蛋白質合成におけるD-アミノ酸の取り込みの検出
北海道大学
D-アミノ酸の導入の有無を検出する際に直接タンパク質の合成で検討した場合、タンパク質のアミノ酸配列には通常20種類のアミノ酸が複数回使われているため、完全長の蛋白質を得るためにはその全ての箇所にD-アミノ酸が導入されなければならず、通常の方法では検出が極めて困難になる。そこで、例えばMTNHVFERK、MSQYIADRK、MGPCWMLRKの組み合わせのような20種類のアミノ酸が1つずつ含まれるペプチドのセットを設計し、20種類のアミノ酸に対し、それぞれD-アミノ酸が取り込まれうるか検討した。