Academic Thesis

Basic information

Name Michiyoshi Nukaga
Belonging department
Occupation name
researchmap researcher code
researchmap agency

Title

β-ラクタマーゼの構造から考える耐性獲得機構 オキシイミノ系およびカルバペネム系 β -ラクタム剤を中心に

Bibliography Type

Sole Author

Author

 

OwnerRoles

 

Summary

活性中心にセリンをもつクラスAおよびクラスC ―ラクタマーゼは,全体構造および活性中心構造
に類似性があるものの,脱アシル化の機構に大きな違いが存在する。すなわち,クラスA ―ラクタマーゼは活性中心ポケットの底から,上に打ち上げるようにアシル基カルボニル炭素を求核攻撃するのに対 し,クラスCは溶媒側,つまり上方向から活性中心ポケット内に落ちてくるように求核攻撃を行う。ま た,β ―ラクタム系薬が臨床的に利用されるようになって以来,新規 ―ラクタム系薬が開発され,耐性菌が出現することが繰り返されている。その典型的な例が第三世代セファロスポリン系薬を主な標的とし た基質特異性拡張型 β―ラクタマーゼ(ESBL)やカルバペネム系薬を加水分解するカルバペネマーゼの 出現である。本総説では,脱アシル化水に注目して,オキシイミノ系薬とカルバペネム系薬がなぜ,ク ラスA,C β ―ラクタマーゼに対して安定なのか,その一方で,ESBLやカルバペネマーゼはなぜ分解活
性を獲得したのかをX線結晶構造解析の結果より,検討していく。

Magazine(name)

日本化学療法学会雑誌 Vol.61, No.6, P479-491

Publisher

 

Volume

 

Number Of Pages

 

StartingPage

 

EndingPage

 

Date of Issue

2013/11

Referee

 

Invited

 

Language

 

Thesis Type

 

International Journal

 

International Collaboration

 

ISSN

 

eISSN

 

DOI

 

NAID

 

Cinii Books Id

 

PMID

 

PMCID

 

URL

Format

 

Download

 

J-GLOBAL ID

 

arXiv ID

 

ORCID Put Code

 

DBLP ID

 

Subject1

 

Subject2

 

Subject3

 

Major Achivement