フィジカルアセスメントへ指こすり・指タップ音検査導入のための妥当性の検討
日本看護学教育学会 第27回学術集会
看護教育におけるフィジカルアセスメントとして指こすり音・タップ音検査を導入するために妥当性の検討を行った。軽度難聴以上群では正常群よりもすべての条件での指こすり音,30cm,60cm条件のタップ音を認識しにくく,中等度難聴以上群では軽度難聴以下群よりも5cm,30cmの指こすり音,30cmのタップ音を認識しにくいことが示された。指こすり音・タップ音は高齢者に対する高精度の聴覚スクリーニング検査として妥当であり,聴覚機能のフィジカルアセスメントとして導入が可能であることが示唆された。