教員名 : 宮 偉
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授業科目名
日中翻訳(時事・実務)A
学年
1年
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
宮 偉
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
国際化という大きな流れの中、政治、経済、文化など各分野における国家間の交流がますます盛んになっているため、翻訳に対する需要も非常に高くなってきている。高度な科学技術の発達を背景に機械翻訳が大いに利用されている現在でも、機械翻訳のカバーできない部分において、機械翻訳以上の力を持つハイレベルの翻訳人材がむしろ必要となっている。本講義は、特に時事と実務面での日中翻訳人材の育成を目標とし、適格な翻訳者になるに必要な言語・文化・翻訳・異文化コミュニケーションその他関係理論を習得し、また、日中翻訳実践を通して、日中翻訳の力を高める。
授業の概要
①科目名(英語名):日中翻訳(時事・実務)a(Japanese-Chinese Translation (Current Affairs and Practice)a)
②授業形態:講義/演習 ③内容:機械翻訳がいくら発達しても、完全に人工翻訳を取って代わることはないと思われる。機械翻訳と人工翻訳が共存の時代だからこそ、より高いレベルの翻訳能力が翻訳者に求められる。本講義では、翻訳に関係する諸理論を勉強し、言語能力と異文化間コミュニケーション能力をはじめとする日中翻訳能力を高めていく。 ④授業で使用する言語:日本語・中国語 授業計画
1回
ガイダンス:翻訳の概念や授業の全貌について理解できる
事前学習
翻訳の概念について調べておくこと。
事後学習
翻訳の概念の整理や授業の進め方について理解を深めること。
2回
翻訳及び翻訳学の歴史的発展について理解できる
事前学習
翻訳行為と翻訳学の違いについて調べておくこと。
事後学習
翻訳及び翻訳学の歴史的発展について整理し理解を深めること。
3回
翻訳はどこまで可能か:言語の役割について理解できる
事前学習
翻訳はどこまで可能か:言語の概念について調べておくこと。
事後学習
言語道具説と世界観説について整理し理解を深めること。
4回
翻訳はどこまで可能か:翻訳における意味について理解を深める
事前学習
翻訳はどこまで可能か:意味の概念について調べておくこと。
事後学習
意味の概念や翻訳における意味の重要性について整理し理解を深めること。
5回
翻訳実践&反省:翻訳実践を通して、言語や意味について理解を深める
事前学習
翻訳実践&反省:与えられた文章を中国語に訳し、翻訳プロセスや問題点について整理しておくこと。
事後学習
授業中のディスカッションに基づき、訳文を修正し、問題点を整理すること。
6回
翻訳はどこまで可能か:等価の概念や翻訳における等価の可能性について理解できる
事前学習
翻訳はどこまで可能か:等価の概念について調べておくこと。
事後学習
等価の概念や種類について整理し理解を深めること。
7回目
翻訳者の役割と資質:翻訳者の役割や必要な知見について理解できる
事前学習
翻訳者の役割と資質:翻訳者に必要な知見について調べておくこと。
事後学習
翻訳者の役割と資質:翻訳者としての資質について理解を深めること。
8回
翻訳実践&反省:翻訳実践を通して、等価や忠実について理解を深める
事前学習
翻訳実践&反省:与えられた文章を中国語に訳し、翻訳プロセスや問題点について整理しておくこと。
事後学習
翻訳実践&反省:授業中のディスカッションに基づき、訳文を修正し、問題点を整理すること。
9回
日本語の特質(1--異なる文節体系):日本語に見られる独特な日本式発想を勉強し、日中間のズレに対して認識を深める
事前学習
日本語の特質(1--異なる文節体系):日本語の特質、日本式発想について調べておくこと。
事後学習
日中言語間・文化間のズレについて理解を深めること。
10回
日本語の特質(2--日本語の文):日本語に見られる独特な日本式発想を勉強し、日中間のズレに対して認識を深める
事前学習
日本語の特質(2--日本語の文):日中両言語の文レベルにおける差異について調べておくこと。
事後学習
日中言語間・文化間のズレについて理解を深めること。
11回
翻訳実践&反省:翻訳実践を通して、日中両言語の違いについて理解を深める
事前学習
翻訳実践&反省:与えられた文章を中国語に訳し、翻訳プロセスや問題点について整理しておくこと。
事後学習
授業中のディスカッションに基づき、訳文を修正し、問題点を整理すること。
12回
文化と翻訳:翻訳行為に対する文化の影響に対して認識を深める
事前学習
文化と翻訳:日中文化の差異について調べておくこと。
事後学習
日中文化差及び日中翻訳時の注意点について整理し理解を深めること。
13回
文化語彙の翻訳:文化語彙の日中翻訳技法を身につける
事前学習
文化語彙の翻訳:文化語彙の定義や分類について調べておくこと。
事後学習
文化語彙の翻訳法について整理し理解を深めること。
14回
語用論と翻訳:翻訳に対する語用論的影響について理解できる
事前学習
語用論と翻訳:語用論について調べておくこと。
事後学習
表意・推意と翻訳との関係について整理し理解を深めること。
15回
語用論と翻訳:翻訳に対する語用論的影響について理解できる
事前学習
翻訳実践&反省:与えられた文章を中国語に訳し、翻訳プロセスや問題点について整理しておくこと。
事後学習
表意・推意と翻訳との関係について整理し理解を深めること。
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
レポートを実施する。評価配分は以下の通りとする。
○期末レポート:50% ○授業中の発表:30% ○授業への取り組み:20% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックについて:次回以降に授業内で解説、またはメールにて個別にコメントする。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
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参考文献・推薦図書
1、『翻訳概論』許鈞(中国 外語教学与研究出版社/2009年/28.90元)
2、『翻訳学入門』ジェレミー・マンディ(みすず書房/2012年/4300円) 3、『翻訳研究のキーワード』モナ・ベイカー&ガブリエラ・サルダーニャ(研究社/2013年/3200円) 4、『翻訳の原理』平子義雄(大修館書店/2008年/1800円) 5、『翻訳行為と異文化館コミュニケーションーー機能主義的翻訳理論の諸相ーー』藤濤文子(松籟社/2007年/1800円) 6、『日本語特質論ーー翻訳テクスト分析が映し出す姿』泉子・K・メイナード(明治書院/2019年/4000円) 研究室
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