シラバス情報

授業科目名
論文演習II
学年
1年
単位数
2単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
于 航
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
本演習は、2年間の研究成果をまとめ、最終的に修士論文を仕上げることを目的とする。具体的には、昨今の社会情勢を鑑み、独自な視点から研究テーマを選び、研究倫理をはじめ学術研究が従うべき規範を守った上で、独創的かつ有用的な研究成果を挙げ、社会発展のための有意義な論文作成に指導・助言を行う。
授業の概要
主な内容及び手順について、下記の通り
1. 年間研究計画を作成し、問題の提起、研究テーマを決定
2. 先行研究の整理、文献調査、データ収集、論文構成の検討
3. 分析フレームワーク・研究方法の検討
4. アンケート・インタビュー調査分析、研究成果中間発表
5. 論文構成の再検討、研究計画の見直し
6. 修士論文の仕上げ
7. 修士論文の提出、審査、口頭発表会、投稿


授業計画
1回
第1回 オリエンテーション 研究者の役割及び修士論文作成について理解する
修士論文の目的・構成・指導計画・執筆計画に関するガイダンスを行い、修士論文の意味と到達目標を理解する。
修士論文の審査プロセスである「論文計画発表会」「論文概要発表会」「最終口述試験」と評価項目(ルーブリック評価)を理解し、到達目標を確認する。


事前学習
・リムボン/著『研究者への道-学術論文の執筆方法に関する一考察』(晃洋書房 2020年)、修士論文作成の準備と心構え
事後学習
リムボン/著『研究者への道-学術論文の執筆方法に関する一考察』(晃洋書房 2020年)とオリエンテーションの内容を踏まえて、論文による社会的影響力と将来予測、研究の価値について深く考える。研究倫理について理解する。



2回
第2回 研究テーマ・研究構想・研究計画を検討する
履修学生のいままでの学習成果、問題意識を確認し、「論文計画発表会」テンプレートに従って、先行研究と事例研究のまとめ方について学ぶ。
事前学習
・三井 宏隆 (著)『レポート・卒論のテーマの決め方』( 慶応義塾大学出版会 2004年) テーマの決め方・絞り方・まとめ方について学ぶ。
・先行研究や事例研究を計画的に行い、「論文計画発表会」テンプレートに従って成果をまとめる。
事後学習
・研究テーマ、仮題を設定する。
・「論文計画発表会」テンプレートに従ってまとめる。

3回
第3回 先行研究・文献調査についてまとめる


事前学習
・Google Scholar(学術情報のサーチエンジン)、CiNii Research(https://cir.nii.ac.jp/ja)、機関リポジトリ(institutional repository、IR)による先行研究の調べ方について学ぶ。
・先行研究と事例研究をよく調べ、その成果を「論文計画発表会」テンプレートに従ってまとめる。
事後学習
・Google Scholar(学術情報のサーチエンジン)、CiNii Research(https://cir.nii.ac.jp/ja)、機関リポジトリ(institutional repository、IR)による先行研究・事例研究を収集・整理・分類・要約する。 

4回
第4回 分析フレームワーク・研究方法を検討する
事前学習
・安岡 寛道『ビジネスフレームワークの教科書 ーアイデア創出・市場分析・企画提案・改善の手法 55』(SBクリエイティブ 2024)主な分析方法について学ぶ。

事後学習
安岡 寛道『ビジネスフレームワークの教科書 ーアイデア創出・市場分析・企画提案・改善の手法 55』(SBクリエイティブ 2024)で紹介されている主な分析方法「PEST+5フォース分析」、「STP+4P分析」、「クロスSWOT分析」を深く理解し、自分の研究で活用することを考案する。




5回
第5回 研究構成、論文の枠組みを検討する

事前学習
株式会社アンド『ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70』(翔泳社、2018年)を参考に、その内容を理解する。

事後学習
株式会社アンド『ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70』(翔泳社、2018年)を参考しながら、調査項目、アンケートなどを具体的に検討する。

