シラバス情報

授業科目名
日本文化演習III
学年
2年
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
岡田 美也子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
日本古典文学に関する研究方法と修士論文作成能力を習得する。分析の観点や手法に加え、文献の検索方法・収集方法、電子データベースの使い方、書誌などに関する基本的な技能についても習得する。修士論文草稿完成へのめどをつけること。
授業の概要
研究の方法や視点に関する講義と演習を行う。履修者の関心に沿って隣接領域も扱う。
参考文献の中から各自関心のある資料と章の梗概を発表しながら古典研究の観点を学び、各自の研究対象とテーマを絞り込んでいく。
各自の研究内容について口頭発表を行い、担当者や履修者との議論しながら修士論文を作成していく。
なお、本演習は、入学年度や学期の異なる院生が同席するゼミナールであり、研究対象・テーマ、進捗状況は人によって異なる。よって、進め方や内容は、適宜、変更する可能性がある。

授業計画
1回
オリエンテーション
授業内容の説明、修士論文提出までのスケジュールの確認
前学期からの取り組みと今学期の目標・計画の確認
到達目標:前学期からの取り組みを整理し、説明することができる。
事前学習
[2h]シラバスを確認しておくこと。これまでの研究の取り組みをまとめておくこと。
事後学習
[2h]今学期の計画を明確にしておくこと。

2回
修士論文の構成、章立てについて
到達目標:修士論文の構成、章立ての基本型を理解している。
事前学習
[2h]論文の構成について基礎論等で学んだことを復習しておくこと。
事後学習
[2h]基本的な構成、章立てに基づき、自分の修士論文の章立てを考えておくこと。

3回
分析・考察内容の共有と討議
到達目標:分析・考察の具体について説得力をもって説明することができる。他者の研究の説明を聞いて質疑応答に参加することができる。
事前学習
[2h]研究課題に基づいて具体的な分析・考察の内容を他者にわかるようにまとめておくこと。
事後学習
[2h]討議内容を踏まえて、分析・考察の精度をあげておくこと。

4回
論証内容の適否の検討
到達目標:当初の問題意識が論証によって解決されるか否かを検討し、必要に応じて修正することができる。
事前学習
[2h]当初の問題意識と論証の流れに齟齬がないか確認しておく。
事後学習
[2h]研究の課題と論証の流れを整備しておくこと。

5回
論文の構成、章立ての再検討 論文作成計画発表準備
到達目標:論証の吟味を元に、先に作成した構成、章立てを再検討し、論文作成計画発表に向けて準備ができている。
事前学習
[2h]先に作成した構成、章立てを見直して、必要に応じて修正案を作成しておくこと。
事後学習
[2h]論文作成計画発表の発表資料の作成にとりかかること。

6回
論文作成計画発表の原稿提出と添削指導
到達目標:論文作成計画発表で指定された時間内で過不足無く発表ができるよう原稿が書けている。
事前学習
[2h]論文作成計画発表の発表資料を作成しておくこと。
事後学習
[2h]指導助言を受けて修正すること。

7回目
論文作成計画発表の予行
到達目標:音声面、内容面ともに適切な発表ができる。
事前学習
[2h]口頭発表の準備をしておくこと
事後学習
[2h]指導助言を受けて修正すること。

8回
論文作成計画発表で受けた指摘と修正の方向性の確認
到達目標:指摘された点を整理し、修正の方向性について明確にすることができる。
事前学習
[2h]論文作成計画発表での指摘をふまえて、問題点をどのように解消、修正するか考えておくこと。
事後学習
[2h]修正に取りかかること。

9回
序論の作成と提出
到達目標:研究動機、問題提起、先行研究の概観と体系的整理を文章に適切にまとめることができる。
事前学習
[2h]序論を執筆し、ひととおとり完成させておくこと。
事後学習
[2h]添削指導、内容に関する指導を受けて、修正が必要な点を明確にしておくこと。

10回
序論に対する指導を受けて行った修正の確認と指導
到達目標:修正の仕方や方向性が適切であったどうか確認し、追加指導の内容を理解することができる。
事前学習
[2h]添削指導、内容に関する指導を受けて、序論を修正しておくこと。
事後学習
[2h]新たに指導された事項を受けて、序論を完成度をあげること。

11回
本論(分析)の作成と提出
到達目標:本論のうち、作品/テクストの分析内容を文章に適切にまとめることができる。
事前学習
[2h]本論(分析)を執筆し、ひととおり完成させておくこと。
事後学習
[2h]添削指導、内容に関する指導を受けて、修正が必要な点を明確にしておくこと。

12回
本論(分析)に対する指導を受けて行った修正の確認と指導
到達目標:修正の仕方や方向性が適切であったどうか確認し、追加指導の内容を理解することができる。
事前学習
[2h]添削指導、内容に関する指導を受けて、本論(分析)を修正しておくこと。
事後学習
[2h]新たに指導された事項を受けて、本論(分析)を完成度をあげること。

13回
今学期のまとめと今後の執筆計画の確認
到達目標:今学期を振り返って自身の課題を明らかにし、草稿完成に向けて今後の計画を立てることができる。
事前学習
[2h]今学期の研究内容と指導内容をふりかえっておくこと。
事後学習
[2h]草稿完成に向けて無理のない計画を立て、執筆をすすめておくこと。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
(1)授業への参加状況 30%
*以下を含むものとする
 出席点、受講態度、プレゼンテーション能力(レジュメ作成能力を含む)、ディベート能力  
(2)レポート  60%
*各学期末にレポートを課す。そのほかに、必要に応じて学期中にもレポートの提出を求める。
*評価にあたっては、研究意欲、分析・考察・論証の的確さ、様式や日本語表現の正確さへの意識などを考慮する。
(3)国際文化専攻研究発表会への参加状況 10%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
発表に対しては授業内でコメントします。
草稿・レポートについては2週間以内に添削とコメントを施して返却します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜資料を配付する
参考文献・推薦図書
『古典の読み方』藤井貞和(講談社/1998/\1,008/ 978-4061593152)
『大学生のための文学トレーニング 古典編』今井上・中嶋真也・光延真哉その他(三省堂/2013/\2,200/ 978-4385365527)
『日本文学史』小峯和明編(吉川弘文館/2014/\4,180/978-4642082624)
『国文学研究法』島内裕子(放送大学教育振興会/2015/\2,916/ 978-4642082624)
『和漢比較文学叢書』第I期・第II期 全18巻 和漢比較文学会(汲古書院/古書/1986-1994/各巻)
その他、適宜紹介する。
研究室
東金キャンパス H棟5階 H513
オフィスアワー
S1及びS2 月曜2限目・4限目
F1及びF2 木曜2限目・金曜2限目
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