に適宜プリントを配布します。
研究室
金子  A305
オフィスアワー
金子  S1学期/月曜日1時限・水曜日4時限
    S2学期/月曜日1時限・水曜日2時限    
        F1学期/月曜日1時限・水曜日3時限  
        F2学期/月曜日1時限・月曜日2時限

※上記以外でも対応できる日時はありますので、kanecom@jiu.ac.jpまで事前に連絡ください。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001