教員名 : 鈴木 明子
|
授業科目名
地域包括ケア特論
学年
学年指定なし
単位数
2単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
鈴木 明子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
団塊の世代が75歳以上となる2025年以降に向けて、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを続けることができるよう、市町村ごとに地域包括ケアシステムを構築している。このシステムの中に医療福祉行政職者は、サービスを提供する側として組み込まれているという視点を持つことがまず第一歩である。それから、施設のある市町村の地域包括ケアシステムを理解することが、この授業の狙いのひとつである。地域包括ケアシステムの構築には、地域特性や職種の専門性を理解することが重要であり、その上で成り立つ多職種連携について理解することも、この授業の狙いのひとつである。さらに、地域包括ケアシステムを構築するための具体的な研究方法の方向性を探求することで、地域における実践者として地域における「健康」を洞察し、地域包括ケアシステムの中での実践力を養成することを目指す。
達成目標 1.地域包括ケアシステムの概要を理解できる。 2.施設のある市町村の地域包括ケアシステムについて知り、地域の特性と課題を理解できる。 3.地域包括ケアシステムに関わるそれぞれの専門職の特徴を理解できる。 4.多職種連携や協働について説明できる。 5.地域包括ケアシステムを構築するための方法論を理解できる。 6.地域における健康について、自己の専門性を踏まえた説明ができる。 授業の概要
最初にオリエンテーションと地域包括ケアシステムについて講義を受ける(第1回、第2回)。地域で活躍している実践例として地域包括ケアシステムに関する特別講義を受ける(第3回)。地域包括ケアシステムを構築するための具体的な研究方法の方向性について、文献的考察を行う(第4回〜第6回)。
次に、それぞれの所属施設の市町村における介護保険事業計画を調べて整理し、それぞれの市町村における地域包括ケアシステムについて、地域の特性や専門性に基づいた視点でプレゼンテーションを行い、ディスカッションを行う(第7回〜第9回)。 また、自施設における多職種連携の事例について発表し、とくになければ文献をもとにして地域における課題を明らかにして、その解決方法を考察し、多職種連携についてディスカッションを行う(第10回〜第12回)。 授業を通して地域性、それぞれの職種の専門性からみた地域における健康についてまとめる(第13回) 授業計画
1回
オリエンテーション
テーマ:地域包括ケアシステム総論 厚生労働省が示す地域包括ケアシステムの構築の基本方針について、学習する。 事前学習
厚生労働省が示す地域包括ケアシステムに関するHPの情報を読み、内容を理解する。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/ 事後学習
授業で理解できたこと、およびわからなかったところを整理する。
2回
テーマ:地域包括ケアシステム 各論1
地域包括ケアシステムについて、関心のあるところを中心に、発表し、議論する(第1回)。発表者は、この第2回と次回第3回の2回に分ける。 事前学習
「地域包括ケアシステムの○○」について、自分が興味を持った何かの視点を中心に調べる。
事後学習
発表した内容と討議内容をまとめ、提出する。または、授業で理解できたこと、およびわからなかったところを整理する。
3回
テーマ:地域包括ケアシステム 各論2
地域包括ケアシステムについて、関心のあるところを中心に発表し、議論する(第2回)。 事前学習
「地域包括ケアシステムの○○」について、自分が興味を持った視点を中心に調べる。
事後学習
発表した内容と討議内容をまとめ、提出する。または、授業で理解できたこと、およびわからなかったところを整理する。
4回
テーマ:自施設のある市町村の地域包括ケアシステム1
自施設のある市町村の介護保険事業計画を調べ、自施設の位置付けを考えながら、地域包括ケアシステムと自施設の関係や役割を考察する。 事前学習
自施設のある市町村の介護保険事業計画を調べる。
事後学習
発表した内容と討議内容をまとめ、提出する。または、授業で理解できたこと、およびわからなかったところを整理する。
5回
テーマ:自施設のある市町村の地域包括ケアシステム2
自施設のある市町村の介護保険事業計画を調べ、自施設の位置付けを考えながら、地域包括ケアシステムにおける、自分の専門職としての関わりについて理解する。 事前学習
自施設のある市町村の介護保険事業計画を調べる。
事後学習
発表した内容と討議内容をまとめ、提出する。または、授業で理解できたこと、およびわからなかったところを整理する。
6回
テーマ:地域包括ケアシステムの研究方法1
地域包括ケアシステムを構築するための具体的な研究方法の方向性について、文献的考察を行い、最近の研究動向について学習する。 事前学習
文献を事前に熟読する。
事後学習
授業で理解できたこと、およびわからなかったところを整理する。
7回目
テーマ:地域包括ケアシステムの研究方法2
地域包括ケアシステムを構築するために、自分の職種はどのように関わるか、文献的考察を行い、議論する。 事前学習
文献を事前に熟読する。
事後学習
授業で理解できたこと、およびわからなかったところを整理する。
8回
テーマ:地域包括ケアシステムの研究方法3
地域包括ケアシステムを構築するための具体的な研究方法の方向性について、自分で文献を選び、最近の研究動向について学習する。 事前学習
興味・関心のある文献を集める。
事後学習
発表した内容と討議内容をまとめ、提出する。または、授業で理解できたこと、およびわからなかったところを整理する。
9回
テーマ:地域包括ケアシステムの研究方法4
地域包括ケアシステムを構築するために、自分の職種はどのように関わるか、自分で文献を選び、最近の研究動向について学習する。 事前学習
興味・関心のある文献を集める。
事後学習
発表した内容と討議内容をまとめ、提出する。または、授業で理解できたこと、およびわからなかったところを整理する。
10回
テーマ:地域における課題の解決方法1
多職種連携や協働の事例から課題を明らかにして、その解決方法について検討する。 事前学習
文献を事前に熟読する。
事後学習
授業で理解できたこと、およびわからなかったところを整理する。
11回
多職種連携や協働の事例を選び、課題を明らかにして、その解決方法について検討する。
事前学習
興味・関心のある文献を集める。
事後学習
発表した内容と討議内容をまとめ、提出する。または、授業で理解できたこと、およびわからなかったところを整理する。
12回
ゲストレクチャ—:地域包括ケアシステムの構築の具体例
講師:有限会社たすけあい施設長・認定看護管理者・訪問看護認定看護師 阿蒜ひろ子氏 テーマ:地域包括ケアシステムの実践例 地域性を活かした地域包括ケアシステムの構築や、そこにある施設の中での連携について実践例を理解する。 事前学習
これまでの授業から地域包括ケアシステムの具体例で、質問する内容を考える。
事後学習
授業で理解できたこと、およびわからなかったところを整理する。
13回
テーマ:地域における健康づくり
授業をふりかえり、地域における健康づくりに関して、それぞれの施設や専門職として出来ることや役割について考察する。 事前学習
これまでの授業を振り返る。
事後学習
全13回の授業で学んだことをまとめて、最終課題として提出する。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
発表内容、討議への参加状況、発表や学びのまとめ、最終課題から総合的に評価する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
teams、jiu メール、返却時などのコメントで行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
参考文献・推薦図書
必要時適宜提示する。
研究室
東金キャンパス・H棟・H206
オフィスアワー
月曜3限、水曜4限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
|