シラバス情報

授業科目名
日本語教育研究(日本語教授法)
学年
1年
単位数
2単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
板井 美佐
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
この授業の到達目標は、現在の日本語教育事情を踏まえた上で日本語教授法を学ぶことである。まず、20世紀初頭から現在に至る主な教授法理論を、実践の場でどう役立てるかを考えながら学ぶ。次に、世界とつながる日本語教育の動向を概観する。学期末には、現在日本における日本語教育で実際に行われている教授法について各自調べた(自主的に行う外国人に対する日本語教育の授業参与観察も含む)上で、学んだ教授理論とそれを結び付けてレポートを書く。この授業では、研究力と実践力のどちらも身に付けることを目標としたい。
授業の概要
○授業形態は基本的に対面式とするが、学期前に大学のホームページを参照し、その指示に従うこととする。
○個別の連絡が必要な場合はJIUメールを利用する。

①科目名:日本語教育研究b(日本語教授法) (Japanese Language Education b: Teaching Methods)
②授業形態:講義及び演習
③授業内容:
この授業の狙いは、理論と実践の統合である。まず、教授法理論を概観し、実際の教室でどのように学習者が日本語の教育を受けているのかを各自調べ、考察・分析をしていく。学期末には、その分析・考察を加えたレポートを完成させる。毎回の授業では、担当者が発表をしながら、課題についてディスカッションを中心とした形式で日本語教授法の理論と研究を学ぶ。

授業計画
1回
1回 授業の概要、日本語教授法と外国語教授法の相違。
到達目標:外国語教授法の歴史の中における日本語教授法。

○授業形態
対面による授業
○履修者への連絡及び教員への連絡方法
履修者全体への連絡はJIUポータルで行う。
教員への連絡は、JIUメールを利用のこと。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。
○学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法
教室内で対面で行う。
○出席確認方法
点呼による出席確認を行う。
○設問解答・添削指導・質疑応答による十分な指導
レポート・課題はJIUポータルに提出すること。提出されたものに関しては、授業で1週間以内にFBを行う。
事前学習
〔事前学習:2h〕事前にテキストの第1章を読んでおく。
事後学習
〔事後学習:2h〕言語教育における教授法を振り返る。

2回
2回 日本語教授法の概要(第1章〜第2章)。
到達目標:国策の中の日本語教育への理解を深めることができる。
事前学習
〔事前学習:2h〕事前にテキストの第1章〜第2章を読んでおく。
担当者はレジュメを用意。
事後学習
〔事後学習:2h〕日本語教授法の概要(第1章〜第2章)をまとめる。

3回
3回 パーマーのオーラル・メソッド(第3章)。
到達目標:パーマーのオーラル・メソッドへの理解を深めることができる。
事前学習
〔事前学習:2h〕事前にテキストの第3章を読んでおく。
担当者はレジュメを用意。
事後学習
〔事後学習:2h〕パーマーのオーラル・メソッド(第3章)をまとめる。

4回
4回 伝統的な日本語教授法(第4章)。
到達目標:伝統的な日本語教授法(第4章)への理解を深めることができる。
事前学習
〔事前学習:2h〕事前にテキストの第4章を読んでおく。
担当者はレジュメを用意。
事後学習
〔事後学習:2h〕伝統的な日本語教授法(第4章)をまとめる。

5回
5回 オーディオリンガル・メソッド(第5章)。
到達目標:オーディオリンガル・メソッド(第5章)への理解を深めることができる。
事前学習
〔事前学習:2h〕事前にテキストの第5章を読んでおく。
担当者はレジュメを用意。
事後学習
〔事後学習:2h〕オーディオリンガル・メソッド(第5章)をまとめる。

6回
6回 オーディオリンガル・メソッドと日本語教授法(第6章)。
到達目標:オーディオリンガル・メソッドと日本語教授法(第6章)への理解を深めることができる。
事前学習
〔事前学習:2h〕事前にテキストの第6章を読んでおく。
担当者はレジュメを用意。
事後学習
〔事後学習:2h〕オーディオリンガル・メソッドと日本語教授法(第6章)をまとめる。

7回目
7回 独立系の外国語教授法とナチュラル・アプローチ。
到達目標:アッシャーとカーランの教授法(第7章)への理解を深めることができる。
事前学習
〔事前学習:2h〕事前にテキストの第7章前半を読んでおく。
担当者はレジュメを用意。
事後学習
〔事後学習:2h〕アッシャーとカーランの教授法(第7章)をまとめる。

8回
8回 独立系の外国語教授法とナチュラル・アプローチ
到達目標:ガテーニョ他(第7章)への理解を深めることができる
事前学習
〔事前学習:2h〕事前にテキストの第7章後半を読んでおく。
担当者はレジュメを用意。
事後学習
〔事後学習:2h〕ガテーニョ他の教授法(第7章)をまとめる。

9回
9回 コミュニケーション中心の外国語教育と日本語教育。
到達目標:CLTへの(第8章)への理解を深めることができる。
事前学習
〔事前学習:2h〕事前にテキストの第8章前半を読んでおく。
担当者はレジュメを用意
事後学習
〔事後学習:2h〕CLT言語学習観、内容、指導法(第8章)をまとめる。

10回
10回 日本語教授法をめぐる議論。
到達目標:伝統的アプローチから折衷主義、コミュニカティブ・アプローチをめぐる議論。
事前学習
〔事前学習:2h〕事前にテキストの第9章を読んでおく。
担当者はレジュメを用意
事後学習
〔事後学習:2h〕日本語教授法をめぐる議論(第9章)をまとめる。

11回
11回 到達目標:教授法を選んで模擬レッスンを行なう。
事前学習
〔事前学習:2h〕総復習
事後学習
〔事後学習:2h〕内省を行なう。

12回
12回 到達目標:教授法を選んで模擬レッスンを行なう。
事前学習
〔事前学習:2h〕総復習
事後学習
〔事後学習:2h〕内省を行なう。

13回
13回 到達目標:期末レポート提出
事前学習
〔事前学習:2h〕総復習と期末レポート。
事後学習
〔事後学習〕期末レポートの内省を行なう。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
評価は以下のような評価項目により行う。

・課題:20% 
・発表:20%  
・学期末レポート:60%

課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック:次回授業内での解説、または解説コメントを配布する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
『日本語教授法を理解する本 歴史と理論編』
西口光一
バベルプレス
978-4-931049-86-4
2010/2200円
参考文献・推薦図書
『人とつながり、世界とつながる 日本語教育』尾辻恵美他、トムソン木下千尋編(くろしお出版 ISBN-10 :48742470752016/2600円税別)
研究室
東金キャンパスA415
オフィスアワー
ランチタイム
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001