アラスカ・グィッチン社会における研究の概要
平成30年度北極域研究共同推進拠点・共同研究「北極域における人新世の生業システム」および「"先住民主体の気候変動適応に資する地域研究ワークショップ"の開催」による合同研究集会「北極域の生業と気候変動」
報告者が1994年より現在まで継続的に実施しているアラスカ先住民グィッチン社会における調査研究の生活について、1.狩猟文化と石油開発反対運動、2.当該先住民集団が参加したユーコン川沿岸の先住民社会の連携による環境改善運動、3.食物分配と、アイデンティティ、ポトラッチ(贈与儀礼)の変遷との関連、4、非行少年支援における伝統的メンター教育の活用の可能性、という4つのトピックに整理して発表した。