The Precursors of the Yellow Peril Theories: Mikhail Bakunin and Charles Pearson
本論文は、非西欧地域の近代化論として黄禍論をとらえ、その祖として、ロシアのアナキスト、ミハイル・バクーニンと英国の文明論者チャールズ・ピアソンを取り上げて、それぞれの理論を比較分析するとともに、それらが後世に与えた影響を解明した。バクーニンの論では、日本の潜在能力が高く評価されていること、ピアソンの議論はラフカディオ・ハーンなどにも大きな影響を与えたことなどを明らかにした。PP.257~292
国際大学アジア発展研究所英文紀要『RIAD Bulletin』No. 3