比較文化研究(比較考古学)B

授業科目名

比較文化研究(比較考古学)B

学年

1年

単位数

2単位

実務経験の有無

開講クォーター

セメスタ指定なし

担当教員

倉林　眞砂斗

授業形態

授業で主に使用する言語

　日本語

授業方法区分

開講キャンパス

東金キャンパス

授業の到達目標及びテーマ

　「沈黙資料」と言われる考古学資料の特質や性格を踏まえ、多様な情報を収集・整理し、時代を画する大きな枠組みを描出する手法、及び考え方を修得する。この点、連続する一定の時間幅の中で、個別差異を内包しながら形成され続けた集団墓地の分析は重要なテーマの一つであり、分析の事例として取り上げる。
　比較的規模の大きな集団墓地を例として取り上げ、具体的な分析を通して、時期区分の方法、墓葬の分類基準の設定、差異の抽出と意味づけ、時期的変遷の把握、作業仮説の立て方、及びその検証など、「比較文化」の視点を交えながら実践的に学修する。

授業の概要

　考古学的な視点から捉える墓制の比較研究というテーマで、具体的な分析・検討を繰り返しおこない、考古資料の分析手法、及び差異の抽出と意味づけの手法を学ぶと共に、修士論文の作成に資する思考法の修得、及び実践を目的とする。学生一人ひとりの関心内容に即して、特に、比較文化的な観点から別途テーマを設定することも可。

授業計画

1回

　必要資料の補充
・より論理的な考察を展開するために、資料の補充の必要性について確認、その収集計画案を策定、収集に取り組む。

事前学習

　新たに追加すべき資料について検討、またその可否を確認してみる (120分)。

事後学習

　追加資料の収集リスト案を作成しておく (120分)。

2回

　考古資料の分析
・各自の主題に即して、考古資料の分析を具体的に行う。
　

事前学習

　指定した遺跡の報告書を読み概要をまとめてみる (150分)。

事後学習

　分析の視点を整理し直しておく (90分)。

3回

　分析結果の補正
・中間発表で指摘を受けた課題を踏まえて、分析の修正、考察の流れや結論について補正作業を行う。
　

事前学習

　新たな分析結果を組み込んでみる (180分)。

事後学習

　分析内容の整合性を確認しておく (60分)。　

4回

　仮説の提示
・新たな分析結果や、その補正を踏まえて適切な仮説を提示する。

事前学習

　新たな分析結果を組み込んでみる (180分)。

事後学習

　分析内容の整合性を確認しておく (60分)。

5回

　再度の資料補充
・仮説の検証を行う上で、補充すべき資料について検討、必要に応じて収集計画を策定、収集に取り組む。

事前学習

　追加資料の必要性について、再度、確認してみる (150分)。

事後学習

　追加資料の収集リスト案を再作成しておく (90分)。

6回

　考察の全体構成の修正
・中間発表で指摘された課題を踏まえて、全体構成の修正を行う。

事前学習

　考察の全体構成について、整合性を確認してみる (120分)。

事後学習

　全体構成を修正しておく (120分)。

7回目

　考察全体の整合性について確認
・前回までの進捗を踏まえて、考察全体の整合性を確認する。

事前学習

　全体構成の整合性を再確認してみる (150分)。

事後学習

　考察の全体構成を再修正しておく (90分)。

8回

　分析方法、結果の補正
・分析方法の緻密さ、例外的存在の取り扱い等について確認する。

事前学習

　新たな分析結果を組み込んでみる (120分)。

事後学習

　分析内容の整合性を確認しておく (120分)。

9回

　分析結果の適切性、整合性の確認
・分析結果にふさわしい文章表現がなされているかを確認する。

事前学習

　新たな分析結果を組み込んでみる (120分)。

事後学習

　分析内容の整合性を再確認しておく (120分)。

10回

　仮説検証の適切性の確認
・提示しようとする仮説の検証が、適切に行われているかを確認する。
　

事前学習

　提示しようとする仮説について、前後の文脈との整合性を確認してみる(120分)。

事後学習

　仮説検証の全体の流れを修正、整合性を再確認しておく (120分)。

11回

　論文・報告書・著書リスト等の確認・補正・修正
・文献リストの最終確認を行う。

事前学習

　文献リスト案を再修正してみる (150分)。

事後学習

　必要な文献を補充しておく (90分)。

12回

　最終考察の発表
・考察全体の流れ、論点の最終確認を行う。

事前学習

　最終的な考察案を準備してみる (150分)。

事後学習

　発表内容を修正しておく (90分)。

13回

　総括
・爾後に向けて課題とすべき点を確認、整理する。

事前学習

　前回までの取りまとめをしてみる (150分)。

事後学習

　期末課題に向けた要点整理をしておく (90分)。

14回

事前学習

事後学習

15回

事前学習

事後学習

16回

事前学習

事後学習

17回

事前学習

事後学習

18回

事前学習

事後学習

19回

事前学習

事後学習

20回

事前学習

事後学習

21回

事前学習

事後学習

22回

事前学習

事後学習

23回目

事前学習

事後学習

24回

事前学習

事後学習

25回

事前学習

事後学習

26回

事前学習

事後学習

試験及び成績評価

　下記の配分にて成績評価を行う。
○期末課題：60％　
○授業中に課す課題：40％

課題(試験やレポート等)に対するフィードバック

　課題については、次回以降の授業時に解説する、あるいは解説コメントを配布する。

講義で使用するテキスト（書名・著者・出版社・ISBN・備考）

各自の研究テーマに即して適宜指示し、関連資料を提供する。

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参考文献・推薦図書

　各自の研究テーマに即して適宜指示する。

研究室

○東金キャンパス：本部棟６階

オフィスアワー

○木曜日：1時限／昼休み、金曜日：1時限／昼休み

科目ナンバリング

学位授与方針との関連

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