世紀の終りと「黄禍」の誕生――カイザーとその寓意画、および三国干渉
ドイツ皇帝ヴィルヘルム二世の寓意画と「黄禍」論の関係、「黄禍」論を世界に広めるに当ってのヴィルヘルム二世の役割、「黄禍」論が三国干渉に果たした役割が過大評価される傾向があったことなどを、実証的に明らかにした。「黄禍」論をめぐる従来の通説を批判し、その役割を歴史的文脈から検討した。PP.1~23
学校法人城西大学『国際文化研究所紀要』第3号