6回
第6回 分析フレームワークによる分析の実施と結果推論
事前学習
株式会社アンド『ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70』(翔泳社、2018年)を参考に、いくつかの分析フレームワークを使って分析してみる。
事後学習
株式会社アンド『ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70』(翔泳社、2018年)を読み、分析フレームワークを使った分析と結果推論を改善する。PEST分析・5 Force分析・3C分析・SWOT分析・STP・アンゾフの成長マトリクス・4P分析などの分析フレームワークに基づく分析を行い、結果を推論する。

7回目
第7回 図表作成
事前学習
論文作成に必要とする図表作成の準備をしておく。
事後学習
アンケート調査や、収集したデータを図表に表現できるよう作成する。

8回
第8回 執筆開始 文章まとめ

事前学習
事例研究・先行研究の分析結果を整理し正確に記述する。文献リストを完備させる。
事後学習
研究仮説と先行研究・事例研究の関連性を正確に記述し、分析フレームワークによる分析結果を文章にまとめる。
先行研究・事例研究などの文献リストを整備し、研究仮説を正確に記述する。

9回
第9回 論文作成 
事前学習
先行研究・事例研究・分析フレームワークの結果から、論文の成果や提案に至る論証プロセスを文章として記述し展開する。
事後学習
先行研究・事例研究・分析フレームワークの結果から、論文の成果や提案に至る論証プロセスを文章として記述し展開する。
論文の推敲と添削を行う。論文の推敲と添削の結果で明らかになった問題や課題を至急に改善する。

10回
第10回 論文修正
事前学習
論文の推敲と添削の結果で明らかになった問題や課題を至急に改善する。
事後学習
先行研究・事例研究・分析フレームワークの結果から、論文の成果や提案に至る論証プロセスを改善する。
論文の推敲と添削を行う。論文の推敲と添削の結果で明らかになった問題や課題を至急に改善する。

11回
第11回 論文の提出 
事前学習
問題提起、仮説、研究方法の論証プロセスを踏まえて、論文計画発表会に提出する文章を作成する。
事後学習
・問題提起、仮説、研究方法の論証プロセスを明確にする。
・論文計画発表会に提出する文章を推敲し添削する。

12回
第12回 論文口頭発表会の準備
事前学習
「論文計画発表会」の準備。
口頭発表に備えプレゼンテーション資料を作成する。
論証プロセスと結論を確認し、口頭発表に備えプレゼンテーション資料を添削する。
事後学習
論証プロセスと結論を確認し、発表資料を準備し発表の練習を行う。

13回
第13回 審査結果に基づく改善と修正


事前学習
「論文計画発表会」の審査結果に基づき、修正すべき内容と方向性を考えて文章でまとめる。
事後学習
「論文計画発表会」の審査結果に基づき修正すべき項目を確認し、事例研究・先行研究を追加するとともに、論文の分析と論証プロセスを改善する。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
「論文計画発表会」の主査と副査のルーブリック評価によって評価する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
修士論文を完成し「最終口述試験・論文審査」に合格できるように、修士論文・プレゼンテーション資料などを添削しフィードバックする。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
参考文献・推薦図書
リムボン/著『研究者への道-学術論文の執筆方法に関する一考察』(晃洋書房 2020年)
三井 宏隆 (著)『レポート・卒論のテーマの決め方』( 慶応義塾大学出版会 2004年)
株式会社アンド『ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70』(翔泳社、2018年)
安岡 寛道『ビジネスフレームワークの教科書 ーアイデア創出・市場分析・企画提案・改善の手法 55』(SBクリエイティブ 2024)
研究室
東金キャンパス  A棟417研究室   
オフィスアワー
紀尾井町キャンパス 月曜日Ⅲ限・Ⅳ限 
S1学期/木曜日3時限・4時限
S2学期/木曜日1時限・2時限    
F1学期/木曜日3時限・4時限  
F2学期/木曜日3時限・4時限

※上記以外でも対応できる日時はありますので、yuhang@jiu.ac.jpまで事前に連絡ください。
科目ナンバリング
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