カジノ・モノカルチャーと労働力不足のもたらす歪み
塩出浩和
2011年11月からマカオでは、問題のあるギャンブラーに対するカジノ入場禁止措置が採用されている。しかし、この規則の利用実態を調べると、事故申請は毎年300人前後あるが、家族など第三者申請は50人前後と少ない。特別行政区政府歳入に占めるカジノからの税収の割合は20パーセント代から80パーセント代までと幅があり、カジノ税収に依存することは財政の脆弱性を高めることがわかった。
東亜
霞山会
第685号
0387-3862