大腸菌ポリアミン要求株MA261はポリアミン欠乏下培養すると30S亜粒子の活性が低下していた。このin vivoの実験結果がin vitroでも再現できるかどうか検討した。30Sの部分再構成、完全再構成ともにメチル化欠損の16S rRNAからの再構成の方がポリアミンにより促進をうけた。14C-labeled split proteins を用いて再構成を行い、30S上の蛋白質を分析すると、S1、S2、S3、S9の蛋白質の23S core亜粒子へのアッセンブリーが促進を受けていた。メチル化欠損16S rRNAの再構成速度は通常の16S rRNAのほぼ40%で、ポリアミンの添加により60%となった。
(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)