キラル誘導化試薬FICAの合成とその1H及び19F NMRを利用する絶対配置決定法
第31回フッ素化学討論会(弘前)
すでに、indeneを原料としたFICAメチルエステルの合成法は報告している。今回、ベンゼン環上に置換基を導入したFICA誘導体の合成へと発展させることを目的としてFICAの改良合成法の検討を行った。出発原料として種々の誘導体の市販されている1-indanoneを用いた。さらに、FICAエステル類のΔδH値とΔδF値についても報告した。