香港における日本ブランド広告戦略の異変
日本企業が海外事業展開を行う際、文化や生活習慣の異なる国で成功を収めるにはマーケティング戦略の重要度は非常に高い。提供する商品・サービスを現地市場向けに適合・調整を図る事は当然として、パッケージや広告などのコミュニケーション戦略が鍵を握る。従来までは、日本版の広告を基本にしながら、現地の言葉で魅力的なコピーを創造してゆく、いわゆるアダプテーションが典型的なプロセスであったが、訪日外個人旅行者の急増と越境EC等で、現地広告に大きな変化が見られた。香港の現地取材を基にしたレポートである。
日本販売促進学会・学会報(SPAN通信)