シラバス情報

授業科目名
人材戦略論
学年
1年
単位数
2単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
今井 由紀子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
本講義では、企業の戦略達成や競争力維持に不可欠な経営資源である人材(人的資源)のマネジメントの考え方を理解し、環境の変化に対応できる人材マネジメントの在り方について考察できる力を身に付けることを目指す。
授業の概要
前半では、人材マネジメントの諸機能と日本企業における人事制度・人事施策について概説する。後半では、近年の環境変化に応じた諸課題をとりあげつつ、日本的雇用システムの変化についても焦点をあてる。
講義は基本的にパワーポイント資料を使って行う。中間と最後に提出するレポートの内容も踏まえたディスカッションの機会を設ける。
本講義は対面で実施する。授業時に行うアンケートの回答により関心事項や理解度について確認するとともに、出席確認にも活用する。

授業計画
1回
1.戦略的人材マネジメント
人材マネジメントの諸機能、担い手
経営戦略の一環としての人材戦略
経営に影響を与える日本社会の変化
事前学習
テキストの関連部分(P13~32)及び事前に配布する資料を読み予習しておくこと(2h)
事後学習
講義の中で出てきたキーワードについてより詳しく調べたり、学生同士でディスカッションしたりして、理解を深めること(2h)

2回
2.採用、人材育成
ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用
新卒一括採用と中途採用
OJTと0ff-JT
事前学習
テキストの関連部分(P33~80)及び事前に配布する資料を読み予習しておくこと(2h)
事後学習
講義の中で出てきたキーワードについてより詳しく調べたり、学生同士でディスカッションしたりして、理解を深めること(2h)

3回
3.人事異動、キャリア開発
定期人事異動、転勤、出向・転籍
仕事と人のマッチング
キャリア開発による人材価値向上
事前学習
テキストの関連部分(P131~143,150~154)及び事前に配布する資料を読み予習しておくこと(2h)
事後学習
講義の中で出てきたキーワードについてより詳しく調べたり、学生同士でディスカッションしたりして、理解を深めること(2h)

4回
4.報酬 ・インセンティブ
格付け制度(職能資格、職務等級)
給与制度
昇進管理
報酬のマネジメント
事前学習
テキストの関連部分(P105~130)及び事前に配布する資料を読み予習しておくこと(2h)
事後学習
講義の中で出てきたキーワードについてより詳しく調べたり、学生同士でディスカッションしたりして、理解を深めること(2h)

5回
5.人事評価
仕事のプロセスの評価、コンピテンシー
業績評価、目標管理制度
評価の公正性
事前学習
テキストの関連部分(P81~104)及び事前に配布する資料を読み予習しておくこと(2h)
事後学習
講義の中で出てきたキーワードについてより詳しく調べたり、学生同士でディスカッションしたりして、理解を深めること(2h)

6回
6.退職管理、労働時間と働き方
定年制、高齢者雇用
雇用調整
労働時間管理、長時間労働の問題
働き方改革
事前学習
テキストの関連部分(P144~150)及び事前に配布する資料を読み予習しておくこと(2h)
事後学習
講義の中で出てきたキーワードについてより詳しく調べたり、学生同士でディスカッションしたりして、理解を深めること(2h)

7回目
7.労働法
労働基本権、労働基準
安全配慮義務、ハラスメント対策
労働者保護と柔軟性
事前学習
事前に配布する資料を読み予習しておくこと(2h)
事後学習
講義の中で出てきたキーワードについてより詳しく調べたり、学生同士でディスカッションしたりして、理解を深めること(2h)

8回
8.中間の振り返り、ディスカッション
事前学習
自身の中間レポートに関して講義の中で発言・議論できるよう準備しておくこと(2h)
事後学習
講義の中で行われたディスカッションについて振り返り、学生同士で追加のディスカッションをするなどして、理解を深めること(2h)

9回
9.雇用形態の多様化、ダイバーシティ推進
正社員とは
人材ポートフォリオ
属性の多様化、価値観の多様化
経営のグローバル化
事前学習
テキストの関連部分(P179~200)及び事前に配布する資料を読み予習しておくこと(2h)
事後学習
講義の中で出てきたキーワードについてより詳しく調べたり、学生同士でディスカッションしたりして、理解を深めること(2h)

10回
10.福利厚生、組織開発
社会保険、休暇・休業制度
法定外福利厚生
働きやすさ、働きがい
事前学習
テキストの関連部分(P155~178)及び事前に配布する資料を読み予習しておくこと(2h)
事後学習
講義の中で出てきたキーワードについてより詳しく調べたり、学生同士でディスカッションしたりして、理解を深めること(2h)

11回
11.企業統治、CSR
企業の責任
非財務情報の重視、コンプライアンス
経営哲学
事前学習
事前に配布する資料を読み予習しておくこと(2h)
事後学習
講義の中で出てきたキーワードについてより詳しく調べたり、学生同士でディスカッションしたりして、理解を深めること(2h)

12回
12.社会の変化と日本的雇用システムの課題
事前学習
事前に配布する資料を読み予習しておくこと(2h)
事後学習
講義の中で出てきたキーワードについてより詳しく調べたり、学生同士でディスカッションしたりして、理解を深めること(2h)

13回
13.全体のまとめ、ディスカッション
事前学習
自身の最終レポートに関して講義の中で発言・議論できるよう準備しておくこと(2h)
事後学習
講義の中で行われたディスカッションについて振り返り、学生同士で追加のディスカッションをするなどして、理解を深めること(2h)

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
中間レポートと最終レポートの提出を求め、中間レポート30%、最終レポート40%、授業参画度(出席だけではなく発言や質問などによる積極的な学習の度合いを見る)30%の配分で評価を行う。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
中間レポートに対するフィードバックは第8回講義で、最終レポートに対するフィードバックは第13回(最終)講義で行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
人材マネジメント入門(日経文庫)
守島基博
日本経済新聞出版社
978-4-532-11001-7
2004年
参考文献・推薦図書
『新しい人事労務管理 第7版(有斐閣アルマ)』佐藤博樹・藤村博之・八代充史、有斐閣、978-4-641-22227-4、2023年
『経験から学ぶ人的資源管理〔新版〕』上林憲雄・厨子直之・森田雅也、有斐閣、978-4-641-18439-8、2018年
『人事と法の対話 新たな融合を目指して』守島基博・大内伸哉、有斐閣、978-4-641-14452-1、2013年
『全員戦力化 戦略人材不足と組織力開発』守島基博、日本経済新聞出版社、978-4-532-32209-0、2021年
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