EUの構造問題~格差と失業~
日本FP協会「調査研究レポート」No.83ギリシャ問題で露呈されたEUの構造的な問題点を取り上げ、EUを理解する視点について解説したレポート。失業の悪化、得に若年層の失業率の上昇は、国内、域内に各方面での軋轢を生み、経済社会の連帯の崩壊につながる。EUが深化と拡大する中で、域内の経済格差収斂はEUの求心力維持のためにも重要であり、今後は財政移転につながる地域政策の必要性が増すことを指摘した。