シラバス情報

授業科目名
日本文化演習I
学年
1年
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
岡田 美也子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
日本古典文学に関する研究方法と修士論文作成能力を習得する(履修者の関心に応じて日本の言語文化について広く対応する)。分析の観点や手法に加え、文献の検索方法・収集方法、電子データベースの使い方、書誌などに関する基本的な技能についても習得する。
授業の概要
研究の方法や視点に関する講義と演習を行う。履修者の関心に沿って隣接領域も扱う。
参考文献の中から各自関心のある資料と章の梗概を発表しながら古典研究の観点を学び、各自の研究対象とテーマを絞り込んでいく。
各自の研究内容について口頭発表を行い、担当者や履修者との議論しながら修士論文を作成していく。
なお、本演習は、入学年度や学期の異なる院生が同席するゼミナールであり、研究対象・テーマ、進捗状況は人によって異なる。よって、進め方や内容は、適宜、変更する可能性がある。

授業計画
1回
オリエンテーション
授業内容の説明、修士論文提出までのスケジュールの確認
現時点での研究テーマと研究計画の聞き取り
到達目標:自身の関心のある時代や作品について明確に説明できることができる。
事前学習
[2h]シラバスを確認しておくこと。自身の関心のある時代や作品について説明できるようにしておくこと。
事後学習
[2h]自分の研究分野の位置づけを確認しておくこと

2回
古典研究の観点や方法 物語論(ナラトロジー) 構造 話型
到達目標:取り上げる諸概念と古典文学研究の関係について理解する。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと
事後学習
[2h]自分の研究との関連を考えておくこと。

3回
古典研究の観点や方法 引用 典拠
到達目標:取り上げる諸概念とそれらの観点を用いた作品分析の方法を理解している。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと
事後学習
[2h]自分の研究との関連を考えておくこと。

4回
古典研究の観点や方法 比較研究 対比研究
到達目標:比較研究や対比研究の方法と留意点を理解している。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと
事後学習
[2h]研究対象とする作品のテキストを選定すること。

5回
研究対象に関する専門的理解
到達目標:研究対象について、修士課程で研究に必要な基本的な知識と理解を持っている。
事前学習
[2h]古典文学等の専門的な事典で自分の研究対象に関して調べておくこと。
事後学習
[2h]研究対象に関する概説書等によって不足していた知識を補っておくこと。

6回
研究対象の選び方、研究テーマの設定の仕方 研究計画発表の準備
到達目標:入学後の学習内容と照合して入学当初の計画を再検討している。
事前学習
[2h]出願時の計画を見直し、修正案を作成しておくこと。
事後学習
[2h]指導助言を受けて修正すること。

7回目
研究計画発表予行
到達目標:研究計画発表で指定された時間内に過不足無くスピーチができるよう原稿を準備し、音声面、内容面ともに適切な発表ができる。
事前学習
[2h]口頭発表の準備をしておくこと
事後学習
[2h]指導助言を受けて修正すること。

8回
文献探索方法、研究機関やネット上の研究資源の活用法、情報活用上の研究倫理
到達目標:学習内容に基づき、文献探索や研究資源を有効に活用することができる。情報活用における研究倫理を理解し、遵守することができる。
事前学習
[2h]配付資料を読んでおくこと。
事後学習
[2h]研究テーマに従って文献探索や研究資源の活用を実践する。

9回
先行研究リスト作成と概観
到達目標:研究テーマや切り口に従って先行研究を調べ、リストを作成することができる。大まかな研究動向を捉えることができる。
事前学習
[2h]自身の研究テーマに基づき、先行研究を調べておくこと
事後学習
[2h]指導助言の内容を受けてリストを精査すること。

10回
研究対象(作品)の輪読
到達目標:研究課題に合せて発表箇所を選び、基本的な解釈を説明することができる。
事前学習
[2h]研究テーマに関係する場面や章を選んで梗概をまとめ、発表準備をすること
事後学習
[2h]解釈と理解を深めておくこと

11回
研究対象(作品)の輪読
到達目標:研究課題に合せて発表箇所を選び、基本的な解釈を説明することができる。
事前学習
[2h]研究テーマに関係する場面や章を選んで梗概をまとめ、発表準備をすること。
事後学習
[2h]解釈と理解を深めておくこと。

12回
隣接分野の確認
到達目標:自身の研究課題に関連する隣接分野を明確にすることができる。
事前学習
[2h]歴史、地誌、宗教、ジェンダー論、国語学など関連する分野について考えておくこと。
事後学習
[2h]隣接分野について身につけるべき知識を整理しておくこと。

13回
今学期のまとめ 
到達目標:入学時からの学習をまとめ、研究課題に関連して新しく得た知識と今後の課題を整理することができる。
事前学習
[2h]研究成果を確認しておくこと。
事後学習
[2h]参考文献や先行研究の収集と読解を中心に、今後の課題を明確にしておくこと。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
(1)授業への参加状況 30%
*以下を含むものとする
 出席点、受講態度、プレゼンテーション能力(レジュメ作成能力を含む)、ディベート能力  
(2)レポート  60%
*各学期末にレポートを課す。そのほかに、必要に応じて学期中にもレポートの提出を求める。
*評価にあたっては、研究意欲、分析・考察・論証の的確さ、様式や日本語表現の正確さへ意識のなどを考慮する。
(3)国際文化専攻研究発表会への参加状況 10%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
発表に対しては授業内でコメントします。
草稿・レポートについては2週間以内に添削とコメントを施して返却します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜資料を配付する
参考文献・推薦図書
『古典の読み方』藤井貞和(講談社/1998/\1,008/ 978-4061593152)
『大学生のための文学トレーニング 古典編』今井上・中嶋真也・光延真哉その他(三省堂/2013/\2,200/ 978-4385365527)
『日本文学史』小峯和明編(吉川弘文館/2014/\4,180/978-4642082624)
『国文学研究法』島内裕子(放送大学教育振興会/2015/\2,916/ 978-4642082624)
『和漢比較文学叢書』第I期・第II期 全18巻 和漢比較文学会(汲古書院/古書/1986-1994/各巻)
研究室
東金キャンパス H棟5階 H513
オフィスアワー
S1及びS2 月曜2限目・4限目
F1及びF2 木曜2限目・金曜2限目
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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