シラバス情報

授業科目名
デジタルメディアB
学年
1年
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
中村 直人
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
本授業では、マルチメディアの基礎知識について学習し、実際にアプリケーションソフトを用いて処理ができることを目的とします。
具体的には、Macintoshの OS(MacOS)を対象として、MacOSに含まれる画像処理、音楽作成などのメディア処理のアプリケーションソフトやオンライン上のサービスを活用したコミュニケーションの方法、およびそれを支えるクリエイティブな活動について学びます。
また、PCやインターネットを介しての、コミュニケーションのあり方について考え、情報をどのように受け取り、また自らの情報発信の際に、何をどのように伝えるのか、何に気をつけなければならないのか等について考え、いわゆるメディアリテラシーを身に着けることも学習のテーマです。
すなわち、皆さんが「映像編集と簡単な音楽作りや音編集ができ、YouTubeなどに公開できる」技術と知識、さらに態度を身に付けることが、この授業の到達目標です。
さらに、CGARTS協会の「マルチメディア検定(ベーシック)」の取得の内容を網羅しています。受講後に資格試験に合格することも到達目標です。
授業の概要
本講義では、教科書に基づいた理論や知識の学習と、それに対応した演習を交互に行ないます。したがって、自身のノートパソコン(MacBook)を用意することが必要です。またこの講義の受講までに、各自のPCのネットワーク環境、アカウント設定が完了しておいてください。
講義の主な内容は次のとおりです。(1)メディアの作成とその情報発信、(2)サウンド関連のアプリケーションを使用した、音楽の作成、録音、編集等、(3)ノンリニア編集ソフトを使用した映像編集の基礎及び映像制作
また、コンテンツを作成する際、さらにそれらを発表・共有する際に必要な著作権、ネット上の炎上事例及びその原因・予防策、ソーシャルネットの特徴と有効な活用方法も学習します。

授業計画
1回
【ガイダンス】
本講義の目的、内容、評価について説明する。
【マルチメディアの特徴】
・数値、文章、音声、画像などのメディアのデジタル化、デジタル化によるメリットや特徴の説明を行う。
・人間の感覚(視覚)と画像情報に関係について解説する。
・インタラクティブとインタフェースについて説明する。
(教科書Chapter1)
事前学習
[1h] 各自のPC(Mac)のネットワーク環境、アカウント設定を完了しておく。
事後学習
[3h]教科書Chapter1の関連個所を復習し、デジタル化の小テストを行い、自己採点をする

2回
【インターネットで提供されるクラウドサービス】
大学のメール(Office365)を用いたストレージサービス(OneDrive)やギガファイル便などを使い、デジタルメディアの共有方法を紹介する。
知識として、インターネットの技術についても簡単に触れる。
(教科書Chapter4、5の一部)
【スマートフォンとの連携】
スマートフォンからPCにデータを転送する実習を行う。
【文書の作成】
・書体とフォントや文字コードについて解説する。
・Word、PDFについて特徴を説明し、それらをインターネットのファイル共有サービスで扱う演習を行う。
事前学習
[1h]各自のスマートフォンからMacへ写真を取り込む方法を調べて、やってみる。
事後学習
[3h] 文章レポートを作成し、PDFで提出する。

3回
【コンテンツ制作のためのメディア処理】
・画像の特徴、色 、解像度とファイル形式について学習する。
【画像処理(1)写真編集】
写真などの画像情報を編集(レタッチ)するための基礎理論を解説し、Macの写真編集ソフトを用いて実習する。
(教科書Chapter2の一部)
事前学習
[2h] 写真アプリに写真や動画を入れておく
第3回目以降で使用するソフトウェア(GIMP、InkScape)をインストールしておく
事後学習
[3h]写真編集ソフトを用いて、画像編集を行う

4回
【画像処理(2)本格的なレタッチ】
線や図形のモデル化、合成などの画像処理を解説し、フリーの画像処理ソフト(GIMP)を用いて実習する。
なお、AdobeCCのPhotoShopを利用しても良いが講義では直接は触れない。資料として配布する。
事前学習
[1h] デジタル画像の特徴を復習しておく
事後学習
[3h] GIMPを持ちいて、画像処理を行う

