側鎖にスピロ環を持つビタミンD誘導体の合成とガン細胞増殖阻止活性の検討
日本薬学会第124年会(大阪)
キダチアロエの主成分であるaloeninの4’位のみをアルキル化し脂溶性を高めると一定範囲の脂溶性と細胞毒性活性の間に強い相関が見られた。1,8-dialkylaloeemodin誘導体に於いては、脂溶性と細胞毒性活性間に相関は見られなかった。さらに、aloeemodin誘導体には細胞選択性が強く認められた。特に1,8-dihexylaloeemodinはHCT116に9.7μM のIC50を示したがHepG2に100μMの濃度においても活性を示さなかった。