進化医学の視点から考えるヒトの疾患メカニズム:円口類の乳酸脱水素酵素アイソザイム・心臓組織・ヌタの知見
第23回マリンバイオテクノロジー学会大会
疾患を進化の視点から考える分野に進化医学がある。我々は進化医学をさらに遺伝子にしぼり、遺伝子の分子進化から疾患を考える分子進化医学を提唱した。今回、円口類を用いた3つの研究を行った。1つ目は、3種の心臓中の乳酸脱水素酵素(LD)アイソザイムの分析である。2つ目は、ヤツメウナギの心臓組織の分析である。3つ目は、ヌタウナギ科ヌタの構造変化と保湿効果・抗菌作用の関係である。