5回
【図形処理】
線や図形のベクトルの考え方、モデル化、合成などの図形処理を解説し、フリーの図形処理ソフト(Inkscape)を用いて実習する。
なお、AdobeCCのIllustratorを利用しても良いが講義では直接は触れない。資料として配布する。
事前学習
[1h] Inkscapeをダウンロードし、インストールしておく
事後学習
[3h] Inkscape を持ちいて、画像処理を行う

6回
【グラフックデザイン】
タイポグラフィー、レイアウト、配色などグラフィックデザインの基礎を学ぶ
また、その理論に基づき、図形処理ソフト、画像処理ソフトなどを用いて、ポスターを作る実習を行う。
事前学習
[1h] ポスターの絵コンテを作っておく
事後学習
[3h] ポスターを仕上げる

7回目
【音のデジタル化】
音声データとMIDIデータ、音声の録音と編集、圧縮とファイル形式について学習する。
【Garage Band(1)MDIデータの打ち込み】
最も簡易なDTMソフトウェアの一つであるGarage Bandの機能と特徴を理解し、音符から音楽を作成する
【Garage Band(2)簡単な編集】
Garage Bandを用いた音楽編集、編曲を学ぶ。
事前学習
[1h] 簡単な曲(きらきら星など)の譜面を探しておく
事後学習
[3h] 打ち込みで簡単な楽曲をつくる

8回
【Garage Band(3)ループ音源の利用】
Garage Bandでのループ音源とは何か、その利用方法を学ぶ。
【楽曲の制作】
Garage Bandを利用して、様々なトラックを用いて楽曲を作成する方法を学ぶ
事前学習
[1h] 打ち込みの音楽を完成しておく
事後学習
[3h]  楽曲を完成し、提出する

9回
【作品発表】
ポスター作品の発表と相互評価を行う。
【動画像のデジタル化】
動画像のデジタル化、圧縮、ファイル形式について学習する。
【映像文法と編集】
シーン、カットなどとその編集の効果について映像文法とし学ぶ
【インターネットTV、動画像サイト】
インターネット放送、Youtubeなどのネットサービスについて学習し、Youtubeのチャンネルを作成する。
事前学習
[2h]  映画やドラマにおいて連続してるシーンと不連続なシーンを探しておく
事後学習
[2h]  様々な映像のシーンを映像文法の観点から説明する

10回
【iMovie基本的な編集作業】
iMovieでの映像編集について実践的な練習を行なう。iMovieで制作した映像の書き出し、発表、共有方法について学ぶ。
事前学習
[1h]  動画の素材をダウンロードしておく
事後学習
[3h] 絵コンテを作成する

11回
【実写映像の撮影技術】
カメラアングル、照明、カメラの動きなどとその効果を学習する
【素材作成または選択】
動画の素材の撮影やすでにある動画を集める
BGMなどの音の素材の収集と作成
【知的財産権】
知的財産権の種類、著作権、著作物などの法律を解説する
事前学習
[1h] 著作権などを調べておく
事後学習
[1h]  講義中に集められなかった素材を完成する
[2h]  知的財産権の小テストを行い、自己採点をする

12回
【課題制作】
映像文法を考慮した映像を作成し、Youtubeにアップロードする
事前学習
[1h]  素材を確認しておく
事後学習
[3h]  編集を行い完成し、提出する

13回
【課題発表】
作品の相互評価を行う
事前学習
[3h]  プレゼン資料の作成
事後学習
[1h] 他者からの評価について修正などの必要性を考える

14回
【期末試験】
ニューメディアに関する技術、知識についての試験を行う
事前学習
[3h] 教科書の学習した箇所を復習しておく
事後学習
[1h] テストの自己採点をする

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
課題(作品)提出・期末試験により評価する。評価配分は以下の通り。
○グラフィック課題:30%
○音楽課題:30%
○映像課題:30%
○期末試験:10%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
ポータルで提出後、個々にコメントを返却します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
入門マルチメディア [第二版]
CGARTS協会
画像情報教育振興協会
978-4-903474-67-0
参考文献・推薦図書
研究室
オフィスアワー
【学生の皆さんへの連絡】
・履修者全体への連絡は ポータルで行う。
・教員から学生個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。

【学生の皆さんからの連絡、質問など】
・メール( a000889@jiu.ac.jp) に送ってください。
・急用の場合の電話連絡先は、最初の講義のときに伝える。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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